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祝・東京五輪開催決定!東京DEEP案内厳選国際的スポット!

東京五輪

どうせマドリードでしょ?くらいにしか思っていなかったのに、まさか我々取材班も想像だにしていなかった「2020年東京五輪開催決定」の一報。ともかく五輪開催が決まってしまったからには日本国民の端くれとしてこの決定を祝したい。そして肝心の五輪イヤーは今から7年も先という気の遠いようで、近い将来のような話だ。思えば当サイトが開設されたのは2008年初旬で足掛け5年半、あと半分ちょい過ごせば2020年だったりして、毎年自分の歳を取るスピードも早く感じられますねえ。本当に。

各マスコミはお通夜状態の一部進歩的文化人的メディアはさておき概ねお祭り騒ぎで、五輪テーマソングは誰が歌うだとか様々気の早い話題を提供しております。ゆず、サザン、ミスチルだのとガラパゴスな島国ヒットチャートの人気投票じゃないんだから、当編集部としてここは一つ薬物疑惑の渦中にあるA○KA氏にその真相はさておき7年後の開催式に一発「SAY YES」とキメてもらいたいものであります。もし捕まって収監されていても2020年までには出て来れるの…かな?

滝川クリステルです

くだらない前置きが長くなった。さて当サイトでは2020年東京五輪開催決定を祝して特集記事を一つ書く事にした。それは「東京DEEP案内厳選国際的スポット」と題して、世界中から人々が集まる極東アジアの巨大都市東京において、我々日本人が国際感覚をしっかり身につけられるコアな街やスポットをだらだら紹介していこうという企画だ。

五輪招致プレゼンテーションで滝川クリステルのスピーチにあった「日本のおもてなしの心」とやらを世界中に届ける為には我々だってあちらの生活文化を知る事が重要だろう。どうでもいいけどクリステルがプレゼンでやった手を合わせたあのお辞儀はタイの挨拶だと思うんだけど欧米人には見分けが付かないか。

また、ページ後半部分には「東京とその周辺で味わえる各国料理と国際的スポットまとめ」を置いている。だらだらと読みながら楽しんで頂いて、あまり知られていないであろう東京の国際都市っぷりを充分堪能して頂きたい。東京とは言うものの実際は神奈川、埼玉、千葉の街も混じっているがどうせ全部東京の付属品なんだから気にするな。


ワラビスタン

迫害から逃れたクルド人がひっそり暮らす街「蕨」
京浜東北線で赤羽から3駅、埼玉県の小さな貧民都市「蕨市」は隣の西川口と共に低所得者層外国人が寄り添って暮らす国際都市でもある。共産党市政で貧乏人に優しい行政を行っている事でも知られ駅前のサイバーアットカフェでは住民票を置いてネットカフェ暮らしが実現できるという全国的にも稀有な自治体だ。そんな蕨だが、中国人だらけの芝園団地とは別に「在日クルド人」という聞きなれない人種が暮らしている土地でもある。

クルド人とは中東に住む国家を持たない世界最大の民族である。その多くはトルコで生活しているが、トルコ国内では少数民族扱いで迫害の対象になっている。1990年代に日本の入管法改正により迫害から逃れる為に割と治安の良い日本に難民として移り住んできたクルド人が、工業地域で比較的外国人への偏見が少ない川口市や蕨市周辺にコミュニティを築きあげてきたというのだ。現在では蕨市と川口市を中心に500~600人の在日クルド人が暮らしているそうで、実に日本にいるクルド人の9割方がこの付近に集住している事になる。

クルド人はトルコ国内などでブローカーに5000ドル程度の高い金を支払い日本に渡るが、殆どが観光ビザで来日しそのまま不法滞在者となるため、どのみち入管法違反で逮捕され強制送還される可能性が出る。そのため日本政府に難民申請を行っているが、トルコと言えば親日国であり日本との関係が良好なゆえ、クルド人の難民認定は日本とトルコ両国の関係を損ねるという事で実現していない。結果、在日クルド人の多くが「在留特別許可」のもと日本で生活しているそうだ。また入管法違反で逮捕されるクルド人も入管サイドに特別な事情が認められれば収容を免れ「仮放免」として拘束を解かれる事もある。この仮放免状態で生活しているクルド人も少なくないという。

