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日本のパナマ運河らしい江東区扇橋 (1) 扇橋商店街

今回取材班が訪れたのはド下町深川エリアの江東区扇橋という所。あまり馴染みのない場所だったり、浅草橋あたりにある「柳橋」とごっちゃになっていて、どこだそりゃ?と思っていたのだが、この街には「日本のパナマ運河」と随分大それた呼び方をされている扇橋閘門というものがある事で有名なのだ。
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そんな扇橋、最寄り駅は一応ながら住吉駅という事になる。半蔵門線と都営新宿線の2路線が走っているにも関わらず、今ひとつ栄えてない微妙な駅前からトコトコ10分近く南側に歩いて行くと、小名木川を越えた先にまた一つ輪を掛けて寂れ気味な街並みが現れる。
歩くのが嫌なら錦糸町と東陽町あたりから出ている都営バスを使っても良い。


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バス停に近い扇橋二丁目交差点を見回すとのっけから潰れたまま放置状態の大衆割烹の店舗。どうやら交差点の周辺は一応「扇橋商店街」という事らしい。しかし車道脇にちらほら古い商店の残骸がある程度で、とても商店街と呼べる代物ではない。昔はそうでもなかったのかも知れんが。
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扇橋二丁目交差点から清洲橋通りを西に進むとなんともやれた風情の居酒屋やスナックなんぞが軒を連ねる。商店街が微妙でもこういう業種だけは現役らしいのはさすが下町の底力といった所か。それにしても昭和の佇まいがそのまま残った店の多い事。
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こちらも現役かどうか怪しいが「福寿司」と屋号のついた街の小さな寿司屋の建物。テント屋根が古びているのも気になるが、それ以上に気になったのがしっかり降ろされた店のシャッターだ。
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古いシャッターには色褪せながらも何がイラストが描かれている。それも某有名家族にクリソツの親子の絵とともに「おいしかった またこようね」の文字が…
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美味しく寿司を完食したのか、屋号が刻まれた空いた皿を両手に抱えるのはどう見ても磯◯カ◯オにしか見えない件。
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こっちはどう見ても磯◯ワ◯メにしか見えない女の子。まだ著作権云々がどうたら五月蝿くなかった昭和の時代の名残りか。
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そんな扇橋商店街には随分時代遅れながら個性が光る店がちょいちょい残っている。やけに立派な洋館風味な外観が特徴的な、見た目には地元の馴染みの客くらいしか需要のなさそうな街の婦人洋品店。いわゆるババ服屋。
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ババ服屋にしては派手過ぎやしないかと思う、まるでキャバレーか何かのような電飾看板には「男子専科 女性自身」と意味深なフレーズが。昔は紳士服とかも扱っていたのでしょうか。女性自身って週刊誌の名前みたいだがよく考えると卑猥な言葉だな。
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それだけでもポイントが高いが、この看板に惹かれてしまうのは裏側が英語表記な事だ。なんだか横田基地前のアメリカン洋品店ばりのデザインである。「大正堂洋装品店」という屋号らしい。
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そこからもう少し歩くと今度は「みどりや」という、物凄く古風な佇まいの純喫茶の店舗が現れる。どの店もそうだが扇橋商店街の店舗は土着度の高さが半端ない。こういう場所に古い東京の下町風景が残ってるもんだな。
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店先に置かれた「ホットドッグ 天然果汁 コーヒーみどりや」と書かれた立て看板がたまらない。みどりやなのに看板はオレンジだとか細かい事はいちいち気にしない。
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清洲橋通りに沿って西に行くと清澄白河駅があるが、この場所自体どの駅からも微妙に離れていて不便。逆にそこがチェーン店に侵食されずに済んでいる要因だろう。
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商店街のレトロっぷりに思わず足を止めてしまったが、あくまで目的は日本のパナマ運河らしい扇橋閘門がどんなものか見たかったという話である。清洲橋通りの北側に並行する小名木川にそれはあるのだ。

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東京DEEP案内の管理人です。2008年の開設以来、首都圏一都三県の街歩き情報を淡々と記録し続けております。いわゆる日陰者的物件、観光地にもならない場所、ちょっとアレな地域を見物・考察する事を趣味としております。2017年6月15日、単行本「『東京DEEP案内』が選ぶ 首都圏住みたくない街」(駒草出版)を発売。
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