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【豊島区】地味だけど怪しい山手線北端部の下町「駒込」を歩く (2010年)

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駒込駅南口から線路沿いに東口方面に歩いて行くと下り坂の途中に「江戸駒」という屋号の一軒の和風旅館が姿を現す。

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旅館単体で見ると落ち着いた外観で、外壁も綺麗に塗り直されてしっかりした作りになっているが、周囲にラブホテルが点在している所を見るとここもやはり「連れ込み」ではなかろうかと勘繰る訳である。

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旅館の看板には「昭和30年代のオールドファッションスタイル」とある。物は言いようとはこの事である。どんなオンボロ旅館でもこの一言で済ませられそうな勢いのマジックフレーズですね。勉強になりました。

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玄関先には「懐しのスタイル」の決め台詞。しかし外観を見る限りでは改装済みで綺麗な旅館なので、吉祥寺「ホテル井の頭」のようなあからさまなヤバさは感じられない。

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ホテルの周囲を見てみて一見普通の旅館かな?と思ったら、やはり「休憩・宿泊」の料金表が示された看板があった。連れ込み旅館と見て違いないようである。

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そのまま坂道を下りきると駒込駅の東口に着く。整備が行き届いた南口とは真逆でなんだか雑然としまくっている。低い天井のガード下の中に改札があり、その間が自由通路になっている。

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JRのガードを挟んで北側がさつき通り、南側がアザレア通りとそれぞれ商店街が伸びている訳だが、どちらもそれなりに見所があるので後ほど回る事にしよう。

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さらに線路沿いの道を進んで行くと、東口から徒歩3分くらいの場所、何の変哲もない住宅地のど真ん中に突如として「ソープランド」と大きく描かれた破廉恥全開の店が存在している。だが年季が入りまくりで周囲の風景と完全に溶け込んでしまっているのがさすが下町駒込といった所だ。

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山手線の車窓からも丸見えの老舗ソープ「太閤」の看板。一体こんな場所で店を構えていてどんな客層の男どもが来るのだろうか、気になってしょうがないが、今まで店の中に入っていく客の姿を見た事がないので何とも言えない。

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完全に昭和40年代かそこらの二世代前の外観も素晴らしいが入浴料総額10000円という価格設定も凄まじい。一体どんなサービスが待ち受けているのだろう。

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ソープランド太閤からさらに少し歩いた所に、意外なものが存在する。「山手線唯一の踏切」である。正しくは「第二中里踏切」。山手線に踏切は無いと思い込んでしまいがちだが、一周34.5キロ29駅の区間でただ一つ、この場所にしっかり踏切が残っていたのだ。

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目印は踏切正面のでかいゴルフボール。「ライト」というゴルフ用品会社のオフィスがある。ちなみに踏切が跨ぐ線路は山手線のみで、駒込駅方面から並走していた湘南新宿ラインは手前で橋の下を潜り赤羽方面に分かれている。

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2~3分おきで電車が来る山手線の踏切なんて、殆ど開かずの踏切じゃねえのかと思ったのだが、あくまで山手線しか通っていないので、踏切がずっと閉まったままという事はないのだ。


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東京DEEP案内の管理人です。2008年の開設以来、首都圏一都三県の街歩き情報を淡々と記録し続けております。いわゆる日陰者的物件、観光地にもならない場所、ちょっとアレな地域を見物・考察する事を趣味としております。2017年6月15日、単行本「『東京DEEP案内』が選ぶ 首都圏住みたくない街」(駒草出版)を発売。
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