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早稲田大学キャンパス前に珍建築あり!日本のガウディ梵寿綱が手掛けたマンション「ドラード早稲田」見物 

都の西北早稲田大学キャンパスの程近く、早稲田鶴巻町の一角にそびえている「ドラード早稲田(和世陀)」。中身は普通の賃貸マンションなのだが、建物の外観が何やら凄まじい。

これは昭和58(1983)年に日本のガウディなどと称される(らしい)建築家・梵寿綱氏が手掛けた建物である。6階建てだが、5階と6階が変則的な作りになっている。

遠目に見ると悪趣味なデコレーションケーキのように見えなくもない、ファンタジックかつ妖艶な作りの建物、これが実は分譲賃貸マンションだとは傍目から思いもしないだろう。

1階が店舗、2階から上は住居となっているようだが、とてもベランダから布団を干してよさそうな雰囲気には見えない。

早稲田大学キャンパス側の壁は統一感のある鱗形の装飾の中に色違いの丸いタイルが埋め込まれている。こちら側も窓が少なく、あまり生活感が感じられない。

交差点に面するバルコニー。天井の裏側まで装飾が抜かり無く手がけられている。まさに建物自体が芸術品。

バルコニーに限らず建物の各所に置かれているオブジェも一体何を示しているのだろうか、皆目見当が付かない。龍なのか植物なのか、それとも女性の髪なのか?

外壁にはサイケデリックな模様に人間の顔が埋め込まれている。一つ一つが陶器のタイルを組み合わせて作られているようで、よく見ると同じ形のものがない。

タイルに描かれたイラストも、よく見ると全然統一感が無かったりして笑える。この建物を一つこしらえるのにどれだけの手間を掛けたのだろう。想像力を掻き立てられる。

ドラード早稲田の外壁には人体をモチーフにした装飾が多用されている。人の住まいもまた有機的なものでなくてはならないという、建築家の意思が働いているように思える。

ここにも女性の身体がモチーフになった像が埋め込まれていた。女体すなわち母なる身体という事なのか。しかしこれが25年前のセンスとは思えない新鮮さを感じてしまう事が一番の驚きなのだ。

人間の身体のパーツに混じって置かれる、不気味な笑みを浮かべる鬼の顔。かなりミステリアスである。

サイケデリックかつ有機的で曲線を多用するといった特徴を持つドラード早稲田のデザイン、用途はかなり違うが、フンデルトヴァッサーデザインの大阪市環境局舞洲工場も、結構立ち位置としては梵寿綱のそれに近いのかも知れない。

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東京DEEP案内の管理人です。2008年の開設以来、首都圏一都三県の街歩き情報を淡々と記録し続けております。いわゆる日陰者的物件、観光地にもならない場所、ちょっとアレな地域を見物・考察する事を趣味としております。2017年6月15日、単行本「『東京DEEP案内』が選ぶ 首都圏住みたくない街」(駒草出版)を発売。
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