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アジアンカオスな上野アメ横センタービル地下食品街

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もう色んな意味でブッ壊れている、言わずと知れたカオスな商店街「上野アメ横」。あまりにも有名なので実は東京DEEP案内でも扱っていなかった事に気づいたが、灯台下暗しで盲点だった。
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アメ横の途中で「上中(うえちゅん)」こと上野中通り商店街と分岐するY字路上に建つ「アメ横センタービル」。ここの地下にある食料品市場がとりわけヤバイと聞いて、一度訪問してみようと思っていたのだ。


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上野と言えば昔から外国人だらけの街。観光客も多いが、それ以上に日本に定住する外国人の姿が目立つ。偽造テレカを売るイラン人の姿はもう見かけないが、様々な国の異邦人さんがフツーに日常生活を送られてます。
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アメ横なんざ、通り抜けるだけで外国人と偽物バッグとダミ声のオッサンだらけでお腹いっぱいになるような場所だが、だからこそ見逃していたアメ横センタービルの存在。入口は地味だが、地下食品街に通ずる階段の踊り場にはタイの水上市場の写真が大きく貼られているのが印象的だ。この先広がる光景を予測しているかのようなその写真。
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地下に入ると、そこは一見すると普通の食品市場に見えないこともないが、買い物している客や商店主の顔つきを見ると明らかに日本人ではない。聞こえてくる言葉も日本語じゃないのだ。
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そして扱っている食品もどう見ても日本の市場のそれではない。フィリピンかタイかベトナムか、東南アジアのどこかの市場のそれである。アメ横センタービルの地下食品街はこうした東南アジア系食材、中国系食材が多種多様に置かれているのだ。
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肉類を扱う店も日本語表記の傍ら中国語表記も目立つ。そして日本の肉屋では扱っていない内臓の部位が豊富。かなりマニアックな品揃えだ。
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地下食品街のフロアはそれほど広くはない。店の数はおよそ十数店舗くらいだろうか。それでも表のアメ横の並びと比べて勢いは負けていない。やりとりをしている客は殆ど外国人。日本人はかえって浮いてしまう程だ。
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狭いフロアに店がひしめいているだけあって自然と場の密度も濃ゆくなる。視覚、嗅覚、身体の五感がもうここが日本ではないと察知している。もはやパスポートのいらない海外旅行です。
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思えば東京各所に東南アジア系外国人が普通に住んでいるわけで、当然彼らの生活を支えるマーケットが無い訳がない。上野は日本におけるエスニック文化の起点ともなっている。
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中国とかタイばかりかと思ったらちゃんと韓国食材もある。もう何でもありだ。大阪の鶴橋と匹敵するインパクトがある。
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東南アジア方面に旅行に行った事があるならきっと既視感を覚えるであろう光景。東京に住んでいる外国人は別にアジア系ばかりではない訳だが、ここ上野に来ると殆ど中国韓国東南アジアオンリーで欧米系の匂いは皆無。不思議なものである。
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調味料の類も東南アジア各国のものが豊富に揃えられている。日本でエスニック料理食材を揃えようと思ったら、アメ横センタービル地下が恐らく最強なのではないだろうか。
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タイ・カンボジア・ベトナム・ラオス・フィリピン・マレーシア・インドネシア…何処の国の飯だろうが、もしも東南アジアの料理が恋しくなったらここに買い物に来るとあらかた揃えられるはずである。現地にように激安価格という訳にはいかないが、これだけの品揃えは貴重。
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アメ横をふらふらするだけなら誰でも出来るが、アメ横センタービルの地下にこんな濃密な空間があろうとは。ちょっとの勇気で味わえる束の間の異国体験。上野の底の深さを実感すること請け合い。
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ちなみにアメ横センタービルの上階はどうなってるのか様子を見たらものの見事にシャッター街と化していて笑ってしまった。いろんな意味で大丈夫なんだろうかこのビル。そのうち地下食品街のようにここも外国人だらけになったりしてな。

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東京DEEP案内の管理人です。2008年の開設以来、首都圏一都三県の街歩き情報を淡々と記録し続けております。いわゆる日陰者的物件、観光地にもならない場所、ちょっとアレな地域を見物・考察する事を趣味としております。2017年6月15日、単行本「『東京DEEP案内』が選ぶ 首都圏住みたくない街」(駒草出版)を発売。
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