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総武線に乗って津田沼へ (1) 津田沼の街を歩く

東京に暮らす皆さん、「津田沼」という街に行った事はあるだろうか。
総武線ユーザーであれば津田沼行き電車にしょっちゅう乗る事もあるだろうし駅の名前だけはよく知っているかも知れない。
県庁所在地である千葉市の手前、習志野市にあるベッドタウン都市だ。
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しこたま東京のベッドタウンと化す千葉県だが、船橋から向こうとなるとさすがに遠い感じがしなくもない。しかし錦糸町から総武線快速に乗り換えれば津田沼までは20分程度でアクセスできる。
総武線快速に加えて総武線各駅停車と平日朝夕のラッシュ時には地下鉄東西線も乗り入れてくる。


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津田沼駅は駅から北側が船橋市で南側が習志野市という変な特性がある。双方ともベッドタウン都市の駅前らしく駅前デパートやバスターミナルが整備されていて活気に溢れる。かつて昭和50年代には駅前商業施設が雨後の筍のように乱立して「津田沼戦争」などと呼ばれた時期もあったそうだ。
今回は駅南口方面に用事があったので、北口方面はまた次回ということで。
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習志野市側にあたる駅南口には「モリシア津田沼」という複合商業ビルがランドマーク的に建っている。もともとは旧陸軍鉄道連隊の敷地が広がっていた津田沼駅前がベッドタウン化による再開発で昭和50年代に今の形となったそうで。
津田沼をはじめ千葉県各所には旧軍関係の戦争遺跡が多く残ることで知られている。ミリタリーヲタにはたまらない土地だが今回の用事は戦争遺跡巡りではなく銭湯巡りなのだ。
そもそも今回津田沼を訪れたのは、またしてもとある方からのタレコミで、習志野市に鷺沼温泉という天然温泉の銭湯があるのだが、昭和初期に出来た建物を80年間そのまま使っているという超絶レトロな銭湯だから逝ってみやがれ、という話が来たからだ。
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しかし件の鷺沼温泉は総武線の津田沼駅ではなく京成線の津田沼駅から行った方が近いという話だ。とぼとぼ徒歩10分少々進み、総武線の駅からはかなり離れてようやく京成線の線路が見えてくる。ちなみに総武線の駅からは一般的にはバスを使えと言う話もあるが…
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総武線の駅からは1キロ離れた場所にある京成津田沼駅。ベッドタウン都市らしい風貌を持った総武線津田沼駅とはうって変わって、こっちの駅前は微妙な駅ビルとホテルがある以外は古い駅前商店街が広がっているだけで何とも田舎臭い雰囲気が漂う。
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どこぞの地方都市にありがちな、しなびたシャッター街の景色を見せる駅前商店街だ。そのまま真っ直ぐ進めば国道14号千葉街道を跨いで、津田沼エリア最大の公団住宅「袖ヶ浦団地」へと至る。
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津田沼だけではなく小岩や西船橋あたりにも言える事だが、ほぼ東京から千葉までを平行して走る総武線と京成線の大きな違いとして、総武線の駅前は新市街、京成線の駅前は旧市街、といった雰囲気の特徴がある。
「ワイがや通り」などと愛称のつけられた京成津田沼駅前商店街。全然わいわいがやがやしてません。悲しきかな旧市街の運命。
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寂れた商店街の一角に銭湯の煙突が見えた。ここが鷺沼温泉かと最初は思ったが違った。
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そこは「みはし湯」という特徴的な玄関の銭湯だった。これはこれで建物は相当キテるしかなり気になったのだが目的地はここではない。先へ急ぐ。
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微妙な商店街だと思ったが新興宗教の施設ならある。気になって足を止めて見てみたら「世界救世教」の習志野浄霊センターなる施設の看板が…いわゆる手かざし系の一派ですね、ここ。
そういえば昔、駅やバスの待合時間中に見知らぬオバハンから「貴方の事を祈らせてください」などと声を掛けられた覚えがあるが、それがこの手かざし教団の一派であるということを聞いた事がある。
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宗教にしても政治にしてもライフワークにしてもあまり没頭しすぎると傍から見たらすこぶる奇妙に見えてしまうものだが、植木や盆栽に没頭しすぎて何がなんだかわからなくなった民家の一例もある。
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おとなしい住宅地かと思っていたら唐突に戦後ドサクサ建築風バラック家屋も出てくるのが津田沼の侮れない所。あまつさえDIY感さえ漂う。こういう家を見つけると無性にワクワクしてしまうことはなかろうか?
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津田沼自体も相当古い町だけあって、歩き回ると結構凄い物件にめぐり合えたりする。街の散歩に没頭してしまっていて、まだまだ鷺沼温泉への道は遠いようである。

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東京DEEP案内の管理人です。2008年の開設以来、首都圏一都三県の街歩き情報を淡々と記録し続けております。いわゆる日陰者的物件、観光地にもならない場所、ちょっとアレな地域を見物・考察する事を趣味としております。2017年6月15日、単行本「『東京DEEP案内』が選ぶ 首都圏住みたくない街」(駒草出版)を発売。
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