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新ドヤ街と呼ばれる「蒲田」のホームレスだらけの風景をご覧下さい

最近では生活弱者に対する政策であーだこーだ論争が巻き起こっておるわけですが、子ども手当にしても官製派遣村にしてもひたすら単純なバラマキ政策ばかりで何一つ根本的治療にはなっていません。もはや政治とも呼べるレベルではないです。そんな愚痴はどうでもいいのだが、東京でホームレスやネットカフェ難民やらがアツイのは今や山谷などではなく、やっぱり蒲田なのだ。

大田区 蒲田

久しぶりに蒲田駅前を訪れた。この街は東京で最もネットカフェ難民が集まる街としてすっかり名が知れ渡っている。駅前広場に出るといつも暇そうなホームレスのオッサンや、看板持ちの仕事で立ちっぱなしのオッサンやらがいる。看板に書かれているのは大抵「カードでお金」。相変わらずどうしようもない貧民窟だ。

大田区 蒲田

この看板持ちの仕事は、ダンボールや空き缶回収などと並んでホームレスの貴重な収入源の一つとなっている。東京では1日6時間で4000円程度だという。収入が不安定な廃品回収よりはマシかも知れない。しかし東京のメジャーな街ではたいがい見かけるビッグイシューの販売員は、不思議と蒲田の街では殆ど見かけた事がない。何故だろう。

大田区 蒲田

力強くそそり立つ銅像に反して力なく座り込むホームレス。日常的な光景となると誰も気に留めることもなかろう。直ぐ目の前に見える現実なのに誰も見ようとしない、ある意味彼らは究極の「無縁社会」を生きている。

大田区 蒲田

行き場のないホームレスを横目に東口駅前広場のモニュメントだけが嫌味ったらしく派手でテンションが高い。

大田区 蒲田

嫌味なモニュメントのタイトルを見ると「上昇気流」とある。これまた街のどうしようもなくダウナーな雰囲気とは真逆で、皮肉かよとすら思える。

「無限なる上昇の軌跡」「躍動するエネルギーの渦」「出会いに満ちた人々の輪」そのフレーズ全てが、蒲田の街や訪れるホームレスやネットカフェ難民の存在とは程遠い。駅の周囲にあるのはネットカフェ、サラ金、パチンコ屋、風俗店。街の雰囲気からして明らかに浮きまくっている。

大田区 蒲田

商店街の道端を塞ぐように寝転ぶホームレスのおっさん。生きる希望すら湧かないとばかりに投げやりな姿で眠りこけていて、いよいよ末期的だ。こういう光景が割とナチュラルに見られる蒲田という街は、西成とかとそんなに変わらない気がする。

大田区 蒲田

寒い冬場では夜の野宿は死の危険と隣合わせになる。それゆえ暖を求めて日中、街中の日当たりの良い場所に出て眠りこけるホームレスの姿も多い。まるで餌が無くなって山から降りてきた熊のような生態だ。

大田区 蒲田

今度は蒲田駅西口に出てみた。東急線蒲田駅や立派な駅ビルがそそり立つ人通りの多い駅前広場、そこにもやはり「カードでお金」の看板を持つオッサンが居る。

大田区 蒲田

西口駅前にそびえるDQNの殿堂ドンキホーテの前にも看板持ちのオッサンが二連チャンで立っております。看板持ち人口は池袋と並んで都内最大級ではなかろうか。

大田区 蒲田

夕暮れ時になるとサンライズモール商店街の入口に大量のダンボール箱が置かれる。商店街の店がこれ見よがしにホームレスにプレゼントするかの如く。

大田区 蒲田

西口広場も、ホームレスが年がら年中居座るものだから一般人が近寄らない程の状態になっているが、よく見ればホームレス同士が仲睦まじく語り合っていたり、人間臭さを垣間見る事もできる。総じて彼らは言葉やコミュニケーションがぎこちない事が多い。ホームレスになってしまう人はそもそも孤立しやすい性質がある。

大田区 蒲田

隣では仲良く並んでお昼寝タイム。真冬の寒い時にはいくら重ね着をしていても寒さが身に染みる。大量に置かれたワンカップ酒は命の源。これがないとろくに眠る事もままならないのだろう。

なぜこんなに蒲田にホームレスが多いのかというと、すぐそばにホームレスの一大集落が形成された多摩川に程近いというのもあるし、蒲田駅前のネットカフェ難民向けインフラの充実ぶり、それにホームレスの数少ない収入源である廃品回収業が豊富にある事などが考えられる。大勢の人々が行き交う中で繰り広げられるホームレス達のサバイバルは今日も東京の外れ、蒲田の地で繰り広げられている。


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東京DEEP案内の管理人です。2008年の開設以来、首都圏一都三県の街歩き情報を淡々と記録し続けております。いわゆる日陰者的物件、観光地にもならない場所、ちょっとアレな地域を見物・考察する事を趣味としております。2017年6月15日、単行本「『東京DEEP案内』が選ぶ 首都圏住みたくない街」(駒草出版)を発売。
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