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日本最大級の超豪華絢爛台湾道教寺院「聖天宮」が埼玉の坂戸にある! 

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これが東京のど真ん中にあれば浅草寺みたいなベタな観光地になるのだろうが、埼玉のド田舎にあるので殆ど知名度はなく、我々取材班のような物好きな人間でなければなかなか訪れる事はない。
最近じゃパワースポット(笑)ブームとやらで訪れる観光客もちらほら居るようだが、やっぱり不便な場所なので訪れるなら車があった方がいい。近年開通した圏央道坂戸インターに近い場所にある。

そんな訳でほぼ貸し切り同然で境内を回っている訳だが、施設の案内役として数人のスタッフが常駐している。人件費はともかくこれだけの建物を保全する必要もあるし、そうした運営費用とかはやはり創設者の懐から出てるのだろうか。

前殿内部。様々な道教の神様の像が飾られていてそれぞれ説明書きもある。不思議そうな顔をして突っ立っていると親切なスタッフのおじさんがすぐ声を掛けてくる。場所が場所だし暇そうだな。

ふと天井を見上げるとそこにも複雑極まりない装飾が…確かにこれだけのモノを作ろうとすると15年掛かりましたと言われても納得出来る。もはや文化財として認めちゃっても良さそうなレベルだがそもそも日本のものじゃないし。複雑なところだ。

他、台湾式のおみくじも引けたりするので運試ししたい人は是非。

前殿を抜けてさらにその先の本殿に出る。本殿には道教の最高神にあたる御本尊の三清道祖が祀られている。

また本殿の屋根上に置かれた様々な装飾が豪華過ぎる。どこを見ても日本らしくないなあ…と思いながらも家康を祀る日光東照宮を連想した。日光東照宮もおおよそ日本らしくないド派手な色遣いと装飾で知られる神社だが、それも道教の影響を強く受けているらしい。

本殿手前の龍の彫り物もド派手。これも一枚の板から造られているようだ。

さすがに御本尊が祀られているだけあって本殿は内部撮影禁止らしく、スタッフのおじさんに聞いた所、丁重にお断りされてしまった。WEB上で様子をお伝えできるのはここまでだ。
しかし中の祭壇には何故かサラダ油が大量に供え物として置かれていた。明かりを灯す為の油が昔高価だった為、油を供える事は神様への厚い気持ちを示しているのだとか。しかしなんでサラダ油なのか。ゴマ油とかオリーブ油とかじゃダメなのか。

振り返った前殿は一面ガラス板で覆われていた。完成したのが1995年というのでもう15年以上になる訳だが、経年変化を微塵も感じさせない金ピカぶりにまた驚く。

前殿から本殿へのアプローチとなる廊下。ことごとく中華風味で赤を基調に色とりどりの配色が使われた模様が美しい。

スタッフのおじさん曰く「鐘楼にも登れますのでどうぞ」との事だったので、遠慮もせず登ってみることに。前殿手前に出入口があるのでそこから入る。

鐘楼の真下から螺旋状に細い階段が上へ伸びている。3階分の高さまで一気に登る事が出来る。信者でもないのにわざわざ隅々まで見せてもらって有り難い限りである。

ちょっと肥満体にはキツいかも知れない幅のやたら細い階段を登り詰めると確かにでかい鐘が吊るされていた。午後3時には「ゴーン」と鐘の音が鳴り響くのでそこだけは要注意。

鐘楼の外から聖天宮の境内および周辺の景色を眺める事が出来る。昔は立ち入り禁止だったらしいが、運営者の気前が良いのか知らぬが後になって一般開放されたとの事。

反対側を見ると、そこはやはり埼玉の田園地帯だった。周囲から見ても明らかに浮いた存在だが、そこがまたいい。

ちなみに毎週土曜日朝7時半から8時までは聖天宮天門広場で「早朝太極拳 in 坂戸」が開催されるそうです。お暇な方は運動に適した服装で聖天宮までどうぞ。遠いけど。あと、近年になって埼玉県がヲタ向け観光に力を入れている企画の一つとして聖天宮コスプレ撮影バスツアーもあるらしい。どうやら鷲宮らき☆すた神社で完全に味を占めたようだ。このまま埼玉にはB級県っぷりを突っ切ってもらいたい。


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東京DEEP案内の管理人です。2008年の開設以来、首都圏一都三県の街歩き情報を淡々と記録し続けております。いわゆる日陰者的物件、観光地にもならない場所、ちょっとアレな地域を見物・考察する事を趣味としております。2017年6月15日、単行本「『東京DEEP案内』が選ぶ 首都圏住みたくない街」(駒草出版)を発売。
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