よみうりランド・巨人への道を登る

弁天洞窟や穴澤天神社など洞窟てんこもりゾーンとしてすっかり認識してしまっている稲城市の京王よみうりランド駅周辺だが、やっぱりメインコンテンツはよみうりランドと、そこに至る直通ゴンドラである。
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街の怪しいものや暗部が大好きな取材班がとても遊園地に行くような柄ではないが、駅の南側から少し歩くと、よみうりランドへ続くゴンドラ乗り場に続いているので、ひとまず行ってみることにする。


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言うまでもなくよみうりランドは有名な遊園地であるが、それと同時に読売ジャイアンツの室内練習場や読売ジャイアンツ球場といったプロ野球関連施設、それに日帰り温泉施設や医療施設など山の上に結構色々と施設がある。
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案の定リア充カップルかファミリーしかいないゴンドラ(片道200円)に揺られて五分ほど空中遊覧を楽しんでいると、いつの間にか山上から遊園地の全貌が拝む事が出来る。とても楽だがあっという間なので味気ないっちゃ味気ない。
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実はここは徒歩でも登れるルートがある。その遊歩道の名を「巨人への道」(看板には巨人の道とあるが)さすがナベツネ読売王国の縄張りらしいネーミングだが、ゴンドラ乗り場とよみうりランド本社ビルの間から遊歩道への入口があるのでそっちへ行く事に。
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せわしなく動くゴンドラを横目にジャイアンツカラーのオレンジ色の手すりが見えてきたらそこが「巨人への道」だ。こっちは誰も行き来する人間の姿がない。
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当然山を登る事になるのでルートの殆どが階段になっている訳だが、入口部分にはいかにもらしく「巨人への道」と書かれたアーチが置かれていて笑える。
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ここに立つと脳内で星一徹の罵声とあのテーマソングが聞こえてきそうになるが、ゆとり世代には聞こえてこないであろう。思い込んだら試練の道を行くが男のど根性(笑)
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どうやらこの「巨人への道」、実際に読売ジャイアンツの選手一同が自主トレに使っているらしく、このもっともらしい名前がついている。階段の数は283。巨人軍選手はここを一気に駆け上るそうだが我々は一般ピープルなのでまったり登ってみる。頂上までの所要時間は10分くらい。
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とことこ巨人への道を登っていくと218段目でジャビット君の応援が入る。いちいち芸が細かい。
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その辺りで休憩がてら山の下の景色を眺めると見事に視界が開けて武蔵野台地の街並みを拝む事が出来るのである。きっと夜景も綺麗な事であろう。リア充カップルも大満足。
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ここまで来るとゼイゼイ息切れしかかって普段の運動不足を実感させられる訳だがここまで来たら頂上まであと少しの辛抱である。またまたジャビット君登場。
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最後の階段を登りきったところで283段。徒歩で登っている間、結局自主トレ中の選手とすれ違う事もなかった。
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ラストスパートでジャビット君の出現頻度が上昇。さらに途中の踊り場にも登場。
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それでようやく頂上まで辿り着くとミスター長嶋茂雄さんが揮毫されたヘタウマな「巨人への道」と記された石碑が登場するのだ。まあ登ったからといっても、よみうりランドは閉園日だった訳ですが。
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巨人への道283段制覇をジャビット君も祝福してくれてます。よかったですねー。我々取材班は野球にはさっぱり興味がないのでファンでもアンチでもなく感慨が湧く事もないが、好きな人にはたまらんものなのかしら。
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よく考えたらプロ野球のシーズンも終わっていたのかして、ジャイアンツ球場や練習場もすべからく開いてなかった。なんとも中途半端な展開。
なおここからよみうりランドの入口まではさらに10分程度歩く事になる。やっぱり基本的にはゴンドラで来た方が賢いみたいだが、強風など悪天候時にはすぐ運行中止になってしまう。

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