毎年3月中頃には蕨市民公園で在日クルド人の新年を祝う伝統行事「ネウロズ」が盛大に開催され、ケバブ屋台などが軒を連ねクルド人達の姿で賑わうそうだ。故郷にも帰れない彼らが住み着いた蕨の街は「ワラビスタン」と呼ばれ、今では在日クルド人2世も現れ、蕨の駅前あたりでたむろしている光景が見られるそうだ。

蕨のクルド人住民については以下の記事も参照の事。
実録・ワラビスタン!外国人だらけの町「蕨」に亡命クルド人が住んでいる件
在日クルド人 – Wikipedia
「ワラビスタン」第二の故郷 クルド人ら埼玉で共生
読売新聞の記事


行徳

外国人人口7200人、国籍105カ国、東西線沿線の国際都市「行徳」
東京メトロ東西線に乗って大手町から15分電車に揺られて旧江戸川を跨けばもう千葉県である。そこには浦安市と市川市に属する行徳地区があり、かたや浦安は新興住宅地だったりコアな漁村の名残りが見られるだけだが、その次の南行徳や行徳に入ると途端に雰囲気が変わる。駅前に降り立つとやたら外国人の姿を見かけるし、何よりパチンコ屋だらけでどうにも貧乏臭い。

この行徳地区は昭和44(1969)年の東西線開通以後人口が激増したエリアで新しい住民ばかりなのだが、人口15万6千人のうち5%近い7200人が外国人という超国際化地域でもある。人口7200人の内訳を見ると国籍はなんと105カ国にも及ぶという万国博覧会状態。行徳の街を歩き回ると外国人の姿も確かに多いが、アジア系スーパーや各国料理店もやたらと見かける。そしてイスラム系住民が集まる「行徳モスク」ことヒラー・マスジドも存在する。

行徳駅近くに「国際通り」だなんて呼ばれる通りがあるので行ってみると、韓国料理とタイ料理とインド料理が3軒仲良く並んでいた。しかもただならぬ場末感を放っている。なお隣の南行徳駅(昭和56年駅開業)周辺も行徳ほどではないが外国人が多く街の性質は似通っており、コアな中華系スーパーがあってアジア食材が豊富に揃えてある。

行徳地区に暮らす外国人は京葉工業地帯などで働く工場労働者が主で、平日朝夕の時間帯は行徳地区の沖合にある工業地域にチャリンコで通う外国人も頻繁に見かけられる。確かに家賃相場も東西線沿線では格段に安い地域だし商店街も下町テイスト全開である。多少の治安の悪さに目を瞑ればそれなりに生活しやすい街である事は間違いない。


いちょう団地
マンモス団地の住民3割が外国人、注意書きに6ヶ国語!「いちょう団地」
最寄り駅は小田急江ノ島線高座渋谷駅、横浜市域ギリギリに位置する「県営いちょう団地」は1970年代に造成された3600戸のマンモス団地である。ここはインドシナ難民(ボートピープル)を受け入れる難民支援センターができた事でベトナム・カンボジア・ラオスなどの外国人が集住するようになった。その後も団地の高齢化で空き家になった部屋に外国人が伝手を求めて集住し、現在では中国人から東南アジア諸国、ペルーやブラジルの南米系まで24カ国の住民が集まる首都圏屈指の国際化団地にまで成長した。

いちょう団地内のショッピングセンターやその周囲には外国人向け食材を売るスーパーや飲食店が多数存在し、多国籍化を肌で感じる事ができよう。中でも目を引くのが「バイク進入禁止」の注意書きを日本語、英語、フランス語、中国語、ベトナム語、カンボジア語の6ヶ国語で一斉に書かれている看板。さすがにカンボジア語の看板はここでしか見た事がありませんぜ。団地の学区にある横浜市立いちょう小学校は外国人及び外国をルーツに持つ生徒が全体の7割を占めている。

仕事が終わる夕方の日暮れ頃には外国人の一家が団地近くの田園地帯に繰り出して路上に車座になって酒盛りを繰り広げる始末。まさにそこは横浜の外れにあった小さな外国だった。

