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自殺の名所・奥秩父「秩父湖吊橋」へ行く (2)

埼玉県奥秩父、人里から遠く離れた所に水を湛える秩父湖は二瀬ダムの造成により誕生した人造湖である。ここから荒川の本流がずっと下々の街へ続いている。いわば東京の水がめの一つ。
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この秩父湖のど真ん中に人がようやくすれ違える程の細い吊橋が掛かっている。これが秩父湖吊橋。いつしか自殺の名所やら心霊スポットやらで気味の悪い噂ばかりが立つようになったのは心霊モノDVD「稲川淳二 恐怖の現場」に取り上げられて一気に知名度が上がったからだ。


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真冬ということもあったが吊橋の前に立つとなんとも寒々しい気配が漂ってくる。山梨と秩父を結ぶ国道140号とは違い旧道という事もあるので、ここをわざわざ訪れる者も少ない。
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ただこの秩父湖にはワカサギ釣りにやってくる釣り人の姿がある。吊橋の入口付近には釣り人に向けられた注意看板があった。
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吊橋は胸の高さあたりまで金網が張られている。転落防止の為か、それとも飛び込み防止の為だろうか。端から端までの長さは200メートル足らずといった所だろうか。
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最初は誰もいない…と思ったがよく見ると橋のど真ん中にはテントを張って長期戦に望むワカサギ釣りに来た釣り人達の姿があった。まあなんとも呑気な風景である。
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人が歩くとグラグラと揺れる吊橋の上から秩父湖を眺める。素晴らしい眺望である。
これが行き詰まった人生の果てに見る光景なのだろうか。
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しかし眼下の湖面に目をやると船を浮かべてワカサギ釣りに興じる釣り人が他にも沢山居ることに気付く。
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さらに秩父湖の上流方面。この先にも栃本という集落が現存している。埼玉のチベットはとことん奥が深い。
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しかしこの吊橋、橋が掛かっているにも関わらず対岸は路肩崩壊により通行禁止。行き先のない橋になっていたのだ。
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仕方がないので吊橋を引き返して戻ってきた。吊橋の右隣から遊歩道が下に向けて伸びているので念のためにこっちの様子も見る事にした。
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他にも自殺者の遺品だとか不審な点がなかろうかと辺りを見回したが特になし。「命を大事に」云々と書かれた看板の類も見当たらない。
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稲川淳二のDVDには「死霊の吊り橋」だなんてたいそうに書かれている訳だがその映像を見ると、どうやらこの吊橋ではなく、三峯神社寄りの所にあるもう一ヶ所の吊橋だった事が判明した(笑)
や、やられた…
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まあどっちにしても薄気味悪い場所であるには違いないし、秩父湖周辺が自殺者を呼び寄せる魔の地帯であるという事に変わりはない。

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東京DEEP案内の管理人です。2008年の開設以来、首都圏一都三県の街歩き情報を淡々と記録し続けております。いわゆる日陰者的物件、観光地にもならない場所、ちょっとアレな地域を見物・考察する事を趣味としております。2017年6月15日、単行本「『東京DEEP案内』が選ぶ 首都圏住みたくない街」(駒草出版)を発売。
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