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【マジキチ】日本一暑い街、埼玉県熊谷市民がエアコンもない焼肉屋に満員御礼でホルモンを七輪で焼いて食いまくっている件

長々と鬱陶しい梅雨空が続いて陰気臭い毎日を送っていたと思ったら梅雨が明けた途端、一転してうんざりするほどの連日の酷暑に襲われ心身ともに消耗激しい首都圏にお住まいの皆様如何お過ごしでしょうか。せっかく待ち焦がれていたお盆休みも台風10号が居座り連休後半の予報はグダグダのようで、天気に祟られっぱなしの令和元年でございます。

今回はそんな真夏にピッタリな暑苦しい街の話題でもお届けするとしよう。やってきたのは“日本一暑い街”の東の横綱として全国区の存在「埼玉県熊谷市」の玄関口、JR熊谷駅前である。実は熊谷に前泊して取材していたんですが、まだ日が昇り切らない朝っぱらの7時前でも既に暑苦しくてしょうがない。一体何なんだよこの街は…

あついぞ熊谷(いろんな意味で)

しかも駅前ロータリーには埼玉県警のパトカーが何台か横付けされていて、ちょっとピリピリした空気が漂っている。何が起きているのか気になって注視していたら、その片隅から何やらゴチャゴチャと騒がしい声が聞こえてくる。

熊谷駅前交番の前には何やら取り乱したように振る舞う酔っ払いと対峙する数名の警官の姿が。熊谷駅前には埼玉県下でも大宮のナンギンに次ぐ規模のDQN臭漂う飲み屋街が広がっている。朝まで呑んだくれてヘロヘロになってしまった土着民のようだ。

大声を張り上げて警官を威嚇するアロハシャツ姿のオッサン、しきりに飲み屋の女の子にちょっかいを掛けた結果ああなったこうなったと愚痴ている模様。こういう光景、地元民も見慣れているようで何とも思わないようだが、さすが日本一暑い街、朝っぱらからむさ苦しいものを見せつけられた次第だ。

そんな熱っぽい熊谷市民をクールダウンさせようとばかりに「冷却ミスト装置」が早朝から全力で稼働している。パッと見た限りではDQNの溜まり場のような雰囲気の駅前だが、上越・北陸新幹線の途中駅ということもあって、東京都内まで新幹線通勤するサラリーマンの姿が多い。

もはや熊谷名物の“駅前ミスト”、遠距離通勤を厭わない勤め人のほんの細やかな癒やしか。ちなみに熊谷市は市内に家を建てて転入した40歳未満の住民に対して新幹線定期代を最大2万円まで補助する制度を実施している。必死だな…ちなみに熊谷駅から新幹線を使うと東京駅まで39分で着く上、指定席を確保すればいつでも座れる利点がある。在来線の社畜ギュウギュウ詰め列車で“消耗”するよりは幾分賢い選択肢なのかも知れないが、こちら側が地元でもない限り、わざわざ日本一クソ暑い街を住む場所に選ぶ人間なんているだろうか。

この冷却ミスト装置は熊谷市当局が公費で設置しているものらしく、わざわざ張り紙でアピールまでしている始末。毎年5月~10月までの朝7時から夜8時までの間、気温28度以上で湿度や降雨などの諸条件を満たした時に自動的に噴霧される仕組みだ。

5年後に発行される新一万円札の肖像に選ばれた“日本資本主義の父”渋沢栄一生誕の地として盛り上がる隣の深谷市とは違って、相変わらず「暑さ」でアピールするしかない熊谷市に来てどこに観光すべきかよく分からない方のための観光案内所の道しるべ看板にも「あつべえ」なる謎のキャラクターが描かれている。自虐もいいところだ。

さらに駅前にそびえるビルの広告看板までもこんな具合である。熊谷にはこれ以外にアピールするものが本当に無いらしい。

どこぞの交差点の広告まで材木屋なのに松崎しげるをイメージキャラクターに起用して無駄に暑苦しい仕様になっております。毎日暑すぎる街なので住民も頭のネジが溶けて緩くなってしまっているのかも知れない。

その他、市内の各所に暑さ対策を施している行政の努力の跡がそこかしこに見られるので注意して見て頂きたい。そんなに大して歩いてもないのに、既に汗だくです…もういい加減本題に進むことにしよう。

日本一暑い街の日本一暑い夏

熊谷市が最もクソ暑くなる梅雨明け直後の7月20日頃に行われる市内を代表するお祭り「熊谷うちわ祭」のシーズンに訪れたわけだが、この時期にわざわざ熊谷を訪れてまで是非とも体験したい場所があった次第。うちわ祭の“献灯”に記された地元企業の数々…埼玉ローカルファミレスチェーン「馬車道グループ」は本社が熊谷にある。

