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東京スカイツリーならぬ「スカイタワー西東京」って何だ

開業間近になった東京スカイツリーのステマがいよいよ酷くなってきた今日この頃いかがお過ごしでしょうか。業平橋が「とうきょうスカイツリー駅」に変わっただけでアレなのに何やら東武伊勢崎線の名称もいつの間にやら「東武スカイツリーライン」に改められていてポカーンとなってしなった訳だがやりすぎだろうよ東武よ。

柄にも合わずスイーツ化が激しい東武線はさておき我々はなぜか西武線に乗って田無までやってきていた。田無と言えば隣の保谷と合併して現在は「西東京市」というこれまた主体性のない新市名に変わっているのだが、この街にスカイツリーに負けずそびえる電波塔があるというので見に訪れたのだ。

田無の街外れを走る新青梅街道に出てきた。住所で言うと西東京市芝久保町五丁目、小平市や東久留米市の境目に近い場所に「田無ファミリーランド」というレジャー施設がある。何のことはない、パチンコ屋とゴルフの打ちっぱなしがあるオヤジの楽園だった。

あとはゲームセンターとバッティングセンターが併設されているようだが、ファミリーランドというにはちょっと偏ってる。実質的にはオッサンランドである。西武沿線住民にとってはこれは家族勢揃いで遊びに来る場所なのだろうか。

パチンコ屋から新青梅街道を挟んだ向かいにドドーンと鉄塔がそびえているのが嫌でも見られるだろう。どうせ西武線だし、田無だし…と期待してなかったが想像していたよりもでかい。謎の感動。筋交いだらけの八角柱の構造はアンテナの設置に適した造りとなっている。

ここの正式名称は「スカイタワー西東京」といい地元民にはもっぱら田無タワーと呼ばれている代物。運営会社名がそもそも株式会社田無タワーなので間違いはない。1987年に出来たもので、アンテナ不足への対応を求められていた所に田無ファミリーランドの運営会社が中心となって三セクを設立、高さ195メートルの電波塔が建設された。

この電波塔には放送用アンテナの他、携帯電話用やらコミュニティFM用やらあれこれ色んな種類のアンテナが取り付けられている。また夜になるとタワー頂上部に色違いのライトアップが翌日の天気予報として点灯される、まるで大阪通天閣みたいな演出もある(紫が晴、緑が曇、青が雨)

バカと煙は高い所が好きなので当然登りたくなるのが人情だが、展望台もないし一般客の入場は固くお断りされていて残念無念。スカイツリーのような甘ったるい展開は微塵もない。ただ電波を送り続ける為だけの硬派な鉄塔、それがスカイタワー西東京なのである。

ちなみに田無タワーの隣には多摩六都科学館という施設があってお子様連れで楽しめるようになっております。なかなかの珍建築っぷりである。多摩六都と名付けられているのは多摩地区の6市(当時の田無、保谷、東久留米、小平、東村山、清瀬)が共同で建てたからで非常にバブル期の箱物っぽい香りがするが1994年開館との事なのでさもありなん。

どうしても田無タワーの中に入りたい欲張りな方は、年に一度アマチュア無線のイベントが行われているのでそれに参加すると良い(しかも入場無料)しかもソラカラちゃんならぬ「そらぽん」というマスコットキャラクターもいるのでイベント当日には会えるかも知れない。

東武線にスカイツリーが出来ても西武線には西東京スカイタワーがある。気取らぬ飾らぬ孤高の電波塔へ、孤高の黄金列車に乗って眺めに出掛けては如何だろうか。ちなみに田無駅や花小金井駅から出ている多摩六都科学館行きのバスに乗ると便利。

公式サイト
スカイタワー西東京


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東京DEEP案内の管理人です。2008年の開設以来、首都圏一都三県の街歩き情報を淡々と記録し続けております。いわゆる日陰者的物件、観光地にもならない場所、ちょっとアレな地域を見物・考察する事を趣味としております。2017年6月15日、単行本「『東京DEEP案内』が選ぶ 首都圏住みたくない街」(駒草出版)を発売。
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