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江ノ島は捨て猫の島である

毎日観光客の姿が絶えない江ノ島。この島に初めてやってくると、ある事に気が付く。
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それは江ノ島島内に生息する「野良猫」があまりに多い事だ。橋で繋がっているとは言え、江ノ島は一応隔絶された島という事もあり、訪れる観光客の誰かが捨てたのか知らないがいつのまにか捨て猫が繁殖して「猫の島」として知られるようになった。


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江ノ島では特に人通りの多い江島神社表参道にネコ募金を設置して、観光客の善意を募っている。
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江ノ島に生息する猫は大勢の観光客の前でも決して怖がるようなことはない。完全に人馴れしてしまっている。もし猫の前で腰を落としてしゃがみ込むと、ほぼ例外なく人の足元に擦り寄ってきて「ゴロゴロ」する事であろう。
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どの猫どもも人に対して警戒感ゼロである。腹見せてる場合じゃないだろ。
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江ノ島に上陸してから奥津宮までを歩く間に、恐らく最低10頭以上の猫の姿を見る事になるはずだ。どれだけ猫だらけなのかは実際に島を訪れて経験して欲しい。
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猫の存在に気をつけて島内を探索すると、様々な毛並みの野良猫達の生態をつぶさに観察出来る。昼寝中に人がやって来ても何処吹く風である。自分の納得が行くまでひたすら寝続ける。
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島で見かける猫の半分以上がだいたい寝ている。寝る子で「ネコ」とはよく言ったものである。
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エスカー乗り場の真ん前にもご立派な毛並みだけどホームレスのオッサンみたいに黒ずんだシャム猫さんが毛繕いの最中だ。外来種のシャム猫が野良猫というのもおかしな話で、コイツもやはり捨て猫なのである。
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江ノ島では捨て猫を見つけ次第避妊手術を行って繁殖調整を行っているそうだが、既に島全体で200~500頭程度生息していて、どうにも収拾がつかないらしい。
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そんな事情を知ると、猫が見た目に可愛いだけでは済まない話だが、傍から見る側からするとひたすら和まされるだけだ。
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ただでさえ観光地で人の往来が激しい江ノ島が「猫の島」としてメディアに喧伝されてしまい、ますます捨て猫が増えるという悪循環に陥っている。
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無節操なペットショップの生体販売、無責任に捨てられる子猫、その裏では保健所で毒ガス室に入れられて無駄死にする犬猫の存在。
日本のペット事情の酷さは恥ずべきレベルの問題であるが、だからといって中国や東南アジアみたいに犬猫を食ってしまうのも何だし。いやはや困ったニャー。
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サムエル・コッキング苑の中にも昼寝中の猫の姿がある。
猫は夜行性である。さぞかし夜の江ノ島は猫達の発展場となっているであろう。
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これだけの猫がいるなら、夜な夜な島中で盛りの付いた猫達の「アオーンアオーン」の大合唱が響いているに違いない。昼間はひたすら寝てるだけで静かなものだが…
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猫どもは土産物屋の軒先でも店員に一切ウザがられる事もなく可愛がられている。
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命を脅かす自動車が通るような事も一切ない。安全快適。魚もうまいし。
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店先どころか店の中にまで押し入って堂々と昼寝中の猫まで居た。丸々と太った三毛猫だ。さぞかし裕福な生活を楽しんでいるのだろう。
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ガリガリガリガリ。爪も研ぎ放題である。この店ではもう完全に猫が主権を握っているようだ。
ちなみに江ノ島と言えば猫だけではなく、外来のタイワンリスが繁殖した「震源地」の一つでもある。昭和26(1951)年に江ノ島植物園で飼われていたものが台風で飼育小屋が壊された為に集団脱走して、野生化した子孫が周囲に生息し始めたのだ。現在でも鎌倉市街地などでタイワンリスの姿を頻繁に見かける事が出来る。

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東京DEEP案内の管理人です。2008年の開設以来、首都圏一都三県の街歩き情報を淡々と記録し続けております。いわゆる日陰者的物件、観光地にもならない場所、ちょっとアレな地域を見物・考察する事を趣味としております。2017年6月15日、単行本「『東京DEEP案内』が選ぶ 首都圏住みたくない街」(駒草出版)を発売。
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