どうぞ、お好きなSNSで拡散して下さい

【大和市】米海軍飛行場のお膝元「大和」のコリアタウンぶりをご覧下さい(2010年)

神奈川県大和市…東京からも小田急線や東急田園都市線で片道1時間以内、横浜からも相鉄線一本で行ける神奈川県内でも「県央」と呼ばれる地域の一つの街である。その中心市街地である相鉄線及び小田急江ノ島線が交わる大和駅の周辺はかなりDQN密度の高い歓楽街が開けている。ちなみに出身有名人は元ルナシーの河村隆一。

81-52.jpg

大和駅東口の広場から周辺を見渡すと、一ヶ所だけやたらレトロな風情を漂わせる建物が見えてくる。2階建ての雑居ビル内に「南店街」と書かれた通りが入口を開いている。そして2階部分は外壁が原色系の色使いで純喫茶の割には全然純な感じのしない「純喫茶フロリダ」。吸い込まれるように「南店街」の中に入った。

81-53.jpg

しかし入口側に弁当屋が一軒あるだけでその先には店がちらほらあるものの、ひたすらガラーンとしていた。よく見ると手前の弁当屋と奥のとんかつ屋は同じ系列らしい。

81-54.jpg

「南店街」は居酒屋ととんかつ屋が数店舗並ぶだけの殺風景な横丁だった。あとは軒並みシャッター通り。かなり古い建物なので、昔はもっと流行っていた事だろう。

81-55.jpg

日の届かない薄暗い横丁は、表の純喫茶の存在と合わせて場末感を演出する。そういえば基地の町である大和市周辺も厚木飛行場を中心に空襲を食らって焼け野原となった歴史がある。きっとこの辺も「戦後のドサクサ」ゾーンなのだろうか。

81-56.jpg

ほどなく横丁は途切れ、透けたトタン屋根のスペースが現れる。そこもバーがぽつんとある他は従業員の駐輪場や物置になっているだけ。

81-57.jpg

それから小田急線側の出口に出る。南店街のネオンサインだけがやたら昭和ぶっていて目立つ。

81-58.jpg

駅東口周辺は殆ど整備されたテナントビルばかりになっているのに南店街の店舗がひしめく一角だけがバラック酒場が残っていて、雰囲気が雑然としている感じだ。

81-59.jpg

さらに南店街に隣接して「大和健康ラドンセンター」という一見健康ランド風の不思議な店が連なっている。実際健康ランドのようで、仮眠室もあって安価に寝泊まりも出来る店らしい。

81-60.jpg

先程の南店街に負けず劣らず場末感全開のネオンサインが店の前に堂々と飾られている大和健康ラドンセンター。

81-61.jpg

ここの1階部分が韓国料理屋になっていて、さらにラドンセンターのサウナには韓国直輸入のヨモギを使ったヨモギサウナがウリとの事。どうやらこの店も韓国系のようだ。(※大和健康ラドンセンターは2011年頃廃業している)

81-67.jpg

地元のDQNオヤジ向け店舗がずらずらと立ち並ぶ怪しい駅前商店街に「住みよいまち”大和”を」と書かれた地元市民団体と思われる事務所の看板は何のギャグなのだろうか。確かに独身男性なら住みやすそうだが。

81-69.jpg

そして、ソッチ系の店の多さに比例するように焼肉屋も多い全国共通の光景がこの街でもお目にかかれる。神奈川のコリアタウンは川崎だけではないという事を知るのだ。

81-73.jpg

さらに小田急線の高架を潜った西側一帯も同様に焼肉屋が立ち並んでいる。

81-72.jpg

焼肉屋だけではなく、新大久保とかでも見かけるような韓国系のフライドチキン屋まである。確かに大和駅周辺にはコリアタウンが存在しているという様子が掴み取れる。

81-79.jpg

さらに大和駅南入口交差点を過ぎた西側にも韓国料理店が並んでいる。決して派手な街ではないが、それにしても店が多い。

81-80.jpg

韓国料理屋も多いが、相変わらずスナックの数もやたら多い。スナックやバーは大和駅を下りてどっち方面に歩いても間髪入れずに立ち並んでいるような感じである。バイパスを除けば、この道に沿って大和市を東西に跨ぐメインストリートになっている事もあるので交通量も多いのだが、時折ヤクザなお兄さんが窓全開でタバコふかして高級車を転がしている光景がリアルに見られる。この街にはアウトローがどれだけ多いんだよ。

81-86.jpg

この道路沿いに歩くと大和市における韓国民団の事務所も見る事が出来る。すこぶる地味で街にすっかり溶け込んでしまったかのような建物なので、うっかり気付かず通り過ぎてしまいそうだ。

81-87.jpg

大和市の民団施設は「県央支部」にあたるようだ。大和市や座間市では戦前から高座海軍工廠の軍事工場建設に携わる台湾人や朝鮮人の労働者が集まった名残りで、相模エリアにおいて在日韓国・朝鮮人の人口密度が高い地域となっている。

81-98.jpg

「南」もあれば「北」もあるのがガチなコリアタウンの証拠。元朝銀の「ハナ信用組合」の支店も大和駅近くには存在している。

81-85.jpg

韓国人がやたら多いなあと思う大和市だが、意外な事に外国人人口で最も多いのは「ペルー人」だという。それでもおよそ1200人程度だそうだが、首都圏のペルー人コミュニティで最も規模が大きいのが大和と言われるらしい。

大和市は22万5000の人口のうち6000人、34人に1人が外国人という程の「国際化都市」で、ベトナム戦争の難民受け入れを契機に移住者が増え、現在も地域で工場や基地の労働者、それに水商売などで外国人が働いている事が多いという。市境を跨いだ横浜市泉区の「いちょう団地」(最寄りが高座渋谷駅)にも沢山の外国人が生活している。


The following two tabs change content below.
東京DEEP案内の管理人です。2008年の開設以来、首都圏一都三県の街歩き情報を淡々と記録し続けております。いわゆる日陰者的物件、観光地にもならない場所、ちょっとアレな地域を見物・考察する事を趣味としております。2017年6月15日、単行本「『東京DEEP案内』が選ぶ 首都圏住みたくない街」(駒草出版)を発売。
トップへ戻る