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【リメンバー民主党】川崎市多摩区「菅仙谷」の旅・2011 【小沢城址】

この短期間に地震やら津波やら原発やら色んな問題がありすぎて、川崎市多摩区に菅仙谷(すげせんごく)という縁起の悪い地名があるという話はネタとしてはすっかり賞味期限切れな感が否めないがせっかく行ったのでレポートしようと思う。

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菅仙谷への玄関口はこちら京王稲田堤駅。他の私鉄に比べるとどこかマターリ感が漂う京王線。特に稲田堤は調布駅から分岐する京王相模原線の駅である。
多摩川を跨いで神奈川県に入ると同時に凄まじい田舎臭さが漂う。同じ川崎市なのに交差する南武線稲田堤駅から川崎駅へは片道30分超を要する。でかいな川崎。

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駅前からいきなり野菜の無人販売所があるのが稲田堤クオリティである。新宿にも近いのにこのゆるさはなかなか感心出来る。都会暮らしでロハス(笑)な環境が欲しければ手頃な土地かも知れない。

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そして駅ホームからも見える広大な畑。稲田堤駅前では郊外型ベッドタウンと農村風景のせめぎあいが繰り広げられている。ちなみに京王相模原線に乗るとこの駅だけが神奈川県だが、手前の京王多摩川駅は東京都調布市、隣の京王よみうりランド駅は東京都稲城市となる。

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そんなのんびりした空気のどこか漂う京王稲田堤駅と南武線稲田堤駅を結ぶ駅前商店街。人通りはそれなりに多いが垢抜けた感じのしない田舎の商店街といった風情。「安全は心と時間のゆとりから」というのは通勤客に向けられた言葉だろうか。

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南武線と京王相模原線の乗り換えはこの商店街を通り抜ける事になるので、結構人通りは多い。およそ300メートルくらいはあるので、乗り換えには楽とは言えない。

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決して繁華街とは呼べない規模だがそれでも最低限の店は揃っていて生活に不自由しそうな感じではない。特にツッコミどころがないと言われればそれまでだが。

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道中には農協による農産物直売所まである。安全な地元の野菜を仕入れに近所のおばちゃん連中がたむろしている。新宿から片道20分圏内の風景がこれとは、ある意味感心。今回の大地震による流通の乱れやインフラの麻痺が起きる中ではこういう田舎が案外災害に強いかも知れない。

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というわけで駅前を離れていよいよその不吉な地名のある場所を探そうと街をとぼとぼ歩き出した我々取材班。近くに案内図があったのでおもむろにそれを眺める。

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そもそも「菅仙谷」という地名の存在を知らなければこんな川崎の外れの田舎町に来るようなきっかけもなかった訳だが、この稲田堤駅のある一帯が「菅」という地名になっていたのだ。多摩川に自生する菅の草から名づけられたとか由来には諸説あるらしいが、そこに「仙谷」がくっついてるのだから因縁深い。

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菅仙谷という町名がある場所は駅から徒歩15分くらい離れた丘陵地である。大部分が新興住宅地になっているが昔ながらの古い農家も点在する。そして街を見下ろす山には「小沢城址」。

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稲田堤駅から菅仙谷に向けてしばらく歩くと、街並みは新興住宅地ながらも田舎の里山が残るなんとも都会らしくない風景へと変わる。道中にまた一軒、無人販売所があった。近所の農家で取れた野菜や柿の実などが並べられている。しつこいですが新宿から片道30分圏内です。

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無人販売所の隣には自販機。つくづく日本は性善説の国であることを思う瞬間である。無人販売所も自販機も客の良心に委ねられた商売であり、それが成り立つのはこの国ならではの事。都会暮らしにギスギスした人種は多いが、まだまだ日本も捨てたものではない。

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その無人販売所の隣が多摩川水系の支流である三沢川となっている。そこには菅親水広場の石碑があるが…

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肝心の三沢川はコンクリート護岸のはるか下を流れておりとても親水公園といった趣きではない。川の上流は稲城市街地を通り町田市北部に源流を持つ。川の向こうに見える小高い山は、小沢城址がある山。

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首都圏の川には水害対策のためコンクリート護岸の深い川が多いが、この三沢川も同様。菅政権はとっくに避難判断水位を超えているようですが誰も避難出来ません。泥船に乗りながらこの国の将来を見つめています。

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三沢川を過ぎると菅仙谷地区に入る。いやーそのまんまの地名ですね(笑)仙谷の地名も「仙人が住む谷」というもっともらしい由来があるそうだ。これもそのまんまだ。

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東京DEEP案内の管理人です。2008年の開設以来、首都圏一都三県の街歩き情報を淡々と記録し続けております。いわゆる日陰者的物件、観光地にもならない場所、ちょっとアレな地域を見物・考察する事を趣味としております。2017年6月15日、単行本「『東京DEEP案内』が選ぶ 首都圏住みたくない街」(駒草出版)を発売。
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