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黄金町

横浜市ってどんなとこ?

横浜市は東京都心から30キロ圏内にあり神奈川県の県庁所在地である人口367万人の政令指定都市。しかし人口流動の実態はほとんど東京に依存し「神奈川都民」で占められており横浜単独の経済圏で考えれば名古屋や札幌・福岡よりも小さいだろう。もっとも、ペリーの黒船来航で開かれたばかりの横浜はただのしなびた寒村に過ぎず、それが開港150年を過ぎて欧米かぶれの「オシャレなヨコハマ」に変貌したわけだ。コアな横浜と言えるのは行政区で言えば中区と神奈川区・西区・南区の一部分に過ぎず、あとは無理矢理横浜にされちゃった感が強い。東急田園都市線のあざみ野あたりは既に横浜市民でありながら全然横浜に縁がない別の民族であり、瀬谷区や泉区まで行くと横浜市を名乗っているのがもはや中国がチベットやウイグルを中国領アルヨと主張しているくらい意味不明な状態だ。ちなみに横浜駅相鉄口の繁華街は神奈川一のDQN密集地帯。オシャレなヨコハマのイメージはことごとく粉砕される。これならさいたまの大宮駅前の方が幾分マシだぜ。

横浜市DEEP案内マップ

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何かと上品なイメージで語られる事が多い「横浜」の存在だが、ごく一部のみなとみらい辺りを除けば大部分は山だらけの郊外のド田舎でしかなく実際にそこで暮らしている住民にとって、その現実は他所から見たイメージとは乖離している。

まさにそういった横浜の田舎臭い現実を突きつけられる実にイモ臭い風景を拝む事ができる場所が横浜駅近くにある。

それが横浜駅西口、正確には「みなみ西口」「相鉄口」と呼ばれる駅前に広がる繁華街である。目の前にあるのは相模鉄道横浜駅の改札口で、その上は相鉄グループの商業施設「相鉄ジョイナス」がある。

横浜駅を起点とする相鉄線は首都圏唯一、東京都心を走らない独立系私鉄であり、横浜駅からさらに郊外の二俣川、大和、海老名、湘南台へと伸びる。

同じ神奈川でも、埼玉や足立に引けを取らないDQNの巣窟で人外魔境とも言われる相模地方から横浜に出る為の通勤の足だ。

新子安駅と子安駅の間あたり、第一京浜の南側一帯に子安浜という場所がある。そこには未だに昔ながらの漁港の風情がそのまま残る凄まじい景色が広がっているという話を聞いてやってきた。

新子安駅前の高層マンションを背に、目の前に広がるのは岸壁に沿って築かれたバラック家屋と水上建築群。まるで東南アジアの発展途上国のそれを彷彿とさせる、容赦ない光景だ。これが「子安浜」。バリバリ現役の漁港である。

横浜市神奈川区、新子安駅近くに奇妙な寺があるという話を聞きつけてやってきた。その名は遍照院という寺であるが、寺の境内のど真ん中を鉄道が走っていて、しっかり踏切も用意されているという。「踏切寺」として鉄道マニア、寺マニアの注目を集める。

JR、京急の新子安駅から第一京浜に沿って東へ5分程歩いた場所にその寺はある。周りはしなびた下町でしかないが、ひっきりなしにJRと京急の電車が走る交通の要衝。確かに見てみると寺の門前に唐突に踏切があってシュール。

生麦事件」と言えば、横浜開港の歴史の中でも強烈に残る、近代日本最初の国際問題だった訳だが、その事件現場の地には「生麦事件発生現場」が記された看板が建っている。

生麦事件は文久2年、1862年の話。横浜から川崎大師に向かう途中、東海道で騎馬を楽しんでいたイギリス人の集団が、通りがかった薩摩藩の大名行列を何のことか分からずに馬から降りなかった為に斬り殺されたという事件。友人の伝手で観光目的で来日していた上海のイギリス人商人・リチャードソンがここで斬られたのだ。

東京と横浜の間にある京浜工業地帯。もっぱら工業都市といったイメージでしか捉えられず、どちらかと言えば見捨てられたような感すら漂う寂寥感たっぷりのエリア。
しかしそんな場所にこそ知られざる都市の一面が隠されているのだ。

