ただでさえコロナ禍でクサクサしている中でクソ長ったらしい梅雨が続いて鬱陶しい思いを重ねている首都圏の勤め人の皆様、今度は梅雨が明けたかと思いきや、去年同様の異常な猛暑がぶり返してやってきて連日の35度超え、盆休みなのにコロナ第二波でろくに“Go To”もできないし踏んだり蹴ったりですね。
こういう時には近場にでも出掛けるしかない…と思うわけだが、ちょっとくらい中途半端な郊外に出ても逆に都心より暑い地域もあるというのが悩ましい。今夏、首都圏で最凶の異常高温を記録したのが、東京から約50キロ離れた埼玉県中西部の町、比企郡鳩山町。8月12日の最高気温は40.2度である。
で、この「鳩山町」というのは埼玉の数ある地域の中でもあまり聞き慣れない地名である。どこにあるかというと、池袋から伸びている東武東上線に乗って、途中の高坂駅からバスに乗り換えて行くような地域なのだ。その人口は約13,500人で、その人口の半分、約7000人が「鳩山ニュータウン」という1970年代に開発された大規模ニュータウンの住人である。