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超下町!港区白金 (1) 四の橋商店街

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麻布十番、高輪と港区の所謂「セレブタウン」扱いされる街をぶらぶら歩いてみたが、次は白金に行こうと言う事になった。
白金と言えば高級住宅街としてテレビや雑誌でも散々持て囃された事もある街で、白金に住んでいるマダムはシロガネーゼだの、プラチナタウンだの、何やら住んでいるだけでステータスになれるような勢いである。
しかしそんなメディア主導のイメージばかりで語られる白金は実は超がつくほどのド下町であるというタレコミが来た。白金の地名は港区白金・白金台に跨るが、そのうち白金の大部分は古川沿いに昔ながらの低層住宅が並ぶ古い下町であるという話だ。


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地下鉄白金高輪駅を降りた西側一帯が白金にあたる。駅前には「白金アエルシティ」などといういかにもな高級駅前マンションが建ち、さすがシロガネーゼとか言われるだけの事はあるな、というのもつかの間、裏手に入るといきなり普通の下町風景が現れるのだ。
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そこでは完全に下町全開なガチャポン駄菓子屋が出現するなど、早くもプラチナタウンなどというメディアが作り上げた言葉が嘘臭く思える景色に出会える。こういうところでシロガネーゼの子供も遊んでいるのだろうか。いや、そんなわけなさそうだが。
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そこから広がるのは紛れもなく「白金」という地名に対して持っていたイメージを完全破壊するド下町が延々と続く光景。
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この界隈にあるのは「四の橋商店街」。白金の北側を流れるコンクリートドブ川「古川」に掛かる四の橋から名前が来ている。ちなみに麻布十番あたりから一の橋、二の橋、三の橋というのがあり、それが五の橋まである。
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非シロガネーゼの台所、四の橋商店街の「ホームマート」。高級感は皆無。
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ホームマートの脇にあるマンションの玄関前には大量の生ゴミが入った袋と社民党ポスター。ここのマンションの住民だろうか、相当ゴミ出しマナーが悪いな…しかしここも正真正銘「白金」の一部ですから。
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この白金という街、1丁目から6丁目まであり、噂どおりの「シロガネーゼ」がスイーツ(笑)なエリアは南側の2・4・6丁目と白金台にあたる。そして今居る古川沿いの低地に広がる下町エリアは1・3・5丁目の奇数となる。
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さらにこの白金の下町エリアは「準工業地域」。かつては今の大田区と同じような感じで中小の町工場、主に板金工場や印刷工場などが街の中にひしめいていたのだ。そしてそれは今も変わらず残っている。
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白金の町にもそんな事情があったことをようやく飲み込みながら道を歩くと、時折町工場らしき区画が見える傍らで、ブルーカラー層が住まうオンボロアパートがあちらこちらに建っているのが確認できる。この界隈は大田区や足立区あたりの風景とどこも変わらない。
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実は東京都港区は日本における近代製造業発祥の地として、特に白金界隈では明治時代から中小零細の工場を中心とした街が開けていたと言われている。その痕跡が今でもしっかり残っているのだ。
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路地裏の奥まで注意深く観察していると本当に町工場だらけであることが分かる。
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「白金」は北半分が町工場だらけのド下町で南半分がセレブゾーンという対照的な特徴を持った不思議な街だった。

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東京DEEP案内の管理人です。2008年の開設以来、首都圏一都三県の街歩き情報を淡々と記録し続けております。いわゆる日陰者的物件、観光地にもならない場所、ちょっとアレな地域を見物・考察する事を趣味としております。2017年6月15日、単行本「『東京DEEP案内』が選ぶ 首都圏住みたくない街」(駒草出版)を発売。
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