自分の夢を叶えるためだとか、就職や学業で仕方なくだとか、人々は人生の区切りとして様々な理由で東京を目指す。やれ青山だ表参道だ六本木だ麻布だ恵比寿だ代官山だ、東京発のマスメディアに喧伝される「憧れの大都会」…でもね、そんなテレビに毒された目線で東京を見るのもせいぜい上京して数年もしないくらいで、どうせ大抵の人間は稼ぎが少ないだの何だの、オノレの現実と向き合っては仕方なく板橋区とか足立区、場合によっては埼玉にまで遠ざかって、しけた住宅街のしょーもないアパートに住むのが関の山である。
しかし様々なヒエラルキーの人間が一同に住んでいる1400万東京都民のうち、人口比では僅か0.475%に過ぎないのに、大都会東京の中心を成し、皇居に国会議事堂、官庁街が広がり、名だたる大企業の数々が本社を構え、潤沢な税収に恵まれた特殊地域が存在している。その名も「千代田区」…その総人口約66,500人のうち4分の1近い、約16,000人が暮らしているのが「番町・麹町」エリア(千代田区一番町~六番町、および麹町一~六丁目)である。
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東京DEEP案内の管理人です。2008年の開設以来、首都圏一都三県の街歩き情報を淡々と記録し続けております。いわゆる日陰者的物件、観光地にもならない場所、ちょっとアレな地域を見物・考察する事を趣味としております。2017年6月15日、単行本「『東京DEEP案内』が選ぶ 首都圏住みたくない街」(駒草出版)を発売。

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