まだ日本社会が“資本主義vs社会主義”で両者拮抗していた70年代、政権は自由民主党と日本社会党の二大体制、世の中は東西陣営の間で激しく繰り広げられていたベトナム戦争の長期化に疲弊し、学生は反戦運動に駆り出され、成田空港の建設に反対する農民とその背後で暗躍していた過激派による泥沼の“三里塚闘争”が記憶に残る。
この時代に日本社会でじわじわと増えていったのが「コミューン」と呼ばれる生活者の集団。同じ思想に共感した複数の家族が同じ土地で一つ屋根の下で暮らし財産を共有する。生計を立てるための職業は大抵は農業を主体としており、無農薬・有機栽培にこだわったり、まあそんなイメージである。
既に21世紀の日本において一見絶滅した存在になりかけている、そのような「コミューン」が首都圏に現存しているという話を聞いて、我々がやってきたのが埼玉県入間郡毛呂山町。東武越生線武州長瀬駅前である。ここ、以前にも駅前に古びたニュータウンがあってヤベエという話題でもお伝えした場所だが、今回はこの駅から徒歩で30分ほど離れたとある一画を訪ねる。
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東京DEEP案内の管理人です。2008年の開設以来、首都圏一都三県の街歩き情報を淡々と記録し続けております。いわゆる日陰者的物件、観光地にもならない場所、ちょっとアレな地域を見物・考察する事を趣味としております。2017年6月15日、単行本「『東京DEEP案内』が選ぶ 首都圏住みたくない街」(駒草出版)を発売。

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