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【自称・京王線の自由が丘】北側と南側で雰囲気が違う…仙川駅前「ハーモニータウンせんがわ」とその周辺

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「京王線の仙川駅周辺がオシャレ化して、”京王線の自由が丘”を標榜するようになった」という話を聞いて現地を訪れた我々取材班。確かに駅の南口に意識の高そうな珈琲専門店や高級スーパーなんぞが乱立している風景を目にしたのだが、仙川に元からある商店街も一応見ておこう。調布市内では調布駅の次に栄えているのがここだ。

こちら仙川駅前から南北に伸びる「ハーモニータウンせんがわ」が街で昔からある商店街となっている。南端は桐朋学園前、北端は甲州街道にまで及ぶ全長400メートルほどのそこそこな規模の商店街だ。

で、早速商店街の入口に商店街の案内図が設置されているのだが、看板が経年劣化でかなり剥げ落ちていて随分見苦しい。あんまりやる気ないんでしょうかね。商店街がエリア毎にトランペット、ヴァイオリン、ピアノ、ハープと楽器の名前になっているのは音楽系で有名な桐朋学園があるからだろう。しかし看板がなんでこんなに汚れたままなのかね。

ハーモニータウンせんがわを見てみよう(駅南側編)

楽器の名前がそれぞれ付けられたハーモニータウンせんがわを南側から攻めてみることにする。まずは桐朋学園前交差点のすぐ北側から伸びる「ハープタウン」「ピアノタウン」「ヴァイオリンタウン」と名付けられたエリアから。

先のシャレオツゾーンもあるので、さぞかし楽器の名前がついた商店街なんぞシャレオツ成分強めなのかと思っていたら全然そんなことはなかった。まるで高円寺や野方あたりにある昔ながらの狭苦しい商店街に近い。いかにも学生向けなお安いラーメン屋や洋食屋、古着屋やリサイクルショップなんかが見られる。

駅に近い一画には新宿に本社を構える中堅スーパー「丸正食品」やウォルマート傘下の安売り路線スーパー「西友」がありどちらも庶民派路線で生鮮食品がお安く売られている。仙川駅周辺には他にも京王ストア、いなげや、クイーンズ伊勢丹があり5つのスーパーがおセレブ様から貧乏人まで住民の暮らしを幅広くサポートしている。

この商店街、昼間でも人通りが多く活気に満ちた感じがしている。隣の千歳烏山も同じくらい栄えている印象があるが、千歳烏山と仙川は隣町ということでライバル意識が強い。最近は仙川のオシャレ化に鼻持ちならないご様子の千歳烏山。でも烏山ハウジングみたいなキョーレツな店はこちらには見当たりませんがね。

やはり駅南側は先に挙げたシャレオツゾーンや松原通りの「安藤忠雄ストリート」なんかがあり住民の高級化が始まっている。松原通りを見るとこのような大型キレイ系マンションまで建っている始末である。当地に昔からある桐朋学園もお嬢様指向の強い教育ママが我が子を通わせる有名な子供向けピアノ教室なんかがあって、商店街にも同校の生徒が行き来する。元からオホホザーマスな方々が集まりやすい土地だ。

ハーモニータウンせんがわを見てみよう(駅北側編)

一方で商店街の雰囲気がガラリと変わるのが駅北側方面の「トランペットタウン」(←そもそもこの名称、定着しているのか?)と称される一帯である。こっちはのっけからパチンコ屋とゲームセンター、それから富士そばといったオッサン向け店舗ばかりで「京王線の自由が丘」感は皆無。

パチンコ屋向かいの脇から伸びる細い路地。その奥には景品交換所と何軒かのスナックやバーがひしめいている。なにやら小便臭いダークな要素すら漂わせてますが何でしょうか…

…と思ったら「立小便禁止」の警告看板が路地の入口に張り出されている始末。やっぱり仙川という地域は昔から上品ぶっていたわけでもなかったようだ。少なくともこの一画、板橋区の大山や成増あたりの野暮ったい下町風景と変わらない。

国領の都営団地殺人事件、金銭トラブルで実の祖父を手に掛けた23歳男は仙川駅北側在住

パチンコ屋、ゲーセンに加えて焼肉にキャバクラというオッサン御用達セットと言うべき店舗のラインナップ。やはり駅北側は「仙川団地」という大型の都営住宅群が存在しているせいか、そこの住民を客層としてモロに狙った感じがする。

そう言えば先日、国領町の都営団地であった89歳男性殺害事件で捕まったのは、孫の23歳男。市内緑ヶ丘在住というので、まさしく仙川駅の北側だ。日常的に仙川駅からこの商店街を通って自宅を行き来していた重要な生活道路と思われる。それも金の無心を断られて逆上しての犯行だもの。本当にろくでもない。

ついでに駅前の線路沿いも見てみよう

仙川駅前に戻り、今度は線路沿いの道に入る。松原通りへ抜ける駅の東側には何軒か古い佇まいの土着酒場が連なっていて、やっぱりいつもの京王線沿線らしい雰囲気の野暮ったさを放っている。中華料理屋、とんかつ、その他御食事処、おしなべて場末感が強い。

そのうち「レーザーディスクは何者だ?!」とか言い出しそうな吉幾三的ノリの昭和な佇まいのスナックまである始末。こちら仙川駅から安藤忠雄ストリートに抜ける最短ルートでございます。

一方、駅の西側にも古臭い飲食店街が連なっている。ここで一際豚の臭いを撒き散らしているのが「ラーメン二郎仙川店」。数ある二郎系列店の中でも「ローカルルールがヤバい」とジロリアン上級者の間では評判が高い。子連れ禁止、タラタラ食べるのも禁止云々。詳しくはこちらで。

キユーピー、オリジン東秀、仙川には二つの食品関連メーカーの拠点がある

先にも触れたが、京王線仙川駅付近は高台にあり、駅ホームは掘割の下を通る半地下式になっている。そのため駅前の線路沿いを見るとこの通りの眺め。

その眺めの奥の方にキユーピー株式会社の「仙川キユーポート」なる施設の建物が見える。オフィスおよび研究施設。「マヨテラス」という見学施設もあり一般人の社会見学も受け付けているが入場は全て事前予約制。元々はキユーピー仙川工場があったが、工場が移転した跡地にこれが建っている。

先程の「ハーモニータウンせんがわ」商店街を北側に抜けると甲州街道を挟んだ北側に「オリジン東秀」の本社がある。首都圏各地で「オリジン弁当」を展開しまくり街並みを均一化している皆様のイオングループ傘下会社、まさかこんなところに本社があったとは。

オリジン弁当の本丸を挟んだ向かい側には小田急バス仙川案内所とバスターミナル。仙川駅前があまりに狭すぎるので路線バスの多くはここから発着している模様。しかし甲州街道の交差点からここまでの歩道の狭さには辟易する。この後、このすぐ北側一帯に広がる「仙川団地」を見物したのだが…続きは次回だ。


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東京DEEP案内の管理人です。2008年の開設以来、首都圏一都三県の街歩き情報を淡々と記録し続けております。いわゆる日陰者的物件、観光地にもならない場所、ちょっとアレな地域を見物・考察する事を趣味としております。2017年6月15日、単行本「『東京DEEP案内』が選ぶ 首都圏住みたくない街」(駒草出版)を発売。
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