そう言えば前回の訪問時には熊谷駅前にある熊谷市民御用達の謎の食い物屋「秀萬」の葬式の後の“しめやかな宴会場”のようなシケた店内で満員御礼になって冷えた茹でズワイガニを死ぬほど食って身体を冷やす熊谷市民の滑稽な姿を観察したのだが、今回はそれとは真逆で、とにかく暑苦しい思いをする場所だ。

日本一暑い熊谷にあるエアコンも効かない酒場で七輪で焼いて食べるホルモンの味

秀萬は駅の近くにあったので行くのが楽だったが、今回訪れたかった食い物屋は駅から少し離れている。時間は夕時に変わるもまだまだ熊谷の街はクソ暑い。温度計を見るとまだ35度オーバーだ。またも汗だくになりながら駅から片道10分近くかけて八木橋百貨店方向にトボトボ歩いていると通りがかる、道すがらのくたびれた昭和ムード漂う「大露路商店街」の一角に…

この通り、あたり一面煙モクモク過ぎて“火事じゃないですよね?”とツッコミたくなるような佇まいのホルモン焼酒場「水よし本店」がある。どうもこの店こそ熊谷市民に代々愛される王道土着酒場の一つということらしい。どう見ても酒を飲まなければやってられないモードの食い物屋だが営業時間は朝11時半からなので、余裕で昼飲みバッチコイ(死語)である。

日が落ちると、開け放たれた「水よし本店」の玄関口から店内でホルモンを焼きまくっている土着民たちの満員御礼・酒池肉林っぷりを拝むことができる。まず暑さに馴れた熊谷市民でなければ理解に苦しむのが、店内に全くエアコンの設備がない事。扉が全開になっているので見ての通りだが、恐らく店内の室温は40度を超えている。

そんな場所に地元民が押し寄せて何をやっているかというと、このように七輪をテーブルに並べてはホルモンを炭火焼きにして汗だく全開で食いまくっているのだ。日本一暑い街の酒場、さすがにクレイジーである。辛味噌ダレを付けて食うのは東松山やきとりに通じるスタイル。熊谷裏名物・アフリカケンネルの関根元もこんな感じで「ボデーを透明に」していたのかと淡々と七輪の上の網に肉を載せては焼いて喰らう。この状況だとジョッキビール3杯くらい行っとかないと脱水症状で死ねる。熊谷がどう“暑い”のか五感で味わうにはこの店に来るのが一番、それは確実に言える。

八木橋百貨店の中でクールダウンしなければ熱中症で死にます

そんなマジキチな熊谷市民の“洗礼”を身を以て受けたばかりでフラフラになってしまった取材班。つい駅とは反対方向に歩いてまで八木橋百貨店の中に「避難」することに。飯能発祥の丸広百貨店、秩父の矢尾百貨店と並ぶ埼玉三大ローカル百貨店の一つ。県境を越して群馬県民まで押し寄せる、熊谷っ子自慢のデパートですわな。

八木橋百貨店の玄関口に置かれた巨大温度計もまた“日本一暑い街”熊谷の名物の一つだ。確か去年2018年7月23日に最高気温をまた更新してしまい「41.1度」というキ○ガイ的超絶酷暑を記録したわけだが、これはそれ以前に撮った写真なので40.9度のところが強調されている。

八木橋百貨店の七階にある「八木橋特別食堂」(2018年10月以降、お好みダイニング八寸八卓に店名変更されている)に命からがらピットイン。夕方6時半までにここに来ると食えるのが…

熊谷市が名物かき氷としてアピールしている「雪くま」なる食い物だ。普通のマンゴーかき氷にしか見えないが、熊谷の水を使った貫目氷を使用したものだけがその名称を付ける事を許される。本当はこの百貨店の裏に全国区的に有名なかき氷の店があった(2018年、市役所通り沿いに移転)んですが、“完全整理券制”“入店に4時間待ち”などと色々と事情がキ○ガイじみているので、パスしました…


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東京DEEP案内の管理人です。2008年の開設以来、首都圏一都三県の街歩き情報を淡々と記録し続けております。いわゆる日陰者的物件、観光地にもならない場所、ちょっとアレな地域を見物・考察する事を趣味としております。2017年6月15日、単行本「『東京DEEP案内』が選ぶ 首都圏住みたくない街」(駒草出版)を発売。
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