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ガチな下町「荒川区荒川」 (2) ボロ長屋と町工場

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千代田線町屋駅南側一帯、荒川区役所に近い荒川区荒川は古い町工場とボロ長屋が並ぶ素の下町風景が濃密に残されている。そんな街並みを眺める為に路地を行ったり来たりしまくる我々取材班。
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荒川区役所近くの路地にはこのようなオールトタン葺きの平屋建て住宅が未だに普通な顔をして残っているのである。ここまでのグレードになると千葉や埼玉の田舎に行かなければなかなか見れなさそうな家だが、都心からの距離を考えると荒川区の取り残されっぷりは異常だと改めて驚く訳だ。これは東京DEEP案内的には褒め言葉ですから。


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荒川中央通りの東側、第二峡田小学校の南側の路地に入ると廃墟化したボロアパートが片側に並んでいる場所がある。ここも荒川区役所のすぐそばなのだが、全く区の中心といった雰囲気は感じられない。
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古い長屋形式のアパート兼商店といった建物だがその作りやコンクリートの劣化具合から見ても築50年以上のものと判断出来る。これでも完全に廃墟にはなっていないらしい。
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商店か町工場でも入っていたであろう1階部分の玄関口は使われていないらしくガラス戸に木材がバッテンに打ち込まれていた。つまり開かずの扉である。
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隣の建物は完全に廃墟っぽいです。蔦の絡まり方が尋常ではなくそのまま森に還りそうな気配すら見せている。1階部分の玄関も封鎖されて古い防火用水の桶で塞がれていた。
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そこから角を曲がるとさらに廃墟物件が続いていた。恐るべし荒川区。寂れ過ぎもいいところである。そして驚くべきがこれでも3月11日の巨大地震に耐えている事だ。建物の耐震強度って意外に分からないもんだね。
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しかしさすがに全部が全部廃墟アパートばかりという訳ではない。現役な感じのお宅も沢山ございます。庭先に洗濯物や自転車がそのまま置かれていたり、トタン塀に共産党のポスターがあったりとどう見ても下町全開です。
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荒川中央通りの西側の路地に入っても相変わらず車も通れない細い通路の両側に民家がひしめき合っている。
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町屋駅に近づくにつれて表通りはあらかたマンションで塗り固められてしまってはいるが、一歩内側に入ると未だにこのような平屋建てボロアパートが健在である。リアル戦後の路地裏風景。ガキンチョが集まって力道山がカラテチョップとか言ってそうな路地である。
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そのまま町屋駅がある方向に路地の谷間を掻い潜っていく。下町庶民の生活空間の中を垣間見るような路地の風景はプライバシーも糞もあったものではない。関西では「文化住宅」と呼ぶような簡素な長屋アパートの屋根の上から、町屋駅前の高層マンションが顔を覗かせていた。
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路地は住宅が向かい合いながらさらに道幅が狭まっていく。簡素なアパートには簡素なバルコニーが取り付けられていて、簡素なトタン屋根が雨露をしのいでいる。
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そしてここにもブルートタンに共産党ポスター。青い背景に赤旗が対照的である。荒川区は共産党議員が自民公明民主と肩を並べているほど共産党の強い地域である。
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ブルートタン住宅群に紛れて町会集会場がある。明朗町会…これも地名か何かだろうか。町会費は明朗会計ですとか。まさか(笑)
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町屋駅周辺には未だに細く入り組んだ路地にボロアパートが密集している土地が当たり前に存在している。震災リスクがどうこうといった話は以前からあったが、ひとまず先日の巨大地震で建物が丸ごと倒壊したという話が全く無かったのが意外。我々が見た感じでも、地震で壊れた家は全く見かけなかった。

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東京DEEP案内の管理人です。2008年の開設以来、首都圏一都三県の街歩き情報を淡々と記録し続けております。いわゆる日陰者的物件、観光地にもならない場所、ちょっとアレな地域を見物・考察する事を趣味としております。2017年6月15日、単行本「『東京DEEP案内』が選ぶ 首都圏住みたくない街」(駒草出版)を発売。
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