【オシャレな横浜完全崩壊】「横浜駅西口」のDQN仕様繁華街が酷い

横浜市西区

何かと上品なイメージで語られる事が多い「横浜」の存在だが、ごく一部のみなとみらい辺りを除けば大部分は山だらけの郊外のド田舎でしかなく実際にそこで暮らしている住民にとって、その現実は他所から見たイメージとは乖離している。まさにそういった横浜の田舎臭い現実を突きつけられる実にイモ臭い風景を拝む事ができる場所が横浜駅近くにある。

それが横浜駅西口、正確には「みなみ西口」「相鉄口」と呼ばれる駅前に広がる繁華街である。目の前にあるのは相模鉄道横浜駅の改札口で、その上は相鉄グループの商業施設「相鉄ジョイナス」がある。

横浜駅を起点とする相鉄線は首都圏唯一、東京都心を走らない独立系私鉄であり、横浜駅からさらに郊外の二俣川、大和、海老名、湘南台へと伸びる。同じ神奈川でも、埼玉や足立に引けを取らないDQNの巣窟で人外魔境とも言われる相模地方から横浜に出る為の通勤の足だ。

相鉄口からまっすぐ伸びるメインストリートは、いまや横浜市最大の繁華街だ。元々横浜の中心だった伊勢佐木町が衰退する一方で、この駅前の繁華街はいつ来ても人だかりが絶える事はない。ビブレ、東急ハンズといった施設があり、飲食店が立ち並ぶ一方、やけにギラギラしているパチンコ屋の数々、そして裏通りには風俗店が軒を連ねる。

繁華街の真ん中に薄汚い川が流れている。そこは帷子川下流の運河「幸川」(※行政が置いた看板が長年「新田間川」と誤記していたが、正しくは幸川)で、南幸橋が架かっている。メインストリートとして橋の上を多くの人が行き来する。その雰囲気は港町ヨコハマというよりは、むしろ大阪の道頓堀に近い。夜になるとパチンコ屋とサラ金のネオンが眩しい。

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繁華街を東西に分けるドブ川…もとい幸川沿いには夜ともなると道路上にバラックの屋台がずらりと並ぶ。雰囲気から見て分かるが不法占拠で違法に営業している店だという。長年黙認されているという所も実に道頓堀臭くて素晴らしい。(2016年撤去)

繁華街の一部は幸川よりも水位が低いので、このような注意書きの看板がある。台風などによる高潮がやってきた時にドブ川が氾濫して繁華街自体が水没してしまうというどうしようもない場所なのである。

南幸橋から向こうにはドンキホーテの大きな店舗があり、そこを周辺に凄まじくDQN密集地と化している。夜ともなると家出少女かヤンキーしか居ない。時折パフォーマンス目的のヤン車がやってきて我が物顔で振舞う事もある。この付近のカオスっぷりはある意味渋谷センター街を余裕で追い抜いている。

南幸橋近くには昔懐かし「にっかつ」のネオンサインが入った怪しげなビルがある。さらに上の階はテレクラリンリンハウスだ。容赦ない。

今どき「日活」と聞いてロマンポルノと答えられるのは中年以降のガチなオッサンくらいのもんだろう。言うまでもなく成人映画館の生き残り。

横浜西口は昭和のカオスが健在なのである。

新田間川の手前南側の「西口五番街」の一帯はまるで戦後のドサクサのようなバラックビルが乱立していて、居酒屋などに混じって風俗店や出会いカフェなど怪しい店ばかりがひしめいている。

そして、大部分は改装されてオシャレになったはずの相鉄ジョイナスビルも西口五番街に面した部分だけは相変わらず昔のままの胡散臭い姿を晒している。古臭いビルの内部に入り、ゲームセンターの脇を通り抜けると、その奥にはオッサンの溜まり場「中華一 龍王」などもあり雰囲気が西成のそれに近くなってくる。

見事にババ服ばかりを取り揃えたおしゃれ婦人服屋の存在も見逃せないが、それ以上にヤバイのが隣にある店。

自販機が店の中に押し込められていたり、エロ本が雑然と並べられていたり、一見すると何屋か分からない「松弥フルーツ」。その名の通りあくまで本業は果物屋なはずなのだが雰囲気がただものではない。

店の入口付近には両側にびっしりと自販機が並べられている。しかも100円で買える良心的な店なのである。が、それよりも気になるのが店の奥で立ち読みしている人達の客層。見事にオッサンばかりだ。

自販機と雑誌の陳列棚が並ぶ店の正面には大きく「趣味」とだけ書かれた貼り紙もあってますます意味不明。そして店の名前にあるはずの「フルーツ」の姿はどこにもない。

そして何よりも凄いのが店に並べられたエロ本の種類の豊富さなのである。果物屋だったはずなのにどうしてこうなったのか。横浜西口繁華街に集まるエロの瘴気にやられてしまったのか。しかしこれが大都会横浜の玄関口かよ。凄いな。


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