下町の象徴「浅草」 浅草花やしき

浅草と言えばもう一つ、見逃してはならない施設がある。
1853年に開園して以来の日本最古の遊園地と言われる「花やしき」だ。
浅草寺に隣接する敷地5800平米の狭い敷地にありとあらゆる遊具が密集し独特の雰囲気を放つ。
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入場料900円、それとは別途でフリーパスを2200円で買えば乗り物が乗り放題になる、ということでコストパフォーマンス的にはどうかと思うが一度は入ってみたい遊園地である。
貧乏性なので当然入園せずに外周を回りながら花やしきの風情を楽しんできた。


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花やしきの南側の通りはその名も「花やしき通り」。浅草寺西側に広がる「奥山おまいりまち」「伝法院通り」などの商店街と連続して、下町系な食堂やお土産屋が並ぶ。
最近になって通り全体に飾り屋根がついて、風景が一変してしまった。
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花やしきの門は2ヶ所あって、西側と東側から入る事ができる。このゲートもいつのまにか花やしき通りのリニューアルに伴って全く違うものへと変わってしまった。
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以前はこんな感じだったのだ。こっちの方が古臭くてよかったのに。
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東門から路地を伝って花やしきの横を通ると、目の前にジェットコースターが走っているのが見える。昭和28年から半世紀以上も使われていると違う意味で怖いジェットコースターであるが、某大阪万博公園の天下り遊園地のような事故も幸い起きていない。
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横の路地から花やしきの中がよく見える。乗り物密集率が半端ないのが分かるはず。
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名物の「日本最古」のジェットコースターも、実は最高時速40km/h程度らしいのだが、この遊園地の密集率が別の意味でスリルを生み出しているという罠。
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最近になって、花やしき周辺を無料送迎バスが走り回っているようで、いつの間にか花やしき通りにもバス停のポールが立てられている。ニンニンパンダバスだと?
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すると近くの路地からぬぬっと現れたのはパンダ面のマイクロバスだ。
吾妻橋の水上バス前と雷門前とを結んでいる。運良く出会えたら乗ってみるが吉。
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花やしきの一角には、謎めいた二つのアイテムが展示されている。どちらも花やしきの歴史と深い関係のある品物のようだ。その一つは、昭和28年にジェットコースターが完成した時になぜか一本だけ余ってしまった謎のボルト。もう一つは、大正時代に取られたという人面魚の魚拓。どちらも謎だ。
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なんせ花やしきは敷地が狭いので、遊園地の一周もすぐ回れてしまう。裏手に行ったら建物の壁がこれまたヤバい。
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裏手の建物は何に使われているか外側では判断できないのだが、壁面にはお化けの絵だとか色々書かれていて、ちょっとしたギャラリーだ。
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今は使われていない裏手の「通用口」。
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長い歴史を持つ花やしきだが、当初の運営母体であるトーゴ(旧社名:東洋娯楽機)が2004年に会社更生手続きを開始し、その後経営会社が変わって今ではゲームメーカーでありアミューズメント企業のナムコが運営している。
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浅草寺からも見える、高さ45メートルのシンボルタワー「Beeタワー」が浅草の街を今もなおパラダイスとして盛り上げている。下手な絶叫マシンより怖い気がするんですが(笑)

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東京DEEP案内の管理人です。2008年の開設以来、首都圏一都三県の街歩き情報を淡々と記録し続けております。いわゆる日陰者的物件、観光地にもならない場所、ちょっとアレな地域を見物・考察する事を趣味としております。2017年6月15日、単行本「『東京DEEP案内』が選ぶ 首都圏住みたくない街」(駒草出版)を発売。
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