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日本赤軍のアジトもあった西千葉駅南口の崩壊寸前建築物「西千葉ストアー」

総武線で千葉に向かう手前、西千葉駅を通りがかると車窓からとんでもなくオンボロの市場のような建物が見える。あまりに気になってしょうがなかったので見に行く事にした。

西千葉駅と言えば千葉県の最高学府、千葉大学である。確かに改札口を降りると学生が多いし、それなりに学生街らしいのだが、そんな千葉大学がある北口とは反対側、南口にその「気になる建物」が鎮座しているのである。

建物同様オンボロの店舗が幾つか並んでいる。凄まじくレトロな喫茶店「モン」、それに居酒屋の養老乃瀧まで入居している訳だが、一番手前の中華料理屋「大三元」は看板だけ残して営業していない模様。

喫茶「モン」から先は完全に使われていないようだ。

この建物、一応「西千葉ストアー」という名前が付いている。聞く所によると昭和35(1960)年に建てられたというが、見た目にはもっと古いような気がする。

2階部分は外壁や看板が崩れ落ちてしまって廃墟の貫禄十分である。

そんな状態の西千葉ストアー、建物の所有者によるお願いの看板まで置かれている。「老朽化の為危険な状態です」見るからに危険だと分かる訳だが、改めて所有者からきっちり書かれてしまうと実に潔い。

しかしなぜ建物がこんな状態になるまで取り壊しや建て替えの計画が立たなかったのだろう、不思議でしょうがないのである。このシャッターが閉まったままの店舗は多分果物屋だったようだ。

千葉大生で賑わう北口に対して駅前から寂れた風情を見せる南口、この建物の前を行き来する人もそれほど居るわけではない。それゆえ取り壊しもされず放置プレイにされてしまっているのか。

改めて、遠巻きに建物全景を見てみると、まるで竜巻の襲撃にでも遭ったかのような荒れっぷりを見せている。

2階部分の辛うじて読める「ストアー」の看板、左側の「西千葉」の文字は外壁もろとも殆ど崩落していて「葉」の草かんむりだけがズレ落ちながらもなんとか残っている。

崩壊寸前の西千葉ストアーの建物はさらに左隣に3階建ての別棟に繋がっている。こちらはまだまだ使えそうな感じの建物だが、同様に廃墟状態になっていた。

1階部分にはババアしか客に来なさそうな年代物の美容室が一軒あるが、営業している様子が全くない。既に寿命も尽きたということだろうか。

中央の階段を挟んで右側には居酒屋らしき店の、やはり廃墟に変わり果てた姿があった。玄関口には果物屋の前と同じ「お願い」の看板がある。

美容室と居酒屋の廃店舗を挟むように中央に開口部がある。中の階段から2階、3階に上がる事が出来るが、階段の前にも立入禁止のロープが掛けられていて、人の出入りを拒んでいる。

この階段を登った上には場所柄を弁えているかのようにサラ金が入居していたようだ。場末のビルにはサラ金はつきものである。

だが、階段横から建物を抜けた向こうに一軒だけ人が生活しているような空間が見える。もしかしてここが地主の家なのだろうか?

しかしその前に「せいこ」と書かれた提灯がぶら下がっているのが気になる。

そして表にも「せいこ」の看板があるところを見ると、どうやらこの奥で一軒だけ居酒屋が営業しているようだ。

しかもこんな不気味な提灯まで飾られていて一体どんな店なのだと気になってしょうがないわけだが、店に突撃した方のブログによるとおばちゃんのマスター一人で切り盛りしているいたって普通にアットホームな居酒屋らしいです。

※追記:「西千葉ストアー」は2013年中に解体され更地になりました。日本赤軍のアジトもあったという香ばしい歴史の詰まった場所でしたが、もう跡形もありません。


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東京DEEP案内の管理人です。2008年の開設以来、首都圏一都三県の街歩き情報を淡々と記録し続けております。いわゆる日陰者的物件、観光地にもならない場所、ちょっとアレな地域を見物・考察する事を趣味としております。2017年6月15日、単行本「『東京DEEP案内』が選ぶ 首都圏住みたくない街」(駒草出版)を発売。
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