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無法パフォーマー、追いかけるマスコミ…無差別殺傷事件が起きた2008年の「秋葉原」の異様な雰囲気

2008年…この年は秋葉原の電気街を舞台に、7人もの人々が一瞬にして命を落とす悲惨極まりない「秋葉原無差別殺傷事件」が発生している。東京DEEP案内取材班はこの時期の前後に何度も秋葉原を訪問し、街の様子を写真に収めている。あの当時のマスコミ報道の過熱ぶりと現場の特異な空気は今からでは想像も及ばないほどに「狂って」いた。

当レポでは2008年に収集した取材写真をもとに書かれた古いものであるが、秋葉原で起きたあの忌まわしい事件の記憶を風化させない為にも、そのままの状態で残している。

完全にヲタ街と化した秋葉原のもう一つの名物だったのが、路上パフォーマーの存在である。 休日に秋葉原駅前を訪れると、ヨドバシカメラの前が一大パフォーマンス会場と化している様を見る事ができた。

主に若い女の子が歌手を目指しているのかわからんが自分の歌と踊りを披露しているわけだが、それを目当てにいい歳をこいたオヤジどもがバズーカのようなカメラを片手に彼女らの写真を一生懸命撮りまくっている。

多い日には駅前広場の中だけで4~5組もの路上パフォーマーがゲリラライブを開催していた。歌を披露する女の子の前には黒山の人だかり。そのほとんどが男である。

彼女らは「アキバ系アイドル」として、アイドルとファンが間近な位置でコミュニケーションを取れる事をウリに活動を行っている。

路上ライブ禁止の看板の真ん前でもお構いなしにゲリラライブ開催中。なんともカオスな風景であるが、彼女らのモチベーションの先にあるのが「AKB48」であり「Perfume」なのである。あのPerfumeも無名時代はアキバでゲリラライブをやっていた。

しかし2008年の沢本あすかのケツ出し騒動や、その後の歩行者天国無差別殺傷事件が発端でホコテンが廃止されたことなどで路上パフォーマーは一転なりを潜めており、このカオスな風景を再び見る事はできないだろう。

時折アイドル以外にも法輪功などの団体が中国を非難するプラカードを掲げてビラ配りしていたりと色々と忙しいのがアキバ駅前の日常風景。

アキバ名物痛車コレクション

路上パフォーマーからPerfumeが生まれたように「この街に来れば人に見てもらえるから」という欲望を叶える秋葉原の街には、自家用車をヲタ仕様に改造した所謂「痛車」の姿も時折見かける。

秋葉原駅周辺に点在する60分路上パーキングが彼ら痛車ユーザーのこの上なきパフォーマンス会場。ひとたびそこに車を置けばたちまちカメラ小僧に写真をバシバシ撮られる。

この軽自動車の痛さはかなり本格的である。どのくらい費用を掛けたのか知らないが、大抵こういう暇な事をする奴は田舎からのおのぼりさんだったりするわけで、ナンバープレートを見ると「袖ヶ浦」「土浦」などとまんべんなくチバラギ仕様。

ここまで綾波レイに命を掛けた軽自動車は見たことが無い。すごく、痛いです…

アキバに集まる痛車でも特に有名らしい「レイ電設」。偶然見かけたならとくと眺めるが良い。

アキバに集まるのはなにも痛車ばかりではなく「痛チャリ」もある。

痛車に憧れるけど車を買える余裕がないという妥協の産物なのか知らないが、ともかく色んな意味で「露出狂」な皆様が集まる異様な街、それが秋葉原。日々「劇場化」している様を見る事ができよう。

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東京DEEP案内の管理人です。2008年の開設以来、首都圏一都三県の街歩き情報を淡々と記録し続けております。いわゆる日陰者的物件、観光地にもならない場所、ちょっとアレな地域を見物・考察する事を趣味としております。2017年6月15日、単行本「『東京DEEP案内』が選ぶ 首都圏住みたくない街」(駒草出版)を発売。

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