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都営三田線の最果て「高島平団地」周辺を歩く (2009年)

東京23区の端の風景が見たい。そう思っていると、今まで都営三田線の終点まで行った事がなかったことに気がついた。そこには高島平団地という自殺の名所として悪い意味で全国的にも知られている団地がある。高島平に行ってみよう。そう思って都営三田線の西高島平行きの電車に乗ったわけである。

同じ都内でも板橋区の端であり眼前が埼玉県に囲まれているという終点、西高島平駅に辿り着くには都心から30分近く電車に乗り続ける必要がある。例の団地があるのは、高島平駅と新高島平駅の二つで、ここ西高島平駅にやってくると本当に何もない駅でびっくりしてしまう。無駄に広い駅の改札を降りるとスリーマートという寂しげなスーパーが一軒ぽっつり建っているだけで他には店と呼べるものも少ない。

唯一営業している飲食店がラーメン「平久」一軒のみという状況。

隣には貧民御用達な千円カットの店もあるのだがシャッターが閉まったままになってると思いきや張り紙が。

薄利多売の千円カットじゃ、やはりこんな場所だと営業が難しいのだろう。見事に店が潰れてました。。。

駅のすぐ北側は、板橋トラックターミナルの巨大な敷地が覆われているだけで、駅前らしさは皆無。他は居酒屋が一軒あるのみ。

西高島平駅から近隣の住宅への動線は全て、三園二丁目交差点の上に掛かる「西高島平駅前歩道橋」を伝っていかなければならない。駅の西側は国道17号新大宮バイパス、南側は高島通りと、幅広道路が塞がっていて歩道橋しか道がないからだ。

駅南側のみ、唯一新興住宅地と呼べる土地が広がっている。主な駅利用者はその住宅街の住民だ。あとは自転車に乗って県境を跨いで通勤する埼玉県民がチラホラいる程度だとか。

歩道橋西側はなんとも田舎臭い風景が広がる。その先は埼玉県和光市。

都営三田線の線路は新大宮バイパスの手前でぶつ切れになっているが将来的に延伸可能な構造になっている。もともとは和光市駅から東武線乗り入れする路線の候補にもなっていたそうだが、乗り入れ路線を有楽町線に譲り渡した結果、都営三田線であるこの駅前はまるで陸の孤島のような佇まいを残しているといった感じだ。

新大宮バイパスのすぐ向こうは荒川を跨ぐ笹目橋。その先もやはり埼玉県。付近の地図を見ればわかるが笹目橋を越えて戸田市早瀬に入ると工場と倉庫街ばかりが目に付く、運送業者がやたら密集しているエリアがある。自転車で行ける範囲なので、西高島平駅から自転車に乗ってこの工場街に通勤する人もきっといるに違いない。所謂「日雇い派遣」の人らもきっと…

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航空写真も見事に青い屋根ばかりで、そのまんま「ブルーカラー」ゾーンになっております(笑)

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東京DEEP案内の管理人です。2008年の開設以来、首都圏一都三県の街歩き情報を淡々と記録し続けております。いわゆる日陰者的物件、観光地にもならない場所、ちょっとアレな地域を見物・考察する事を趣味としております。2017年6月15日、単行本「『東京DEEP案内』が選ぶ 首都圏住みたくない街」(駒草出版)を発売。
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