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【激臭】日本で唯一、本物の下水管の中に入れる施設「小平市ふれあい下水道館」に突撃【クッサー】

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日本唯一、本物の下水管の中に入れるという異臭体験型アトラクションゾーン「小平市ふれあい下水道館」の最奥部、ふれあい体験室に辿り着いた。

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この先にある「体験コーナー」の扉を跨げば、いよいよ本物の下水管とご対面と言う事になる。さっき防臭扉を潜ってきたわけだが、気圧差で異臭を封じ込めているためか、まだ臭い匂いが漂ってくる事はない。

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下水管の中のガス濃度や汚水の水質は常に監視されている。時折有毒ガスが発生するなど人体に悪影響を及ぼしかねない下水管内の環境。近年自殺方法としてトレンディなあの硫化水素も発生することがあるので侮れないぞ。

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他にも下水管や普段使っている洋式便器の断面も見れたりする。

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有毒ガスの発生の有無をちゃんと確認した後は覚悟を決めていよいよ「体験コーナー」へと足を踏み入れることにしよう。

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建物と下水管を結ぶ通路を挟んでもう一枚隔離壁を超えた向こうにリアル悪臭ゾーン。ここまで来たらもう引き返せない。自称街の匂いフェチである東京DEEP案内取材班もこの空間を目の前にして感極まる思いだ。

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分厚い隔離用の扉を超えて下水管に入ると、異臭を遮るエアーカーテンを跨いだ先がもう別世界だ。途端に下水道から立ち込める異臭と熱気と湿気が容赦なく襲い掛かってくる。

まだ異臭は覚悟の上のことだが、それよりも不快なのが全身を包み込むような異様な湿気。身体中に染み付きそうな勢いすら感じる。

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下水管の中央に敷かれた体験コーナーの足場。アウシュビッツのガス室ではない。

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まさに下水ですと言わんばかりの黄土色の水。当たり前だが匂いの主成分はウンコとシッコの匂いに他ならない。今では下水道が完備されている世の中なのであまり経験した事がない人も多いかも知れないが、未だに田舎によくある浄化槽つきの家のトイレを使う時に時折悪臭が逆流して室内に充満することがある。まさしくその匂いだ。

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体験コーナーの足場周囲には「落し物」をしないようにわざわざネットが張られている。手すりがついているのも、もちろん人間の「落下事故」を防止するためである。生暖かい下水の熱が蒸発し下水管の天井に水滴を作っている。これが時折垂れて来る事もあるので油断ならないのだ。

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ここでも温度計と湿度計が活躍中。下水管も人が作ったものだけに経年劣化で破損することのないよう、実際に人が入ってメンテナンスを行っているのだ。そんな仕事をしている人に心から敬服したい気持ちになる。この悪臭と閉鎖空間の中で正気を保っていられる精神の持ち主でなければとても勤まらない。

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そしてやたら目立つのが明かりにたかる虫の大群…小バエの一種だろうか。地上では江戸時代の土木遺産「玉川上水」が流れているその地下深くで、誰にも知られず下水を流すための水路が存在している。小平市西部の世帯から流される生活排水がこの下水管を通って下流の府中市にある下水処理場に辿り着く。ともあれ、都市インフラを何も知らずに使い続けている身としては一度くらいは訪問しておいた方がいいと思う。超おすすめ。


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東京DEEP案内の管理人です。2008年の開設以来、首都圏一都三県の街歩き情報を淡々と記録し続けております。いわゆる日陰者的物件、観光地にもならない場所、ちょっとアレな地域を見物・考察する事を趣味としております。2017年6月15日、単行本「『東京DEEP案内』が選ぶ 首都圏住みたくない街」(駒草出版)を発売。
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