クルド人とは国家を持たない世界最大の民族であり、その最大の人口を持つトルコ南東部から政治的な迫害を理由に日本に亡命してきた人々が暮らしているのが埼玉県蕨市周辺である。
そんな蕨が彼らの第二の故郷「ワラビスタン」と呼ばれているという話は当サイトでも過去に何度かお伝えしてきた。そして毎年3月21日、春分の日に合わせてクルド人の新年祭「ネウロズ」(Newroz)が蕨市民公園で盛大に開催され、2014年のネウロズの様子もお伝えした。
そして今年2015年3月、またしても蕨市民公園にやってきた。一応公園のバーベキュー広場で「桜まつり」開催中らしいんですが開花時期にはまだ早いですね…この頃に蕨に住んでいる亡命クルド人達の新年祭も行われる。今年は21日(土曜日)じゃなくて22日(日曜日)の開催となってました。
当サイトでは既に去年のネウロズのレポートがあるのに、また同じレポートを…と思われそうな感じがするので結論から先に言うが、今年のものは去年までのネウロズとは全く雰囲気が違っていたのである。参加者の多さもともかく、マスコミ関係者がやたらと多かったのである。
<追記>当サイトでは既存のインターネット記事を参考に呼称を「ネブロス」と表記していましたが、開催元の表記や現地語の発音は「ネウロズ」となっているので、それに倣う事にしました。実際は地域によって言葉の揺らぎがあるようでどれが正しいというものも曖昧なようなんですが、念の為対応しときます。
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東京DEEP案内の管理人です。2008年の開設以来、首都圏一都三県の街歩き情報を淡々と記録し続けております。いわゆる日陰者的物件、観光地にもならない場所、ちょっとアレな地域を見物・考察する事を趣味としております。2017年6月15日、単行本「『東京DEEP案内』が選ぶ 首都圏住みたくない街」(駒草出版)を発売。

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