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大田区育ちの新宗教は創価だけじゃなかった!ド下町・糀谷にそびえる宗教施設「神命大神宮」

庶民の王者池田大先生を育んだ大田区の下町「糀谷」。そこは現在も町工場に混じって古臭い商店街やアパートが立ち並ぶ場末のド下町なのであるが、この街の一角にやたら不釣合いな宗教建築がデーンと建っている。

京急糀谷駅を降りて東側、羽田方面に住宅地を歩いていると、町工場やアパートが並ぶその向こうにいきなり巨大な神社風の建物が現れるので何なんだと思ったら「神命大神宮」の本部施設だった。

近所の電柱にも沢山「神命大神宮」の案内が貼られているので現場に来ると一目でわかってしまうのだが、この神命大神宮は「宗教法人神命愛心会」という神道系の新宗教の一派で、信者数は3万人。マイナーな新興宗教の一つであるとも言える。

神命大神宮は天照大御神を主祭神として祀る神社であるという事だが、一般的な神道に基づく神社とはかなり様式が違うようで、神社本庁に属している団体かどうかも不明。

「神命大神宮本宮」と呼ばれる中枢施設を取り巻くように周囲にも沢山関連施設が立ち並んでいる。下町の一角に突如現れた宗教タウンにドキドキしてしまいます。

本宮の建物は5階建てのご立派なビル風建築となっているが、要所要所に神道風味の装飾が施されている。肝心の神社風の屋根は位置が高すぎて足元からではよく見えない。

もう少し離れた位置からだと、あんな所に神社がある!と驚くような外観をしているわけなのだが、周囲が完全に住宅街なのでややインパクトに欠ける気がしなくもない。

本宮の南側にある玄関にはいかにも神社っぽく鳥居まで置かれているので、予備知識無しに通り過ぎるだけでは、ここはちょっとユニークな神社なのかな程度にしか思わないだろう。

本宮敷地の周囲をぐるりと一周して裏側へ。建物は東西二棟続きとなっていて東側の建物は三階建て。照明灯や欄干など、やはり神道風味の装飾が見られる。

普段この施設の前を通りがかるだけでも大してツッコミどころも見られないのであるが、年に一度だけ、11月23日(勤労感謝の日)に限っては「神代行列」というパレードを開催するという話を聞きつけて再度訪問した。

神命大神宮本宮に隣接する「参集殿」。神社の建物というよりも普通のマンションのようにも見えるが、年に一度の「神代行列」の日には慌ただしく出入りする信者の姿が見られる。

参集殿の前に掲示された「神代行列」の概要とスケジュール。パレード隊は午後1時20分に蒲田東口商店街を出て京急蒲田駅を経由、環八沿いに糀谷まで来てこの場所までやってくるようだ。

神命大神宮本宮から京急空港線の踏切を渡り環八通りに出る。環八沿いにはこれまた巨大な神命大神宮の看板がドーンと自己主張。大田区常勝状態な例の三色旗教団の姿がどこにも見かけられないようだが、糀谷のごく一部は例外地域となっている模様だ。

この神命大神宮、栃木県那須高原にも「那須別宮」を抱えており、超巨大な天手力男命「黄金の巨大神像」をぶっ建てている。

一体どんな教団やねんとツッコミを入れたくなる訳だが、あくまで本拠地はここ糀谷。環八南側にある「コマツ製作所」(食用油濾過機などを製造している)の社長夫人、小松神擁祭主が教団代表となっている。


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東京DEEP案内の管理人です。2008年の開設以来、首都圏一都三県の街歩き情報を淡々と記録し続けております。いわゆる日陰者的物件、観光地にもならない場所、ちょっとアレな地域を見物・考察する事を趣味としております。2017年6月15日、単行本「『東京DEEP案内』が選ぶ 首都圏住みたくない街」(駒草出版)を発売。
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