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幻のあらちゃんフィーバー。アザラシに住民票を交付した埼玉県志木市はこんな街 (全3ページ)

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最近テレビの報道なんかで荒川にアザラシが出没したというのが何度も何度も繰り返し言われていたりする訳だが、震災や放射能やらで大変な時期に何を呑気な…と否定的になるばかりでも心が荒れて良くない。むしろそんな時期だからこそ人々はお祭り騒ぎを求めるのかも知れない。

で、件のアザラシが出没したというのが荒川の秋ヶ瀬取水堰という場所だ。この取水堰が原因で、群れからはぐれて間違って荒川を遡上したアザラシが足止めを食らってしまい、現場付近にうろうろしている事から騒ぎが始まった。その秋ヶ瀬取水堰があるのが埼玉県志木市である。

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このアザラシ報道で「
志木市」という聞き慣れない地名が何度もテレビや新聞などで見聞きする事になった。

ただでさえ存在感皆無な埼玉県の自治体の中でも志木という街は輪をかけて特徴もない郊外の人口約7万人の小規模なベッドタウンで、東武東上線で池袋から20分程度で行ける志木駅を降りるとそこは志木市ではなく新座市という、なんともけったいな土地柄だ。

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駅舎の付近を市境が走っている事から、志木駅の改札を降りて左に出ると新座市、右に出ると志木市の玄関口という事になる。駅前には新座市生涯学習センターなどが入居する「にいざ・ほっとぷらざ」への連絡口まである。

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東武東上線と言えばボロい駅舎と電車と民度…という偏ったイメージがあるのが我々取材班の認識なのだが志木駅に関して言うとかなり違う。近年リニューアルしたばかりの駅舎は超綺麗で、場違いにオサレムード。すっかりここが埼玉だという事を忘れさせてくれよう。狐につままれた気分だ。

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志木駅は東上線沿線随一のベッドタウンとして発展度の高さを見せつけてくれる。意外に侮れないのである。新座市、志木市双方の玄関口であり、商業集積地ととなっているところも特殊だ。もっとも新座市役所はバスで行かなければならない程、距離が離れているが。

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まあでも駅前がいくら綺麗になってもロータリーから見えている店がパチンコ屋やサラ金の店舗ばかりというのがいかにも東上線クオリティな感じで、そのへんはブレないようだ。

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南口に出てしまったら新座市なのでのっけから間違いなのだが、今回は志木市に用事があるので北口に出なければならない。北口もまたマルイやスタバなんぞがあって東上線のくせに生意気な発展ぶりを見せていた。

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マルイが入居している駅前ビルの一角には志木市役所の駅前出張所だってある。確かにこっちこそが正真正銘の志木市のようだ。

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そんなご立派な駅前ビルの前がバスロータリーになっていて、志木市の中心市街地や周辺地域、浦和駅西口などに行ける路線バスが発着している。

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それはいいが駅前ビルの名前が「フォーシーズンズ志木」。四季と志木をかけましたね?その安直でベタ過ぎるセンスにさすがここはダサイタマ領土のはしくれであると膝を打つ他ない。

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でかい駅前ビルだけが目立つが周辺は微妙ながらもそこそこな繁華街となっている。北口は全部志木市の領地かというとそういう訳でもなく、一部に新座市、朝霞市が入り組んでいてかなりややこしい。

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志木の繁華街には何気にナイトライフも充実しておりますですよ。「志木で唯一の昼キャバ」らしいですけどねこの店。

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ここまで周辺を見てきて未だに志木市は何が名物なのかさっぱり分からないのだが、どうやら志木と言えば「カッパ」らしい。

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市内には様々な河童伝説が受け継がれているかららしいが、それに因んで市内各所にこのようなカッパ像が設置されている。その数合計20体。そのうちの3体は志木駅北口のロータリー前に集まっている。どうでもいいがこのカッパ像、上半身だけ見ると「だっちゅーの」みたいだ。

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宇都宮の餃子像に通じる芋臭さを感じずにはいられない志木のカッパ像。20体全部見つける気になるほど暇人にはなれないが、今はカッパよりも「あらちゃん」に狂喜乱舞しているのが現状。ひとまず我々もアザラシ祭りを見ていきますかね。駅前から浦和駅西口行きのバスに乗って市役所方面へ行く事にした。

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東京DEEP案内の管理人です。2008年の開設以来、首都圏一都三県の街歩き情報を淡々と記録し続けております。いわゆる日陰者的物件、観光地にもならない場所、ちょっとアレな地域を見物・考察する事を趣味としております。2017年6月15日、単行本「『東京DEEP案内』が選ぶ 首都圏住みたくない街」(駒草出版)を発売。
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