大遊戯場歌舞伎町  (4) 思い出の抜け道

ホストクラブばかりが軒を連ねる歌舞伎町の一角、ここは歩いているだけでも気持ちが安らがない程、随分とヤクザやチンピラと思われる人相の悪いお兄さんが闊歩している、アウトローなエリアとなっております。
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東京DEEP案内取材班も、取材には細心の注意を払って行っておりますので、素人の皆さんはこんな場所で興味本位にカメラを出す真似はしないほうがいいと思います。


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ならば人通りの少ない裏道はどうかということで、ひょっこり「思い出の抜け道」と書かれた怪しげな横道に逸れてみた。それはどんな思い出なのか、深く詮索しないのが歌舞伎町を愛する大人のルールってもんだ(笑)
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しかし裏路地に入ってもエロDVDショップがあったりするなど、そこはやはり歌舞伎町クオリティだった。どこまでも男と女の欲望を満たす為の街に徹している。
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「思い出の抜け道」にはその他に、場末のスナック的な店が数店舗ほど軒を連ねているだけだ。とにかく、通ってみれば臭くて汚いという「思い出」しか残らないような場所だ。視覚や聴覚による記憶は衰えがちだが、嗅覚による記憶はいつまでも強烈に覚えているものだ。
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気づかず通り過ぎてしまいそうな場所にこの路地はある。歌舞伎町エリアも結構広いので場所がわかりづらいのだが、わかりやすく説明すると「新宿区役所通り」交差点の南西の一角にあたる部分がそうだ。
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こんな場所に寺子屋があっても全然ありがたくなさそうなのですが(笑)
よく見れば寺子屋どころか西成萩之茶屋小学校の裏手の不法占拠バラック屋台みたいなボロ小屋も見受けられる。この界隈は歌舞伎町の成り立ちからずっとこのままの姿を留めていたのだろうか。
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思わず通り過ぎようとするのも躊躇うような路地を入った先にもスナックや飲食店が並んでいる。
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この「思い出の抜け道」あたりの路地裏に限ってはしこたまゴミの不法投棄が相次いでいて、見るも無残な醜態を晒している。真夏になれば絶対臭うぞこれは。
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中には中国人が経営しているであろう店舗もある。そもそも歌舞伎町自体が在日華僑の影響で大きくなったと言われている。
怒羅権」と呼ばれる中国残留孤児の二世、三世を中心とした暴走族グループが在日中国人マフィアの下部組織として都内各所に居るが(2006年に解散したことになっているが再結成、最近も葛西怒羅権のメンバーによる集団暴行事件が起きている →詳細)、
歌舞伎町界隈でも「青龍刀事件」をはじめ色々と騒ぎも起こしている黒い歴史がある。
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やはり歌舞伎町は、日本の裏社会が凝縮した街である。
参考記事
「新宿歌舞伎町 マフィアの棲む街」最終レポート
裏の裏は、表…に出せない! 歌舞伎町・外国人マフィア裏面史

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