幸福の科学・白金エルカンターレ村 (1)

高級住宅街、シロガネーゼといった言葉ばかりが先走る港区白金という土地には色んな業界のセレブがこれ見よがしな豪邸を建てる傾向にある。白金=プラチナという地名がそうさせるのだろうか、落ち着いた風情のある田園調布や渋谷区松涛とは少し違った趣きがある。
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そんなセレブタウン・白金四丁目の一画が次々と新興宗教「幸福の科学」の施設になっているという話を聞いた。幸福実現党を立ち上げて政党一致バリバリの選挙活動を繰り広げていたり各地に豪華な支部施設を建設しまくっている、最近注目株の宗教団体。
確かに現地で見られる住宅地図には日本人や外国人の苗字に混じって教団名だけが記された住居が数ヶ所点在している。プチ信濃町化ならぬ白金エルカンターレ村状態だ。この住宅街は一体どうなっているか。


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世間離れした豪邸ばかりが並ぶ白金四丁目だが、そんな家々をよく目を凝らして見てみると、豪邸の建物の一部にいかにもな金色の丸いエンブレムが燦々と輝いているのが見える。
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それは言わずと知れた幸福の科学のエンブレムだ。中央部分にアルファベットの「O」と「R」。これも言わずと知れた教祖・大川隆法氏のイニシャル。
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横の玄関に回り込むとさらに同じエンブレムが掲げられている。傍目に見ても教団施設である事以外は何も分からない。恐らく上級幹部が生活をしているのだろうと思われるが、白金四丁目一帯にはこうした豪邸が数軒点在している。
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さらに近くには高級マンションまるごと幸福の科学関連施設になっている場所もある。見た目は普通の3階建てのマンションだが、ここが教団の「白金精舎」である。
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この掲示板が無ければこの建物が教団施設であると分からないくらいだ。布教用パンフレットが数種類ある他に、最近続々出版しまくっているという教団関連書籍のビラも貼られていた。
坂本龍馬、吉田松陰、松下幸之助など過去の人物を用いているのは、主エルカンターレが地上に降りた存在であるという教祖の大川隆法氏の口から出る「霊言」から来ているそうだ。大川隆法氏は様々な過去の著名人の名前で「霊言集」を出版している。
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白金精舎の勝手口付近にも布教用パンフレット置き場が設けられている。
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その向かいにあるやたら豪華な玄関の高級マンションも、やはり教団施設として使われているようだ。しかし最初からこれらの建物が教団施設であることを前提に建てたものなのだろうか、今ひとつ疑問が残る。
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さらに住宅地の奥へ入っていく。この辺の豪邸は一軒一軒がでかいので、人口密度がやたら少ない。そのせいかいつ来ても人っ子一人いない閑散とした風景が見られる。
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下り坂を降りた先にも教団施設が。屋根の部分に金色の装飾品が置かれているのが目に付く。
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この建物の玄関先には「白金第二僧房」と表札が掲げられている。僧房などと書かれている割には酷く洋風建築でミスマッチだ。やはりこの周辺に上級幹部を集めて集団生活をさせているのだろうか。
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その向かいの高級マンションの庭先にはこれ見よがしにに公明党ポスターが貼られていたのが滑稽だった。こんな高級住宅街にまで宗教戦争の波が押し寄せているとは。

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東京DEEP案内の管理人です。2008年の開設以来、首都圏一都三県の街歩き情報を淡々と記録し続けております。いわゆる日陰者的物件、観光地にもならない場所、ちょっとアレな地域を見物・考察する事を趣味としております。2017年6月15日、単行本「『東京DEEP案内』が選ぶ 首都圏住みたくない街」(駒草出版)を発売。
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