東京都北区赤羽 (9) 赤羽中央街商店街

JR赤羽駅と地下鉄南北線赤羽岩淵駅のちょうど中間地点に「赤羽中央街」というもう一つの商店街が存在している。繁華街である一番街などとは違い、戦後の区画整理で整備された商業施設棟が整然と立ち並んではいるもののどこか閑散とした商店街である。
52-114.jpg
赤羽中央街商店街はどちらの駅にも近道。交通至便!のはずだが、いざ訪れてみるとやけに寂れまくっているのが特徴。ちょっと散策してみようかと思う。


52-115.jpg
赤羽駅東口から赤羽小学校の前を通り抜けると、五叉路の先に赤羽中央街の字が刻まれたアーチが見えてくる。小学校の真ん前にあるためだろうか「種屋」という駄菓子屋が店を構えている。
52-116.jpg
この種屋の軒先にはガチャポンに混じってレトロな十円ゲームがいくつか現役で置かれていて、見た目にも珍しい。巷では駄菓子屋自体なかなか見かけなくなったものだが、赤羽ではそんな時代の流れもどこ吹く風だ。
52-30.jpg
十円ゲームの「キャッチボール」と「カーレース」。それに右端の小さい筐体のものは「ジャンケンマン」。勝ったら「ヤッピー!」負けたら「ズコー!」とほざくあの懐かしいマシンだ。ある意味これも世代を越えて存在するオッサンホイホイである。
52-35.jpg
赤羽中央街に入ると目に付くのが道の両脇に迫る赤い外壁の3階建ての商業施設棟である。この付近も赤羽一番街と同様、戦後の区画整理で建設されたビルが並んでいて、一見すると独特の風景だ。
52-36.jpg
しかしそこに入居している店は軒並み寂れ気味の古い個人商店ばかりで、一番街のように新陳代謝している様子が全くない。表からでは見えにくいが、2階から上は住居となっているのだろうか。布団も干されてるし。
52-31.jpg
そんな地味で淋しげな赤羽中央街だが、昼12時から夜8時までは歩行者天国になって車の通行が出来なくなっている。歩行者天国というよりは赤羽小学校生徒の安心通学路といった感じの場所だが。
52-32.jpg
寂しい商店街ではあるが、唯一名を轟かせているのが、商店街の片隅に黒ずんだ店構えで中華そばの暖簾を掲げる「赤羽餃子センター」。そもそも営業時間も曖昧だし、表に立て看板が出ていないと屋号も分からないという難易度の高い店だ。
ラーメン270円などお値段異常。古き良き昭和の中華料理が食べられる「隠れ家的」貧乏グルメが堪能出来るだろう。
52-117.jpg
赤羽中央街を外れた住宅地も何気に個性が強い。家の真ん前に収納ボックスをしこたま放置して何かを保管している謎の民家。道交法とか細かい事は無問題、それが赤羽クオリティ。
52-122.jpg
しかし、同様に古びた建物に潰れた店が目立つ殺風景な街並みが続くのが中央街の特徴なのである。この界隈が賑やかになるのは、年に一度の赤羽馬鹿祭りで創価マーチングバンドが通り抜ける時くらいか。
52-119.jpg
そんな寂しい路地で見つけた怪しげな物件。左側の寿司屋ではなく隣の「美容室入口」だ。
52-121.jpg
元々美容室だったようだが、2階へと続く美容室の入口の雰囲気がとにかく尋常ではない。よく見ると右側に張り紙がペタペタと2枚連続で貼られている。
52-120.jpg
そこには、美容室の主による壮絶な陳情が綴られていた。SGA池田会館とは一体何の施設なのか。創価学会の方々も入ってはいけないそうです。いやはや大変そうですね。
なお、この美容室の主は例の清野とおる氏のブログで見事に紹介されている。恐るべし赤羽。

The following two tabs change content below.
東京DEEP案内の管理人です。2008年の開設以来、首都圏一都三県の街歩き情報を淡々と記録し続けております。いわゆる日陰者的物件、観光地にもならない場所、ちょっとアレな地域を見物・考察する事を趣味としております。2017年6月15日、単行本「『東京DEEP案内』が選ぶ 首都圏住みたくない街」(駒草出版)を発売。
トップへ戻る
Copy Protected by Chetan's WP-Copyprotect.