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場所取りDQNに荒らされて大変な事になっている「麻布十番納涼祭り」の惨状(2009年)

ふとニュースを見ると、毎年8月に麻布十番商店街一帯で行われる「麻布十番納涼祭り」がドエライ事態になっているという話を耳にした。

先に伝えた通り、江戸時代からの歴史が続く下町・麻布十番において、あくまで地元住人によるローカルなお祭りがひっそり続けられてきただけなのだが、それが近年、セレブタウンとしてこのエリアが脚光を浴びるにしたがってそこらじゅうからお祭り騒ぎに乗じるDQNが殺到して大荒れになってしまうという話だ。

マナーのなっていないDQN客が商店街にゴミやらゲロやらウンコまで撒き散らして帰る事態となっているそうで、しまいには地元民や商店街も「アホは麻布十番祭りに来るな」「雑誌で麻布十番祭りを紹介するな」などとキレてしまい、祭りの日の朝には商店街一同が全力にDQN対策に乗り出しあの手この手の策を講じているという。

そんな香ばしい噂を聞きつけて、再び麻布十番商店街の様子を見に来たのだった。

「麻布十番納涼祭り」は3日間に渡って商店街周辺でパフォーマンスや世界の屋台などが楽しめる「国際バザール」をはじめとして、大使館密集地帯ならではのインターナショナルな夏祭りとして多くの来場者で賑わう一大イベントなのだがそれはあくまで表向きの話。

祭りの日の朝に麻布十番商店街を訪れると、商店街の至る所で建物の玄関口などがベニヤ板やダンボールなどでヒステリックに封印されまくっている奇妙な光景を見ることができるはずだ。

これは全て麻布十番祭りにやってくるDQN客から建物を守るための防衛手段なのだという。

店先はもちろんアパートの入口にまでも頑丈に張り巡らされたバリケードの数々。

「ここはアパートの出入口です この前に座らぬようお願い申し上げます」

ってかアパートの住人はどっから出入りすんねん。

座り込まれるだけに留まらず酒を飲みまくり暴れまくり小便やゲロまで撒き散らすのが麻布十番祭りにやってくるDQN共のクオリティであるという。それが普段は渋谷か新宿にいるだけの不良DQNなのか、それとも周辺に雨後の筍のように建つなんたらヒルズに棲んでいる、金だけはやたら持っている成り上がりセレブDQNなのかは定かではない。

麻布十番商店街、対DQN専用バリケード完全防備!!

商店街界隈もあまり車道も歩道も広い訳ではない。こうしてバリケードを築いていてもお祭り騒ぎ目当てで群がるDQNを物理的に排除できるのにも限界があるのではないだろうか。

よほど毎年嫌な思いをしているのかも知れないが、事情を知らぬ者から見ればなんでここまでヒステリックになっているのか少々理解に苦しむ。おそらく麻布十番住人の立場になってみなければ分からない気持ちなのかも知れない。

最後には祭りそのものを辞めてしまうという方法しかないような気がするが…

「す」「わ」「る」「な」

この必死さには思わず笑いが漏れてしまう。地主には悪いが…

個人商店やマンションに限らず、auショップのようなメジャーな会社まで「庭」を封鎖して完全防備中。もはや麻布十番一帯が内戦勃発状態だ!

普段なら犬連れセレブスイーツ(笑)なマダムが好んで使うタリーズコーヒーのようなカフェもDQN客を警戒してやたら威嚇モードになっています。

商店街の中央に設けられたステージ「10-BANG」の周辺は最重要警戒エリア。

街路樹を覆う鉄柵にも「テーブル代わり禁止」と注意書きが張られている。運営側はノイローゼにでも掛かって居そうな気がしなくもない。

そんなこんなで3日ぶっ続けで行われる麻布十番納涼祭りだが、祭りの後には夜を徹して地元商店街や住民が街を掃除しまくっているそうで、翌日の昼ごろまでには何事もなかったかのように元通りになるのである。


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東京DEEP案内の管理人です。2008年の開設以来、首都圏一都三県の街歩き情報を淡々と記録し続けております。いわゆる日陰者的物件、観光地にもならない場所、ちょっとアレな地域を見物・考察する事を趣味としております。2017年6月15日、単行本「『東京DEEP案内』が選ぶ 首都圏住みたくない街」(駒草出版)を発売。
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