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【山手線北側の場末空間】おじいちゃんもハッスルハッスルな「巣鴨駅前」の商店街(2010年)

かなり久しぶりに巣鴨を訪れた。おばあちゃんの原宿などと呼ばれているあの街だ。だが久々に駅に来るとやけに場違いでオシャレな女の子向けなテナントばかりが入居する駅ビルが出来上がっていて、またまた画一的スイーツ化現象が巻き起こっている。

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エキナカ商売って本当センスないよね。つくづくため息しか出ない。金儲けしか考えていない奴らが街づくりを始めると碌な事にならん。

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しかし一歩駅の外に出るとそこはやはり巣鴨だった。いつ来ても安心のジジババ率である。売られているものもババ服に婦人カツラ、老眼鏡とおしなべて高齢者仕様。しかし巣鴨の風景は未来の超高齢社会の日本を先取っているだけだという事を自覚せよ。現に今ですら日本の地方都市の商店街を見渡すとプチ巣鴨状態となっているわけだ。

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巣鴨の街中で見られる「お年寄りをいたわる」優しい人間模様。これも巣鴨の街に老人を引き寄せる大きな特徴となっているが、超高齢社会の日本では老老介護が日常茶飯事となり、介護する側される側が共倒れになる事も少なくない。まだこうして街に出られるだけ幸せなご老人なのだ。

個人宅という名の密室では行き詰まって伴侶を殺める老夫婦の悲しい結末も人知れず存在している。それが日本の進む険しい道のりである。

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しかしそんなジジババ展覧会状態の巣鴨の街も、表通りを外れると途端に胡散臭い街並みに変わる。そこは巣鴨駅前商店街北側一帯である。

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商店街から脇道に入るとのっけからギラギラとネオンサインを轟かせるは隣の大塚に聖地を抱える「花びら回転」激安ピンサロの数々。

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池袋、大塚と来て、ここ巣鴨も隠れた風俗地帯の一つなのである。一発3000円とか4000円だったらおじいちゃんの心細い年金生活でも気兼ねなく遊べますね。結構な数の店舗が巣鴨駅前商店街北側にびっしり並んでいて昼間から客引きのオッサンがしっかりと見張っている。

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なにが「安全地帯」なのかよく分からないが玉置浩二には許可を取って営業しているのだろうか。「EE気分」と書かれた看板に昭和のセンスと匂いを嗅ぎとってしまう。

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何も巣鴨は花びら回転だけに限らない。どうやら出会いカフェまであるようだ。巣鴨もやっぱり池袋文化圏。「エレガントな女性が集まる」だなんて書かれていて噴飯ものだが、ここは巣鴨なんだからせめてエレガントな老女くらいにしてくれないとリアリティに欠ける。

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しかしとんでもない場所にある出会いカフェだよな。雑居ビルの谷間の奥にぽつりと続く花園への入口。むしろ美人局の被害に遭ってヤクザに殴られそうな路地裏といった風情が全開である。

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怪しい店ばかりに限らず居酒屋なんかも多い。良く言えば雑多な歓楽街といったところである。商店街を外れてさらに巣鴨の怪しい街並みを見て行く事にしよう。

とげぬき地蔵・高岩寺と地蔵通り商店街とジジババのイメージしかない巣鴨だが、実は巣鴨駅前周辺は地味に風俗店が多い。巨大歓楽街・池袋から漂うダークでピンクなオーラが山手線で運ばれて何となくこの付近にまで続いているような感じがする。

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激安ピンサロの聖地・大塚を隣に控えるここ巣鴨でも、かなりの数の店舗がギラギラといやらしいネオンサインを輝かせて巣鴨の街を闊歩する老い先短いおじいちゃんのささやかな欲望を掻き立てているのだ。

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巣鴨駅前商店街の北側一帯を歩く。駅前から少し歩くとのっけからパチンコ屋に挟まれてDQN全開な街並みだが、その向こうに巣鴨民の買い物拠点・西友がある。

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その西友を抜けた先には創価系のご立派な仏壇屋がデーンと立っている訳だが、実はその隣にソープが並んでいるという何とも香ばしい街並みが見られるのだ。

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以前は別の店舗(同業種)が入っていたが潰れて、オーナーが変わったのか若干店構えが違うようだが、看板には「コスプレソープランド」と書かれているちょっと変わり種の店だ。その下に総額料金が表示されている。どうやら巣鴨のソープはここ一軒のみのようだ。

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その左隣にも「新作家具調から最高級無垢仏壇まで」と書かれた何だかよく分からない店が入っていて、微妙にカオス。そんな街を行き来する人々は何の変哲もない一般市民ばかり。

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「仏壇」と書かれていて気になったのでビルの上を見上げたらやっぱり「学会員用」と看板がありました。三軒並んで仏壇屋に挟まれたソープというのが笑えてしまう。「そーか!そーぷ!そーか!」と叫びたくなりそうですがやめておきました。

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近くに池袋があるのかして、歓楽街としての規模はそれほど大きなものではないが、風俗店やパチンコ屋の他に個室ビデオ店もしっかりあるなど、店舗構成のDQNっぷりはおおむね共通している。

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西友から遠い側の筋に入ると新築マンションに並んで戦後の時代を匂わす店舗兼住宅の古い長屋が残っている。

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すぐ裏手は都営バスの車庫の敷地になっていて行き止まりの路地。巣鴨駅前で辛うじて戦後のドサクサ臭が残っているのは唯一ここだけの模様。

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しかしそんなものよりも激安ピンサロの看板が目立つのが巣鴨の土地柄である。W回転でも4000円。オニーサン、シャッチョサン、巣鴨来タラスゴク安イネ!


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東京DEEP案内の管理人です。2008年の開設以来、首都圏一都三県の街歩き情報を淡々と記録し続けております。いわゆる日陰者的物件、観光地にもならない場所、ちょっとアレな地域を見物・考察する事を趣味としております。2017年6月15日、単行本「『東京DEEP案内』が選ぶ 首都圏住みたくない街」(駒草出版)を発売。
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