2014年3月に埼玉県朝霞市で起きた女子中学生誘拐事件は2年以上もの空白の期間を経て、突然誘拐された女子中学生本人からの実家への電話によって急展開を迎え、犯人である千葉大工学部所属、大阪府池田市出身の23歳の大学生が逃亡後自殺未遂、その後の逮捕という結末に至った。
そんな犯人と女子中学生との2年にもわたる監禁生活の殆どは千葉大学近くの千葉市稲毛区にあるアパートの一室で繰り広げられていたのだが、犯人は新宿区にある消防設備関連企業への就職が内定し、その為に今年2月に住まいを中野区東中野にあるマンションへ移し、4月から社会人として、拉致監禁犯の素顔を誰にも見せぬまま、新天地での暮らしを始めようとしていた。