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浦安海岸・ディズニーリゾート隣にホームレスの夢の国 (1)

東京ディズニーリゾートがある浦安市舞浜、おそらく我々東京DEEP案内取材班にとっては最も縁遠い場所で、こんな街に取材に来る事なんか絶対ねーだろと思っていた訳だが、とうとう来てしまった。
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京葉線舞浜駅。毎日全国各地からこの土地には沢山の人々が訪れる。典型的なリア充カップルにファミリー、なぜか一人でディズニーランドに遊びに来ているらしき熊のぬいぐるみを抱いたマニアックな客、修学旅行生、浦安市の成人式参加者(TDL入場料は浦安市が負担)、それに金正日の息子金正男まで…


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舞浜の土地の歴史は昭和50(1975)年に遡る。
昭和58(1983)年の東京ディズニーランド開園を前に、浅海漁業の街であった浦安の「沖の百万坪」と呼ばれる広大な干潟地帯を埋めて、本家ディズニーワールドのあるフロリダ州からマイアミ(舞)ビーチ(浜)の地名を取って「舞浜」の地名と付けたことに始まる。
浦安が漁村の歴史に終止符を打ち本格的に都市開発に乗り出す事となった時期で、ディズニーランドが出来る前の昭和56(1981)年以前は浦安市は東葛飾郡浦安町で、まだ市ですらなかったのだ。
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浮ついた夢の国を横目に眺めながら、東京ディズニーランドの玄関口を避けてディズニーランドホテルの脇に回り込む。
今回我々が目指すのは東京ディズニーリゾートの外周部分にある「浦安海岸」と言われる岸壁である。そこにはホームレス達の夢の国が存在するというのだ。
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ディズニーランドホテルの前を通り抜け、旧江戸川河口に面するディズニーリゾートの駐車場エントランスまで延々と歩いていくのだ。
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次々と自家用車が夢の国に吸い込まれて行くのを傍目で見ながら我々は全く見当外れな場所を目指して歩いて行く。目的地はマイアミビーチよろしくヤシの木が連なる堤防の外なのだ。
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ここからディズニーリゾートを一旦離れて、堤防の外に向かう為に大回りすることになる。
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東京都と千葉県の境、旧江戸川に架かる舞浜大橋の下を潜り堤防へ上がっていく。眼前には変わらずそびえ立つ夢の国があるが、我々が向かうのはホームレス達が自由気ままに暮らしているというもう一つの夢の国だ。
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堤防の外側への進入路は旧江戸川沿いか、もしくは浦安市運動公園側の2ヶ所しか存在しない。広大なディズニーリゾートの敷地を半周以上するため、徒歩ではかなり厳しいルートとなる。出来れば自転車があれば楽だろう。
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後は堤防に沿って気長に歩いて行くだけである。大量のゴミが漂着して伸び放題の葦の葉に絡み付いている。対岸は東京都江戸川区南葛西(堀江町)の団地群「なぎさニュータウン」。
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ほどなく、先程潜り抜けてきた舞浜大橋の下を再度抜ける事になる。
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道の途中で樋門が立ちふさがっているので回り込んで通らなければならない。非常に狭い道だが、ここを訪れる釣り人やホームレスのオッサンは慣れた様子ですり抜けて行く。
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東京臨海部の大動脈でもあり、ディズニー渋滞を巻き起こす首都高湾岸線と湾岸道路が頭上をかすめる。
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舞浜大橋から海側に出ると一気に視界が開けて、旧江戸川河口部の全貌を見る事になる。そこには未だに残る干潟地帯や、川に入り込んで釣りや貝拾いを黙々と行うオッサン達の姿がある。ここが東京ディズニーリゾートの隣にある、もう一つの夢の国だ。

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東京DEEP案内の管理人です。2008年の開設以来、首都圏一都三県の街歩き情報を淡々と記録し続けております。いわゆる日陰者的物件、観光地にもならない場所、ちょっとアレな地域を見物・考察する事を趣味としております。2017年6月15日、単行本「『東京DEEP案内』が選ぶ 首都圏住みたくない街」(駒草出版)を発売。
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