日本橋界隈 (2) 明治座・浜町公園

人形町から甘酒横丁を抜けると、その先は日本橋浜町。劇場「明治座」のビルがデデーンと現れる。

東京に数ある歌舞伎劇場の中でも、オフィスビルの中に入居している形になっているのはやはりオフィス街の日本橋ならではといったところか。



明治座の隣には浜町公園。隅田川に面した広大な公園となっていて、公園入口からイチョウ並木が伸びている。

この辺は馬喰町・横山町の問屋街が近いのかして周囲は衣料問屋街にもなっている。全体的に通行人の平均年齢が高い。歌舞伎劇場もあるのかしてさっきからオバチャン率がやけに高い。

オバチャン集団が掘り出し物の服を求めて店先に群がる姿はまるでサバンナの光景。平日だったらもう少しサラリーマンがいるのかも知れないが、休日だったので余計にオバチャン軍団が目に付く。

他は大して見るものもないので、浜町公園の中をうろうろする事にした。
公園の前には小便小僧の噴水。

意味不明なポーズにジジイの小便みたいにチョロチョロ出ている水の量、噴水の苔むし具合がなかなか程良い。

噴水の向かいには戦災犠牲者を弔う小さな祠が建っている。もともと浜町公園は関東大震災時の災害復興計画で建てられた公園の一つだったが、明治座を含めてこの一帯は不幸にも震災と戦災で二度も焼け落ちている。

浜町公園の見事なイチョウ並木は秋になると黄金色のトンネルを作り出し、路上を落ち葉とギンナンで覆い尽くす。比較的ギンナンが落ちていないのは、明治座や問屋街を訪れるオバチャン軍団が拾って帰るからだろう。

しかし本当にここまでオバチャンしか居ないような場所も珍しいぞ。

公園の中に都営新宿線浜町駅の入口が突然現れる。新宿から都内東側への移動に有用だが、意外に存在感のない路線である。

中央区で最も面積の大きい公園というだけあって開放感のある空間である。隅田川に面した向こう側は両国・森下といった深川・本所の下町エリアが広がる。

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東京DEEP案内の管理人です。2008年の開設以来、首都圏一都三県の街歩き情報を淡々と記録し続けております。いわゆる日陰者的物件、観光地にもならない場所、ちょっとアレな地域を見物・考察する事を趣味としております。2017年6月15日、単行本「『東京DEEP案内』が選ぶ 首都圏住みたくない街」(駒草出版)を発売。
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