当取材班のレポート。
多国籍化の足音・神奈川県営いちょう団地 (1)
多国籍化の足音・神奈川県営いちょう団地 (2)
多国籍化の足音・神奈川県営いちょう団地 (3)
多国籍化の足音・神奈川県営いちょう団地 (4)
多国籍化の足音・神奈川県営いちょう団地 (5)


東京とその周辺で味わえる各国料理と国際的スポットまとめ

さすがに全部の国を扱っている訳ではありません。国籍別に人種分布が違っていて、めったに居ない人達とかありますので、特筆すべき点がない国は省略してます。それでも挙げてみればこれだけあるだなんて東京ってやっぱり国際都市なんですねえ。

ヨーロッパ

ロシア人:神保町の「ろしあ亭」など各所にロシア料理店あり。ロシアンパブは錦糸町へ。

フランス人:なぜかフランス人が多いのが神楽坂。日本のモンマルトルである。料亭街に混じってフランス料理店が多数。お上品で庶民には手が届きづらいですがね。ちなみに錦糸町には「焼肉フランス人」がある。

イタリア人:九段にイタリア文化会館がある。貧民庶民は市川市本八幡発祥の偉大なるイタリア料理チェーン「サイゼリヤ」へどうぞ。

ドイツ人:赤坂にドイツ文化会館がある。そして千葉県民にとっては「東京ドイツ村」がある。ここを東京と呼ぶのはさすがに無理があるぞ。

スウェーデン人:船橋、新三郷、港北のIKEAへどうぞ。ミートボールでも食べましょう。安いし。

ルーマニア人:中野坂上に大使館公認ルーマニア料理店「ルーマニアレストラン」があります。国旗が紛らわしいですが間違っても信濃町に行かないで下さい。

中東・アフリカ

トルコ人:秋葉原にあるケバブ屋台は初心者向け。谷中銀座の「ザクロ」へどうぞ。代々木上原の東京ジャーミイも必見。

イスラエル人:広尾に日本ユダヤ教団のシナゴーグがある。イスラエル料理が有名なのは江古田駅前の「シャマイム」。

パレスチナ人:埼京線沿線のガザ地区「十条」の演芸場通りにある「ビサン」でパレスチナ料理が食える。

エジプト人:国内事情大変そうなので観光で行くのは当分控えるしかありません。浅草にある「キメト」では庶民的価格でエジプト料理が食える。炭水化物ミックスなコシャリがオススメ。

シリア人:内戦でどえらい事になっている国。池袋にある「パルミラ」でシリア料理が食える。

チュニジア人:大久保にある「ラジュール」でチュニジア料理が食える。ベリーダンスもやってるって。

アフリカ人:東墨田の皮革産業地帯や京葉工業地帯などにアフリカ系労働者が多数働いている。葛飾区にエチオピア人難民コミュニティがある。料理は新宿三丁目にあるナイジェリアバー「エソギエ」など。

アジア

台湾人:台湾料理は上野の「新東洋」や新宿の「味王」など。埼玉県坂戸市にある「聖天宮」は台湾の道教寺院である。ここは必見だ。

韓国人:当ページでは省略。「首都圏のコリアタウン」のページへどうぞ。

中国人:東京中至る所にいる。ともかく池袋北口を見ろ。話はそれからだ。あとこのへんも。横浜のいちょう団地や川口芝園団地は圧巻。

タイ人:総武線、京浜東北線、伊勢崎線沿線、横浜伊勢佐木町や市川行徳など各所に集住。ガチなタイの屋台料理を食べたいなら浅草地下街の「モンティー」へ。

ミャンマー人:高田馬場がリトルヤンゴンと呼ばれており80年代から弾圧を逃れて日本へやってきたミャンマー難民が多く住んでいる。ミャンマー料理店多数。

ラオス人:横浜いちょう団地にインドシナ難民のラオス人が集住。料理なら四ツ谷の「稲草園」へ。おばちゃんがラオス人です。

ベトナム人:横浜いちょう団地にインドシナ難民のベトナム人多数。越谷市しらこばと公園近くにベトナム寺院「南和寺」があり在日ベトナム人が集まる。料理は池袋にある「サイゴン・レストラン」など。

