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日本中のセレブが憧れる超高級住宅地ブランドタウン「田園調布」が実際どんな所なのか歩いてみた 

田園調布。その名前を聞いただけで、日本中の人々が「高級住宅街」だと認識する街。そのネームバリューだけが異常に膨れ上がった街の存在を、東京DEEP案内は見逃すはずもないだろう。なんぼのもんじゃ!

その田園調布が、ネットカフェ難民でお馴染みの貧民ドヤ街「蒲田」と同じ大田区にあるという。もちろん場所は蒲田の生活圏とは程遠い、東急東横線沿いのエリアだ。

すこぶる都市景観に配慮しまくった田園調布駅は、駅周辺だけが地下に埋まっており、東横線と目黒線が走っている。さらに隣の自由が丘駅からは大井町線、多摩川駅からは多摩川線へと乗り換えが可能。自称おハイソ路線「東急沿線」のコアな位置にある。

現在の東急田園調布駅の西側に隣接する旧駅舎を模した建物は、1990年の東横線複々線化による改良工事に伴って廃止、解体されたが、地元住民の要望で復元されたものが置かれている。(→詳細

その旧駅舎を中心に広場があり、そこから放射状に街路が伸びている。これが日本を代表する高級住宅街の座を譲らぬ「田園調布」の姿である。

なぜか広場にはケンタッキーフライドチキンとウェンディーズバーガーが仲良く両側に存在しているのだが、同じファーストフードでも洋物かぶれならば許されるのか。さすがに外観は地域性を踏まえて高級っぽく見せている。

当たり前だが松屋とか吉野家とかはありませんから。

広場の正面には田園調布の由来が書かれた石盤がデデーンと置かれているので一目は見てみよう。

田園調布の元となった田園都市構想が作られたのは大正7年のこと。

その生みの親は、日本資本主義の父、渋沢栄一である。

大正初期に欧米を視察した渋沢が欧米式の田園都市を見て「欧米カッコ良すぎ!日本にも田園都市を作ろうぜ」と言ったかどうか知らないが、となるとまるまる1世紀ごしの歴史を持つ高級住宅街ということである。そんじょそこらの出来合いのニュータウンとは格が違うぞというわけだ。

象徴的な高級住宅街は駅西口に広がっているだけだが、街並みは自治会にあたる「財団法人田園調布会」によって厳しいルールが設けられている。銀行ですらこんな地味な看板一つだけしか許されていない。ましてやサラ金やパチンコ屋なんかあるはずもない。同じ大田区でも蒲田とは月とスッポンである。

さすがに田園調布というだけあって街を歩けばわかるがホワイトハウスの真似みたいな豪邸が並んでいたりとなかなか凄い。金のあるところにはちゃんとあるんだなあとしみじみ。そんなでかい家に住んで管理が大変じゃねえかとしか思わないのだが。

象徴的な扇形の街路の外側にもまだまだ高級住宅街が広がっている。田園調布に住む有名人には、石原慎太郎都知事や長嶋茂雄監督、民主党党首の鳩山由紀夫氏など住んでいる人々も半端ではなくVIPである。

しかしなぜかそこには某グッドウィル会長(大田区糀谷生まれ)まで住んでいたそうだ。奴隷斡旋業で「田園調布に家が建つ」という珍事だが悪銭身につかずでグッドウィル辞任後は家を担保に掛けられて追い出され、米国に移住。

ともかく人間、金を持ちすぎると色んな意味で狂ってしまう。本当にろくなことにならない。ガレージには謎の西洋甲冑!本当に金持ちの考える事はよくわからん。

田園調布の西側に行くと、多摩川に沿って走る「国分寺崖線」の急坂が現れる。写真だと実感が沸きにくいがまるでジェットコースターのような車道である。下町エリアのようにチャリンコ一つでは太刀打ちできぬ。自家用車のあるセレブにしか住めない。

だがそんな別世界の高級住宅地エリアも程なく終焉する。その急坂の先には多摩川の河川敷と武蔵小杉駅前の超高層マンション群が見える。

一体こんな急坂、雪でも降ったらどないすんねん、というくらいの勢いである。間違いなく自家用車での登坂は危険を伴うが一方通行指示すらない。

異常な坂道と思ったら傾斜角22度という半端ない坂道だった。いくら田園調布に住んでいるセレブでもひょんなきっかけで人生下り坂にだってなるさ。

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東京DEEP案内の管理人です。2008年の開設以来、首都圏一都三県の街歩き情報を淡々と記録し続けております。いわゆる日陰者的物件、観光地にもならない場所、ちょっとアレな地域を見物・考察する事を趣味としております。2017年6月15日、単行本「『東京DEEP案内』が選ぶ 首都圏住みたくない街」(駒草出版)を発売。
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