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武蔵小山の隣・東急目黒線「西小山」 (4)

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西小山駅前の商店街とニコニコ通りとの間をぶった切る広い目の道路を東側へ進んでいくと立会川の暗渠に合流する。
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この通りに沿った建物も見事に古いモルタル塗りの商店跡が立ち並んでいるので一見して雰囲気が異様だ。戦後の花街跡は西小山駅の南東側にあたるが、この界隈は戦後早くから商店街が築かれて栄えていたようだ。殆ど終わコン状態だけど。


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店は薬局の一つに至るまで昭和の佇まいを忠実に残している。自由が丘スイーツ(笑)に侵食された目黒区内にありながら我が道を突き進むかのような街並みにうっとり。
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さらに向かいにはバリバリ下町風情全開の銭湯「平和湯」まである。隣接した稲荷神社がうまい具合に雰囲気を高めている。
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駅前だけを見ていると純然たる下町住宅地といった感じに思えるのだが、こんな凄まじいボロアパートも残っているし駅から離れるにつれて町工場も目立ってくる。五反田あたりの電子部品メーカーの集積ぶりを見ても分かるように品川区や目黒区あたりには電子関係を中心に下請けの中小零細の町工場が多い。
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そのまま道なりに東に進むと大部分が暗渠化した立会川の上を車道が走っている。旗の台駅の手前まで車道が連なっていて、そこからさらに荏原町やら西大井、大井町までずっと暗渠が続いている。
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この交差点から北側は遊歩道でこんな案内看板があった。水源地とされる碑文谷池あたりまで殆どの部分が暗渠化されている。こんなに暗渠だらけの川も珍しい気がする。
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遊歩道沿いに行くとそのまま碑文谷あたりまで抜ける事が出来る。暗渠を遡るとその先には清水池公園、さらに分岐してもう一ヶ所が碑文谷池。その2ヶ所が水源地らしい。
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この暗渠化した立会川の両岸も古臭いアパート兼商店の建物できっちり固められている。
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くすんで黒ずんだモルタル壁が何とも言えない風合いを出していて素晴らしい。築50年程度だろうか。墨田区江東区あたりでは珍しくないが、目黒区でこのクオリティはあまりお目にかかれないかも知れない。
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既に経営者が高齢化して店を畳んでしまいました的な店舗だらけのシャッター通りと化していて寂寥感がハンパではない。
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やはり町工場ゾーンである事を感じさせてくれるのが仕出し弁当屋が存在している事。零細の町工場の昼飯はたいてい仕出し弁当である。おもむろに店の外に積まれた通い箱がどこか汚いのが気になる。西小山駅周辺はバリバリの下町なのである。

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