戦後日本の中枢を裏で支える街・高級料亭とTBSとコリアタウンの「赤坂」を歩く(2010年)

港区

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TBS放送センターの正面から山王日枝神社に至る商店街にも、これでもかと言う程韓国料理店や怪しげなマッサージ店が並んでいて雰囲気が独特だ。

とても政府官庁街の目の前にあるとは思えない猥雑でアジアンな街並み。並ぶ看板は韓国系か中国系しかないニダアルヨ。東京の中心は既にアルカニダに占領されてしまったかのような光景を見せるのが赤坂という街の現状。

日本のおける在日韓国人のワシントンが麻布十番なら、ニューヨークが赤坂であるという見方もある。麻布十番は韓国大使館や韓国民団本部がある政治の中心地、赤坂は韓国企業の日本法人が集まっている経済の中心地だからだ。

比較的表通り的要素の強い一ツ木通りよりも、隣のみすじ通りやエスプラナード通りの方が幾分猥雑さが目立っている。高級料亭だらけだったという面影はどこにもなく、ひたすら雑居ビルにハングル文字が目立っているのみ。

そして容赦なく密集しまくる焼肉屋の看板。きっと赤坂通いの芸能人や政治家もお忍びで焼肉を食べに来ているのだろうか。

繁華街としては新大久保のようにゴミゴミと人でごった返している訳でもない赤坂の街だが、韓国人向けのネカフェ「PC房」の店舗やパチンコ屋、ハングルでノレバンと書かれたカラオケ屋があるなど、街の機能的には殆ど新大久保に近い。

日本語よりもハングルの方が多くなってしまった雑居ビルの店舗看板。赤坂界隈では別に珍しい光景ではない。

一方で潰れて廃墟同然の姿を晒す雑居ビルの存在も目立つ。韓国系店舗だらけの赤坂だが、地代が高いせいで、この不況のご時世では商売出来ないということで、地価も割安で人口の多い新大久保に移転する業者が後を絶たないようだ。

ヤクザと韓国人しかいないので「ヤッカン通り」と呼ばれていたと言われるエスプラナード赤坂通り(田町通り)に入ると、さすがに昔ほど荒れてはおらず、昼間は普通にオフィス街らしい光景を見せる。

そこには韓国人向けの不動産屋まである。まさに至れり尽くせりのコリアタウン。

同じ韓国料理店でもここは刺身の専門店。店名の東海とは日本海の韓国読みか。そのうち独島なんて名前の店が出来るかも知れんな。

韓国食品、国際電話カード、屋台料理、とりあえず何でも用意してます的な韓国人向けスーパーマーケット。ガチなコリアタウンなら必ずこの手の店がある。

スナックやバーなどが入った雑居ビルの一角に韓国スーパーがあるのも、実にもっともらしい。

またしても潰れたまんまの雑居ビルが痛々しい姿を晒している。このビルも韓国料理店や怪しげな個室ビデオ店の看板がそのまんま残っていて、いかにもコリアタウンらしい。

さらに精力剤など夜の営みに便利なアイテムを揃える薬局もあり。官庁街でお堅いご職業にお勤めのお父さんのパワースポットでしょうかね。

他にも仕事の疲れを癒すマッサージ店もあちらこちらに。赤坂界隈はTBSだけではなく韓国系企業の日本支社も密集しているということで、赤坂に勤める在日韓国人サラリーマンも多い。

「非風俗店」とわざわざ断り書きのステッカーが貼られていてなおさら怪しさ爆発なマッサージ店もあり。

付近の街灯には日本語韓国語中国語の三ヶ国語でマッサージ店や飲食店、風俗店などの強引な客引きが横行しているということを示す警察からの「御触れ書き」もあるくらいだから、赤坂における裏社会はやはり厳然として存在し続けているのだろう。

赤坂が韓国人向けの店ばかりで「すまない」。韓国人歌手のテ・ジナさんが歌います。誰やねん。

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