大和駅東口から小田急線の高架沿いに南店街、健康ラドンセンターを過ぎて南側を走る道路沿いに来ると街の雰囲気が途端に怪しくなる。
駅前商店街なのに飲食店よりもむしろピンサロビルやスナック・バーといった夜のお店がやけに目立つ一帯だ。
基地の街ならではかも知れない光景だが、あからさますぎて笑える。「大和」という街の本領発揮といった所だろうか。
しかも同じビルにピンサロが2軒も入っている。ハイクオリティサロンDEEPSとあるが当サイトの姉妹店ではございません。悪しからず。
このビル全体を見てみると風俗店やスナックがちょろっと入っているだけで後は2フロア分まるまるテナント募集の張り紙が貼られて空きっぱなしになっていた。小田急線の車窓からも見える結構ヤバげな雑居ビルの存在。これが相模クオリティなのか。
スナックが中心で比較的地味めな感じだった駅北側の「すずらん通り」に比べると、こちらはやはり風俗店の比率が高い。
向かいのビルも不動産屋なのにピンサロ「大和ロンドンB館」が入居していてちょっと怪しげ。
「ロンドン」は大和だけに限らず全国各地で目にする老舗チェーン店。「ハワイ」と双璧を成す存在で、昭和40~50年代までに東日本を中心に全国展開を繰り広げテレビCMまで放映していた。「ロンドン」もキャバレーとは言いつつ実質ピンクサロン。神奈川では上大岡のロンドンが摘発されたりもするし時代の流れに乗れずにぼちぼち潰れ出す店も出始めていて、徐々に昭和の遺物のような存在になりつつある。
よく見ると不動産屋の建物全面に「ロンドン」の看板が掛かっている。他の街で見かけるのと同じように、昭和臭さが全開の看板がそのまま残っていた。
そして大和と言えばこれ、ストリップ「大和ミュージック劇場」が今でも元気に営業している事が凄い。神奈川県では横浜の浜劇(2016年、横浜ロック座に改称)と川崎のロック座、そしてここの三ヶ所のみが現役のストリップ劇場となっている。
昼間でも大音響が鳴り響くストリップ劇場を見れば、大和市がいかに男の街として今でも栄えているのかがわかろうというもの。