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【現存せず】存在自体が都市伝説!時代遅れのゴージャスラブホテル!吉祥寺「ホテル井の頭」

武蔵野市吉祥寺…「住みたい街ナンバーワン」の街は、あらゆる店が集う都会的側面と、その目の前に広がる井の頭公園という自然環境の相乗効果がもたらすものであろうが、「吉祥寺に住んでる私」が大好きな自己満足的住民によって今日の吉祥寺は支えられている。

武蔵野市 吉祥寺

おそらく都内で一番リア充率の高い公園であろうと思える吉祥寺の井の頭公園。
日曜日にはフリーマーケットがあったり、路上パフォーマーが現れたり、犬を連れるファミリー、はたまた健康のためにランニングに励む小奇麗なオヤジ、動物園やボート池で思い思いの休日を過ごす家族やカップルばかり。相変わらず健全な空間だ。

武蔵野市 吉祥寺

そんな公園だが、ボート池に乗ったカップルは井の頭弁財天の弁天様の妬みを受けて別れさせられる運命になるという都市伝説はよく知られた話。それが弁天様ではなく井の頭公園に集まるリア充カップルを妬んだ何者かの流言かどうかは定かではないが、恋人達の集まる土地という図式は長年崩れてはいない。

武蔵野市 吉祥寺

いずれにせよ定番デートスポットである井の頭公園、恋人同士でリア充全開な一日を過ごした締めにはやっぱりラブホテルに転がり込んで一夜を決めたいと願うもの。

武蔵野市 吉祥寺

この井の頭池からちらりと見える時代錯誤の白亜の宮殿、それが熱く盛り上がった恋人達の愛を示し合う秘密の城であるのなら、あまりにも人を選ぶ城であろう。井の頭池の向こうに見えるは「ホテル井の頭」。それにしても物凄い佇まいの建物である。白亜の宮殿の屋上にはぶっとく「井ノ頭」と書かれたネオンサイン。こう見えても現役のラブホテルらしい。

武蔵野市 吉祥寺

井の頭池の畔となる周辺地域には何軒か「連れ込み宿」と言って然るべき前時代的な旅館やホテルが数軒残っている。ホテル井の頭、旅荘和歌水、みつい旅館、Kエリザベスの4軒である。どれも酷く年季が入りまくっていて、怪しげな外観は共通している。
上野の不忍池、西新宿の十二社池(埋め立てられて存在せず)、池の畔に連れ込み宿というのは日本における古い文化のお決まりのパターンなのかも知れない。

武蔵野市 吉祥寺

隣接する「旅荘和歌水」の敷地駐車場から見えるホテル井の頭の建物。やはり西洋の城と意識して作られた建物である。白亜の宮殿のはずだが良く見ると染みで壁の至る所に黒い筋が走っていて不気味なことこの上ない。築40年くらいは建っているのではなかろうかと思われる。

武蔵野市 吉祥寺

壁に貼られた駐車場への案内看板も、周りの建物に囲まれて意味を成さなくなってしまっている。熱海の廃旅館でもここまでのハイクオリティさを見せる建物はそうそう見かける事がない。

武蔵野市 吉祥寺

怪しさ全開なホテル井の頭の入口部分は吉祥寺通りに面して建っている。通りに面しているのは西館で、敷地奥に東館が隠れて繋がっている形になっている。

武蔵野市 吉祥寺

吉祥寺通り側から車が入れる下り坂が続いていて、その突き当たり左側がホテルの入口となる。そのまんま開け放たれている入口は、どう見てもビジュアル的にはラブホテルなのに、管理人室からテレビの音がダダ漏れになっているという隙だらけの状態。
恋人同士のひと時を過ごすにはあまりにハードルが高すぎる。しかし休憩4000円という安価さから利用者は多い模様。

武蔵野市 吉祥寺

ホテルで重要ミッションを果たした後は井の頭公園直通の裏道に抜けても構わない。目の前がもう公園の森になっているのである。

武蔵野市 吉祥寺

だがその先からは容赦なくジャングルである。まるで居城を乗っ取られた敗残兵が城の裏口からこっそり逃げる為に通る隠し通路のようなテンションである。もはやムードもへったくれもなくクソ笑える。

武蔵野市 吉祥寺

頭上を見ると西と東の2館を行き来する渡り廊下が架かっている。裏から見てもかなり奇抜な建築物で、どう見ても昭和40年代以前の仕様にしか見えない。今の時代の基準からするとまず有り得ない建物であることが分かる。

武蔵野市 吉祥寺

そんなホテル井の頭という貴重な空間を味わわずに終わる訳にはいかない。ということで、日が暮れた後に再びホテルを訪れ、建物の内部に突撃した。地元のカップルですらまず入らない、存在自体が都市伝説と言われる、時代錯誤の白亜の宮殿にいざ出撃。

吉祥寺駅から徒歩5分も掛からない、井の頭公園に隣接する怪しさ全開の「ホテル井の頭」。

武蔵野市 吉祥寺

その外観のあまりの凄さに思わず入らない訳には行かぬ、とホテル内部に突撃を試みた、その一部始終をありのままにお伝えしようと思う。

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東京DEEP案内の管理人です。2008年の開設以来、首都圏一都三県の街歩き情報を淡々と記録し続けております。いわゆる日陰者的物件、観光地にもならない場所、ちょっとアレな地域を見物・考察する事を趣味としております。2017年6月15日、単行本「『東京DEEP案内』が選ぶ 首都圏住みたくない街」(駒草出版)を発売。
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