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埼玉県春日部市 (3) 日光道中粕壁宿

春日部駅東口の西側から南北に伸びる、旧日光街道に近い寂れまくり状態の商店街で朽ちてゆく昭和の哀愁を堪能しまくった後、さらに散策を続ける事にする。

旧日光街道、かすかべ大通りに交差する土地にはかなり場違いな高層タワーマンションがデデーンとそびえ立っている。さっきまでの崩壊寸前の市街地は一体何だったのかという程の凄まじいギャップであるが、やはりタイムゾーンがズレまくりの街であることを感じさせる。



しかしタワーマンションの隣は容赦なく自転車屋の廃墟がそのまんま放置されているという、この落差。都心に通える距離で、東武線で通勤圏内、なおかつマイカー中心という郊外都市春日部。街の変化もどこか歪さを感じる。

時折蔵造りの家が残っているなど随所に旧宿場町の風情が残っているかすかべ大通り沿いの道。しかし観光資源となる程のインパクトもないせいか、全体的に寂れた空気が漂っている。

駅前から伸びる公園橋通りと交差する埼玉縣信用金庫の前に日光道中粕壁宿の案内看板が建っている。江戸の外れの千住宿から数えて四番目の宿場であり、「おくのほそ道」で知られる松尾芭蕉も千住から出発した初日の宿を粕壁に取ったとされる。

一旦かすかべ大通りを外れて公園橋通りを北上する。道沿いに置かれている案内看板が090金融の汚らしいビラで完全に覆われている凄まじい光景を見る事ができる。普通に器物損壊罪だがやりたい放題なのか?!

さらにバイアグラ個人輸入代行業者のビラまでもが街中の電信柱をジャックしている。デリヘルビラだらけの越谷あたりを見ていても埼玉の東武沿線は相当イカれた貧民街だと常々思う訳だが、やはり春日部あたりも文化圏は同じようで。

公園橋通りはその名の通り、古利根川に架かる「古利根公園橋」に差し掛かる。橋の脇にも貧民街特有の「カードでお金」の広告がベタベタ貼られている。

「公園橋」という名前だけあって、なんと橋の上に公園が作られているという変わった場所なのだが、気になって仕方がないのが公園橋の各所に置かれている女性裸像の数々。
春日部市が行っている「彫刻のある街づくり」の一環で市内各所に設置された彫刻の一部がここに置かれているそうだが、暇な街だな…

上半身裸でポーズを決める女性裸像。題名は「ジーンズ・夏」(笑)
もはやウケ狙いで置いているとしか思えないのだが、こうした女性裸像はみうらじゅん的に言うと「ヌー銅」である。ヌードの銅像。これはこれで一つのジャンルなのですね。

しかし中にはヌードじゃない銅像も含まれていてコンセプトが不明瞭である。これがもし「ヌー銅」ばかりだったらマニアが喜んで春日部詣にでも来そうに思えるのだが。

春日部市内を東西に隔てる古利根川。川の名前の通り、かつては利根川の流路の一つだったようだ。現在も流域各所に農業用水を送るなど重要な役割を果たしている。

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東京DEEP案内の管理人です。2008年の開設以来、首都圏一都三県の街歩き情報を淡々と記録し続けております。いわゆる日陰者的物件、観光地にもならない場所、ちょっとアレな地域を見物・考察する事を趣味としております。2017年6月15日、単行本「『東京DEEP案内』が選ぶ 首都圏住みたくない街」(駒草出版)を発売。
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