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鎌倉大仏前の怪しい武器屋「山海堂」

超メジャー観光地、神奈川の古都鎌倉。毎日夥しい数の観光客が訪れる土地で、わざわざ東京DEEP案内で取り上げるような場所でもないと思いつつも、小町通り、鶴岡八幡宮、それに鎌倉大仏とベタな定番スポットを一通り辿るのであった。
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続いては江ノ電に乗って鎌倉駅から長谷駅まで移動する。鎌倉大仏の鎮座する高徳院周辺を訪れる観光客が駅の構内に殺到している。


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長谷駅から高徳院、さらにその途中にある長谷寺に向かう道は人の波も車の波も半端なく多い。駐車場待ちの車の列で排気ガスがむんむんと立ち籠める中、狭い歩道を遠慮がちに歩くと道の両側には土産物屋がひしめいている。
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鎌倉に来て大仏を見るというのはあまりにベタ過ぎる展開だが、ここまで来るとどうも見ておかないと気が済まないものである。拝観料200円を支払い高徳院の境内へ。
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正式名称は国宝指定の「銅造阿弥陀如来坐像」。鎌倉時代に建造されたものがほぼ原型のままで残っている点で貴重な存在である。
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奈良でも鎌倉でも大仏と言えばくるくる巻きの「螺髪」。鎌倉大仏の頭にはこれが656個ついている。ちなみに奈良の東大寺大仏は966個。
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さらに20円の拝観料を払うと「胎内巡り」が出来る。見事に空洞となっている。銅製の大仏の中に入るというのは、野外に駐車されたクルマの中に入る時と同じで、夏場は物凄く暑い。熱射病に注意。
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ちょうど大仏の首にあたる部分は特に鋳造跡がくっきりと見える。茶色に変色した部分は昭和35年の補修跡で、強化プラスチックを練りこんだものだという。近年は酸性雨の影響で、青銅製の大仏が徐々に傷んでいるなど、国宝を保存するのも楽ではない。
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鎌倉大仏を拝観するという「お約束」を果たした後、どうしても立ち寄りたかったのが、高徳院の真ん前にある土産物屋「山海堂」。傍から見るといかにもな土産物屋な感じがするだけだが、ここは知る人ぞ知る「武器マニア」の聖地なのだ。
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店の前のショーケースに陳列された洋の東西を問わない武器防具類を目にすると、ここがフツーの土産物屋ではない事に気が付く。ドラクエだのファイナルファンタジーだので育ってきた世代からするとまさにリアルRPGの世界である。
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所狭しと武器が陳列される山海堂の店内。最初は土産物屋の傍らで日本刀のレプリカを置いている程度だったそうだが、次第に客の要望や店主の趣味も相まって様々な武器防具が集まる珍スポットに成長。
単なる武器マニアからRPGもののコスプレイヤー、ゲームクリエイター等に絶大な知名度を持ち、鎌倉大仏に訪問する外人にも好評の店だ。
好みの武器があれば店員に頼めば自由に「装備」が可能である。剣、斧、槍、手裏剣から鉄扇、トンファーまで、RPGに出てくるような武器は殆ど何でもある。
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エクスカリバーだの何だの、ファミコンのRPGに熱狂した世代であればこの品揃えを見て勝手に興奮しまくる訳であるが、リア充カップルが来ても女子に冷ややかに見られてしまいがちなのはご愛嬌。
ともあれこんなマニアックな店が超メジャー観光地である鎌倉大仏の真正面にあるというのが驚き。ちなみにこれだけ品揃え豊富な武器屋だが、銃刀法に触れるような武器類は一切扱っていない。レプリカオンリーである。
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山海堂を出ると建物に野生のタイワンリスを発見。鎌倉市内ではよく見かけるコイツら、昭和26(1951)年に江ノ島植物園から逃げ出したものが野生化したと言われる。はぐれメタル並みに逃げ足が早い奴らだが、山海堂で買った武器で倒しても経験値は入らないので、生暖かく見守ろう。
山海堂ホームページ

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東京DEEP案内の管理人です。2008年の開設以来、首都圏一都三県の街歩き情報を淡々と記録し続けております。いわゆる日陰者的物件、観光地にもならない場所、ちょっとアレな地域を見物・考察する事を趣味としております。2017年6月15日、単行本「『東京DEEP案内』が選ぶ 首都圏住みたくない街」(駒草出版)を発売。
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