我々は再度JR鶴見線に乗り、国道駅で降りた。戦前から残るガード下の光景は鉄道遺産と呼べるべきものであるが、そこを出ると「生麦」の町が広がる。生麦事件は歴史の授業では馴染み深い出来事であるが、その地が今も当時の漁港の名残りを留める魚市場が生き続けている事は、あまり知られてはいない。

いまどき海外旅行だバカンスだなどとほざき温泉街なんて見向きもしねえよという奴がいるような時代だが、その温泉街ですら、箱根や熱海といったメジャーな所でも不況の波をモロにかぶって経営難に陥り閉鎖する温泉宿が少なくないと言われる時代。

しかし、もうひと世代遡ってみると、意外と東京の都心に近い所に温泉街と呼べる街が点在しているという事実に遭遇する事もよくある。もちろん最近のスーパー銭湯とやらで無理矢理地下千メートル級の穴を開ける無茶な工事をせずとも湧き出る、昔ながらの温泉のことだ。

それが都内だと大田区の蒲田周辺、千葉の津田沼、それに今回お送りする横浜市港北区の綱島温泉が有名である。かつて飛行機も新幹線もなかった大正・昭和初期を中心に、大温泉地として開かれた街だ。

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東急東横線の綱島駅を降りる。急行停車駅であり駅前はやや窮屈さを感じるものの賑やかな姿を見せていて、いかにもベッドタウンとしての存在感を定着させている。

しかしこの綱島がかつては「東京の奥座敷」とも呼ばれていた大温泉街だった事は東横線住民をはじめどれだけの人が知っているだろうか。そして駅名自体も「綱島温泉」と言っていたことを。

横浜市内でも数少ない、戦前から歴史のある商店街「六角橋商店街」を訪れた。
神奈川大学のお膝元であり学生街としての側面を持つ六角橋の町は、他の横浜市内の寂れた商店街にはない独特の変化を見せ訪れる者を楽しませる。

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学生をターゲットにした店が増えたりという変化があるとはいえ、昔ながらの店がまだまだ元気にやっているのも六角橋商店街の素敵な所である。相変わらず道幅の狭い「ふれあい通り」は終戦直後の佇まいを今に残す。

昨年まで逢阪は横浜で暮らしていて、是非とも横浜市民だったうちにハマの下町三大商店街と呼ばれる横浜橋、六角橋、洪福寺松原の三箇所を制覇したかったと願いつつも、洪福寺松原商店街だけはいまだ行けずに横浜を離れることになって少し悔やんでいた。

横浜橋は以前にもさらっとレポートしてきたわけだが、もう一つの六角橋商店街は何度か訪問しつつ東京DEEP案内ではお伝えできていなかった。
...というわけでこれから六角橋商店街訪問記を書き上げる事にしよう。

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商店街マニアには非常に知られているらしい六角橋商店街だが、そういう名前の駅は存在しない。最寄りは東急東横線白楽駅となる。神奈川大学のお膝元であり学生があちらこちらに居る、割と賑やかな駅前である。

JR桜木町駅からDEEP飲み屋街「野毛」の一帯を突っ切ると、大岡川沿いにも一際目を引く飲食店街が現れる。「都橋商店街」だ。

大岡川に沿って大蛇のように横たわる奇妙な形状の建物が印象的。一階は一部居酒屋がスナックがある傍ら普通の商店も混ざっているが、二階部分は揃いも揃ってスナックかバーである。緩い曲線を描いた建物と道路の姿がとても美しい。

JR桜木町駅からすぐ、横浜下町の居酒屋密集地「野毛」に来れば、超個性的な飲食店が次々貴方を出迎えてくれる。お気に入りの一軒をゆっくり探すもよし、そんなわけで野毛界隈をふらふら散歩していた。馬鹿鍋やら福音喫茶も非常に気になる存在だが、まず野毛に来たら忘れずに食べて帰りたい名物店がある。

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桜木町駅側に近い野毛小路沿いにポツンと立つ、黄色い看板が目印の怪しいバラック建ての中華料理屋。店の前には料理とビールを手に酔っ払いが好き勝手に酒盛りしている。
なんだ、ここだけ闇市が残っているではないか(笑)

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