【酒鬼薔薇聖斗×足立区】週刊文春がスッパ抜いた元少年Aが暮らしていたとみられる「花畑団地」とはどのような場所なのか

今日2月18日発売の「週刊文春」(2月25日号)に掲載された衝撃の写真。今から19年前の1997年に起きた「神戸連続児童殺傷事件」の犯人である当時14歳の「少年A」が、関東医療少年院を退院して10年もの沈黙の後に突然手記を出版した事を契機に、週刊文春が250日にわたる取材の上で現在33歳となった当人の姿を撮影、直撃取材した旨の記事が巻頭を飾った。

週刊文春 2016年 2/25 号 [雑誌]

週刊文春に掲載されていたボカシ入りの写真を元に2ch鬼女軍団が場所を特定し、元少年Aが住んでいた場所が足立区にある「花畑団地」だという可能性が非常に高いという事が分かった。

当方もストリートビューにて確認を行ったが、歩道のブロックやガードレール、街路樹の形状と少ないヒントではあったが、十中八九この場所であるとの確証を得た。鬼女軍団恐るべし…としか言いようがないのであるが、何故彼が花畑団地に住んでいたのか、そして花畑団地とはどのような場所なのか、少し説明してみたいと思う。

本当に東京23区なのか疑わしくなるほどの超絶秘境団地、それが花畑団地である

足立区 竹ノ塚

「花畑団地」があるのは足立区の北東部、埼玉県境に接する最果てとも呼べる地理条件にある花畑五丁目一帯。東京五輪が開催された昭和39(1964)年から造成が始まった古い団地で、全80棟、2725戸を有するマンモス団地とも呼べる場所だ。全てUR都市機構が管理する公団賃貸住宅となっている。

足立区 竹ノ塚

そんな花畑団地へ向かうには東武伊勢崎線竹ノ塚駅から路線バスを利用する事になる。竹ノ塚というだけでもフィリピンパブと中華タカノとチンピラしかいない碌でもない秘境というイメージしかないが、そこからバスに乗ってさらに15分程度掛かるのである。都区内とは到底思えない。

足立区 竹ノ塚

そんな東京都区内の真の最果てとも言える「足立区花畑」(はなはたと読みます。はなばたけではないです)が俄に賑わうのが毎年11月の花畑大鷲神社で執り行われる「酉の市」。関東各地の風物詩となっている酉の市の発祥の地とも言われる由緒ある神社であり、こんな秘境地帯の神社にも多くの参拝者で境内が埋め尽くされる時がある。

足立区 竹ノ塚

その神社から程近い場所に広大な花畑団地の敷地が広がっているのである。現在は老朽化した団地から建て替え工事が進められているが、今でも昭和の高度経済成長期の勢いを思わせる整然とした中層棟が並ぶ姿が拝めるのである。

足立区 竹ノ塚

竹ノ塚駅から北東方向に2キロ離れているが、直線距離的には埼玉県側に入った隣の谷塚駅の方が近く、ここからだと花畑団地の西側に徒歩15分程度で到達する。もっとも団地内だけで東西を行き来するのに片道15分を要する。自家用車、せめてチャリンコの一つでも無ければ生活は不便極まりない。

足立区 竹ノ塚

週刊文春にあった「元少年A」を激撮した現場は、この団地の中心を東西に走るメインストリートで、文春の取材当時、団地のいずれかの棟に居住していた可能性が高い(もしかしたら団地の外のアパートかも知れないけど)。当人は取材直後に東京都外に引っ越したと報じられており、今はこの場所には居ない。

※注意:写真は2010年撮影のもので現在とガードレールや歩道のブロックの形状が違っている

豹変してブチ切れ状態になった元少年Aに追い掛け回された記者が生命の危険を感じて逃げ込んだショッピングモールというのはどうやら団地の中央にある「ベルクスモール足立花畑」のようだが…

足立区 竹ノ塚

当方の訪問した2010年当時は現在ベルクスモールのある場所から道路を挟んだ西隣に古い団地の商店街があっただけで、現在はこの商店街も解体され様子がかなり違っている。

足立区 竹ノ塚

埼玉県との都県境に流れる毛長川沿いに東西1キロにも及ぶ広大な団地のどこに彼が住んでいたのか知る由もないが、そもそも保証人不要のUR都市機構の団地で築年数が古く足立区の端にあるという条件の悪さが重なっていて、家賃相場がめちゃめちゃ安いのである。

足立区 竹ノ塚

UR都市機構のホームページで「花畑団地」を見れば一目瞭然。間取りは1DKから3LDKまで様々であるが、家賃は36800円から120700円。例えば新婚さんが住むような専有面積43㎡の2DKで家賃65800円。これだと普通の条件で部屋を借りられない訳アリな人間でも簡単に入居が可能である事は明白だ。

足立区 竹ノ塚

そして地理的に花畑団地はそのままでは不人気だとUR側も充分認知している為にリノベーションを施した若年層向けの物件を多数供給している。(→詳細)しかし団地のどこを見回してもベランダや部屋の窓から公明党ポスターを貼り付けまくっているお宅の多い事多い事。だって足立区だもの。

足立区 竹ノ塚

地下鉄サリン事件を引き起こしたオウム真理教の残党も保木間だの入谷だの足立区の端っこや八潮・越谷あたりに集住しているが、消せない罪を犯し一生十字架を背負う事になったどこにも行き場のない人々が最後に拠り所にするのがこの土地なのかも知れない。

足立区 竹ノ塚

そんな東京都区内の最果ての世界をこの際見に来られては如何でしょう。自家用車持ちなら国道4号もすぐだし便利な事この上ない。お金のない上京組にとっては楽に住める場所である事請け合い。治安の程度は知りませんけどね…



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東京DEEP案内の管理人です。2008年の開設以来、首都圏一都三県の街歩き情報を淡々と記録し続けております。いわゆる日陰者的物件、観光地にもならない場所、ちょっとアレな地域を見物・考察する事を趣味としております。2017年6月15日、単行本「『東京DEEP案内』が選ぶ 首都圏住みたくない街」(駒草出版)を発売。
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