総武線クオリティ「新小岩」 ルミエール商店街

先日、総武線の新小岩駅に立ち寄るきっかけがあり、少々街をうろついてみることにした。
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JR新小岩駅は総武線の各駅停車だけでなく快速電車も止まる駅で利用者も多く、駅前はかなり栄えている。東京駅から総武線快速、秋葉原駅から各駅停車、どちらでも15分以内で着く。
ベッドタウンというより古い下町地帯で、所々目新しいマンションが見える以外は低層住宅が目立ち、繁華街はおしなべて下町テイスト。


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駅南口のロータリーは手狭な印象があるが、ひっきりなしに路線バスが乗り入れていてかなりごちゃごちゃしている。周辺のビルにはパチンコ屋に居酒屋、漫画喫茶に風俗店と、完全にオッサン仕様となっていて笑える。これが総武線クオリティ。
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そんな新小岩のメインストリートがアーケードつきの立派なルミエール商店街である。道行く人々もスーツ姿のサラリーマンより、労務者風のオッサンが多い。東京の下町に来たというよりは、関西の下町に来たかのような錯覚に陥ってしまう。
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ルミエール商店街は葛飾区と江戸川区に跨り、全長450メートル程ある、結構な規模のアーケード商店街である。駅に近い場所はチェーン店が立ち並んでいていかにもな繁華街だが、奥に進むにつれて微妙な雰囲気に変わっていく。
東京の東側にありがちな、微妙な中華料理屋、微妙な韓国料理屋なんかがちらほら現れ始める。道行く人の姿も、外国人っぽい人が心なしか多い。
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そのうち、廃業して何年経ってんだと思うような洋品店の店舗が現れたりする。看板の古さに店の歴史を感じるが、ほったらかされたまま、別の店が入る気配もない。
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戦後から全く店構えが変わっていなさそうな古い自転車屋の建物も、わりと近代的なアーケードと調和して、街並みを個性付けている。
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どう見ても某有名コンビニエンスストアのデザインをインスパイヤ(笑)したような素晴らしい酒屋さんもあったりして、店がいちいち個性的。全体的に激安惣菜屋や食料品店が充実していて、貧民には非常に優しい街になっている。
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商店街のアーケードが途切れる辺りまで来ると、いつの間にか住所が葛飾区新小岩から江戸川区松島に変わってしまう。
そこにリサイクル古着店が2軒並んでいるのが見える。ルミエール商店街は貧民の味方。よく見てみると客の半分くらいが外国人らしきオバチャンばかりで、値札はだいたい1着100円とか300円とか500円である。
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ルミエール商店街をはじめ、新小岩界隈にはリサイクルショップが多く非常に心強い。服や家電なんかにいちいち金掛けてられんものな。千葉じゃなくてどうしても都内に住みたいというわがままな貧民にとってはお勧めできる街だ。周辺にはボロアパートも充実している。
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リサイクル古着屋の向かいは韓国料理店。ビョルク新聞などハングル情報誌が傍らに置かれている所を見ると、この界隈もじわじわコリアタウン化している事が窺える。
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一旦アーケード街を抜ける事になるが、この先も商店街がまだまだ続いている。なかなか勢いのある街だ。
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古くから営業している肉屋や八百屋がある一方で、貧民大歓喜のディスカウントショップも揃っていて買い物便利。
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それだけではなく中国人系の店舗も何の気なしに建っている。新小岩界隈(特に江戸川区側)は中国人住民が多く、23区別の中国人人口では新宿区や豊島区でなく江戸川区がナンバーワン。
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この付近を歩いていると確かに中国語をしゃべってる人が多いし、挙句の果てには廃品回収の軽トラックのオッサンまで中国語訛りの変な日本語をスピーカーで流しているし、色々とカオスな事になっている。
あと、ルミエール商店街の南側一帯、江戸川区松島三丁目はかつて赤線地帯だった場所で、現在もその名残りがわずかに見られる。この事については後で改めてレポートする。

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東京DEEP案内の管理人です。2008年の開設以来、首都圏一都三県の街歩き情報を淡々と記録し続けております。いわゆる日陰者的物件、観光地にもならない場所、ちょっとアレな地域を見物・考察する事を趣味としております。2017年6月15日、単行本「『東京DEEP案内』が選ぶ 首都圏住みたくない街」(駒草出版)を発売。
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