カンボジア人:横浜いちょう団地にインドシナ難民のカンボジア人が少数住んでいる。アジア最貧国の一つ。日本に出てくる経済力もないんだろうな。料理は代々木の「アンコール・ワット」などで。

フィリピン人:東京各所に集住。東京の東側や北側の飲み屋街には必ずフィリピンパブがある。赤羽やら錦糸町やら金町やら。料理は武蔵小山にある「クシーナ」がマニアックでオススメ。

マレーシア人:国の規模に反してあんまりお目にかかれない国籍。他国に出稼ぎする必要もないくらい豊かな証拠なんですかねえ。料理は荻窪にある「馬来風光美食」という店が有名みたい。

シンガポール人:日本より豊かな開発独裁国家、明るい北朝鮮。東京でもシンガポール人自体殆ど見かけません。まあ居たとしても華僑ばかりなんで気づきませんけどね。向こうでは屋台とかも政府の統制下にあるし特殊だわあの国は。品川に政府公認シンガポール料理店があるそうです。

インドネシア人:タイやフィリピンほどではないが東京近郊に出稼ぎ住民が数千人単位で住んでいる。料理はバリ島ムード満載のおスイーツなレストランばかりでオススメしたいものがない。

インド人:何はなくとも西葛西へ。団地にインド人多数、インド料理店も豊富。同じ東西線沿線の行徳や江東区側にも多く住んでいる。インド人の多くはIT系企業に勤めるエリートで結構金持ちだったりする。葛西の島忠ホームズに行けば家具コーナーのソファーで寛いでるインド人を高確率で目撃できる。

バングラデシュ人:西葛西が日本のインドなら、日本のバングラデシュは北区の東十条。駅前にハラルフードの店があればバングラデシュ料理店もある。環七沿いにあるカレー粉工場もエスニック臭がムンムンしてるが裏に回ればハラルフード店がある。故郷の香りでもしたのだろうか。

ネパール人:東電OL事件で捕まり冤罪で釈放されたゴビンダ氏が有名だがネパール人コミュニティは新大久保にある。中板橋の「だいすき日本」は2ちゃんで騒がれてネタ臭きついが料理は本格的で良い。

ブータン人:存在自体がはぐれメタル状態。代々木上原に「ガテモタブン」という店があってここでブータン料理が食えるらしい。

モンゴル人:練馬区にモンゴル人コミュニティがあり毎年ゴールデンウィーク期間中、光が丘公園で「ハワリンバヤル」というお祭りが行われる。料理は両国の「ウランバートル」や幡ヶ谷の「青空」などで。

ウズベキスタン人:八丁堀に「アロヒディン」というウズベキスタン料理店がある。

アメリカ・中米・南米

アメリカ人:やっぱり日本のアメリカと言えば横田基地、横須賀、キャンプ座間などの米軍基地。年に一度開催されるフレンドシップデーでは米軍基地内に一般人も入場できるので是非行ってみよう。ドラム缶を半分にぶった切ったコンロで豪快にバーベキューしていたりする。肉とポテトがてんこ盛りだ。

ペルー人:五反田に総領事館があるためか、ペルー料理店や南米食材を販売するスーパーがある。ペルー人出稼ぎ労働者が多い大和市や川崎市にもペルー料理店がある。あとは群馬の大泉町周辺か。料理は五反田の「アルコイリス」が庶民的、恵比寿の「ミラフローレス」は大使館員御用達の高級志向、川崎の「インティライミ」がその中間くらい。

ブラジル人:やはり聖地と言えば出稼ぎブラジル人のメッカ群馬県大泉町まで足を伸ばしたいものだが、近場ではやはり横浜鶴見。沖縄人街だが南米系住民も多く、ブラジリアンスーパーやブラジル料理店もある。東京都内では大塚にブラジル食材と料理を扱う店が存在する。料理は鶴見の「セグレード」、大塚の「エスペトブラジル」など。

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東京DEEP案内の管理人です。2008年の開設以来、首都圏一都三県の街歩き情報を淡々と記録し続けております。いわゆる日陰者的物件、観光地にもならない場所、ちょっとアレな地域を見物・考察する事を趣味としております。2017年6月15日、単行本「『東京DEEP案内』が選ぶ 首都圏住みたくない街」(駒草出版)を発売。
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