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日本中のセレブが憧れる超高級住宅地ブランドタウン「田園調布」が実際どんな所なのか歩いてみた 

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田園調布と一言で言っても、住所は大田区田園調布1~5丁目、田園調布本町、田園調布南、世田谷区玉川田園調布と非常に広範囲だ。その中でもガチな超高級住宅街は田園調布三丁目の田園調布駅西側一帯の扇状の区画に限られ、そこだけは「本・田園調布」と区別されているそうな。

大田区田園調布でも東急線の東側にある一丁目と二丁目は「準・田園調布」と呼ばれ、明らかにワンランク下の扱いを受けている。

準・田園調布へのアプローチ、東急田園調布駅東口から伸びる商店街を歩く。こちら側にはマクドナルドや不動産屋のエイブルなど、俗っぽさ溢れるチェーン店が普通に建っていて、拍子抜けする程普通の街並みだ。

しかしあくまでサブ的な扱いの商店街なのだろうか、駅前商店街とは思えない活気のなさを見せているのが意外なところだ。この辺の住民が買い物しに行くのはもっぱら自由ヶ丘や渋谷だ。この殺風景な商店街に田園調布の裏側を早くも垣間見た気がした。

そういう微妙な土地だからかも知れないが、意外にも田園調布には貧乏人にも住めそうな風呂なしアパートが仲介されている事が多い。駅徒歩5分で4万円台。本当に田園調布住みでその家賃なのか。ビックリ。

駅東口の商店街を過ぎると、そのまま福徳商店街へと続く。田園調布最古の商店街と言われているが、潰れかけの個人商店が並ぶだけの寂しい商店街だ。田園調布住みの有閑マダム達が決して地元に還元している訳ではないということか。

しかし道すがら、やたらメルヘンチックで怪しい「サンリオストロベリーハウス」の建物が現れるので思わずのけぞってしまいそうになった。巨大なイチゴ型の店の中には子供向けのサンリオキャラクターグッズが売られている。田園調布住みの子持ちマダム御用達といったところか。

これが建ったのが1983年というから相当長い。イチゴの建物もシミだらけでややホラーがかっている。

イチゴの館や福徳商店街を抜けると「準・田園調布」の住宅地が広がっている。確かに東急線西側の本・田園調布と比べるとどこか建物も一回り小さくて地味な感じがする。…と思ったらただの廃屋だった。

しかも廃屋となった民家の土塀が内側の観葉樹の成長で今にも倒されようとしているのだ。これはヤバイ。一体この家は何年間放置され続けているのか。

完全に緑で覆われた廃屋。言い方を変えれば「緑化住宅」でもある。今どきの時代にマッチしていてエコだよね。ある意味。

さらに先へ進むと、玄関先に立入禁止の黄色テープが貼られているよく分からないトラブル物件も存在する。「準・田園調布」だけあって家のクオリティも微妙だよな。

当たり前だが他の9割5分の家は普通の民家か少し豪邸かな?と思える程の一軒家がメインである。

だが、こんな場所に東京都知事石原慎太郎氏の私邸があったとは意外である。豪邸とは言っても「準・田園調布」らしくやや地味な作りをしていて、やはり要人と言う事もあるので玄関先にいつも警察が待機している。

準・田園調布からは環八通りを跨げば、本当にただの住宅街となってしまう。住所は世田谷区東玉川。高級住宅ゾーンが終了し、普通の貧乏臭いアパートが広がる光景となる。ここまで来ると田園調布駅よりは池上線の雪が谷大塚駅の方が近くなる。

街並みが普通に戻ったと思いきや容赦なく現れる政党や探偵社AGなどのポスター群。ここから下町です、とアピールしているようなものである。


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東京DEEP案内の管理人です。2008年の開設以来、首都圏一都三県の街歩き情報を淡々と記録し続けております。いわゆる日陰者的物件、観光地にもならない場所、ちょっとアレな地域を見物・考察する事を趣味としております。2017年6月15日、単行本「『東京DEEP案内』が選ぶ 首都圏住みたくない街」(駒草出版)を発売。
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