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【祝!アド街で放送】山手線住みたくない街不動の一位を誇る「鶯谷」には何があるのか

全29駅あるJR山手線沿線の中でも最も乗降客数が少なく「ダサい街」「絶対に住みたくない街」ランキングのワーストワンを堂々と掻っ攫う街、それが上野のすぐ隣にある「鶯谷」である。

台東区 鶯谷

なぜ鶯谷がそんなに嫌われ者になっているのかというと、これまでも当系列サイトでお伝えしてきたような「駅前全部ラブホ街」「アレ以外の用事が思いつかない」といった所謂大人の歓楽街的なイメージ一辺倒で語られる中で、とても住む場所として考えられない環境であるという理由が挙げられる。

台東区 鶯谷

それはもう実際その通りですとしか言いようがなく、駅周辺には弁解の余地もない程にソッチ系の特殊産業を中心とした店舗が一通り揃っていて、駅前の何の変哲もない薬局ですらこの有様である。「立ち上がれ!!日本男児」「波動砲発射!!」などと言われましてもね…

台東区 鶯谷

思えば鶯谷については当サイトもそのような文脈で「この街ヤベエ」と表面をなぞるに留まっていたに過ぎない。しかしまさかこの土地には来ないであろうと思っていたテレ東の長寿番組「出没!アド街ック天国」の5月14日放送分でなんと「鶯谷」が取り上げられる事になり、当方も慌てて過去の写真を見返して、この街に何があるのか振り返る事にしたのだ。

鶯谷駅前の風景を眺めてみましょう

台東区 鶯谷

JR山手線・京浜東北線で上野からたったの一駅、そこが鶯谷駅である。京浜東北線は昼間の快速運転中は通過駅となるので、山手線で来た方が無難であろう。北口と南口の2ヶ所出入口があるが、南口は上野公園、寛永寺、東京国立博物館がすぐ隣にあり、上野桜木という台東区では珍しいちょっとした高級住宅街もある「山の手」エリア。

台東区 鶯谷

それに対して線路を挟んだ向かい側の平地にゲスなホテル街や居酒屋等がひしめく「下町」エリアが隣り合っている。駅前から相反する東京の二つの顔が拝める、グリコ的に言う所の「一粒で二度おいしい」街でもあるのだ。駅前の跨線橋(新坂橋)が山の手と下町を隔てる、さしずめ「国境の橋」となっている。

台東区 鶯谷

この鶯谷駅南口を見ると、客待ちをするタクシーに混じってちょいちょい怪しげなワゴン車が行き来する姿が見られる。これらの車は東京屈指の現役色街「吉原」にあるお風呂屋さんの送迎車である。吉原は駅から遠いので、昔は最寄り駅の一つだった当駅前に大量にこの手の送迎車が溢れていたそうだが、最近は客のマナーの悪さなどから警察のお達しを受け送迎自粛を取っている店舗が多い。

台東区 鶯谷

跨線橋越しに線路東側の飲み屋街が遠目に眺められる。線路沿いに未だに残る昭和の盛り場の残照…「バー 美しい乙女の城 シスター ホステス募集」とあるがいつの時代の乙女の城なのかさっぱり分かりません。

台東区 鶯谷

跨線橋を降りるとそこは鶯谷駅周辺で一番の盛り場が広がっている。跨線橋の下を潜って反対側に出ると有名な元グランドキャバレーの豪勢な店内をオープンスペースにしている「東京キネマ倶楽部」がある。

台東区 鶯谷

跨線橋の階段を降りたところにある薬局もやはり「精力剤推し」。元来、鶯谷がどのような街なのか今更改めて説明するまでもないだろう。

台東区 鶯谷

その先に見えるのは、猫の額ほどしかない小さな小さな飲み屋小路である。小さいながらも駅前一等地に戦後のドサクサで建てました的な独特の猥雑感を放っている事には違いない。

台東区 鶯谷

ここいらのピンクに塗られたモルタル壁の建物なんかは特に戦後の面影を今に留めていて素敵な雰囲気ではないでしょうか。

台東区 鶯谷

そんな雑然とした空間にモクモクと煙を上げて呑んだくれオヤジがさながら公園で餌を撒いて集まる鳩の如く群がっている店舗がある。焼き鳥屋の「ささのや」である。この駅前一等地で焼き鳥一本70円という驚愕の安値で商売している名物店だ。「せんべろ」とは良く言うものだがこの店だと「五百べろ」も実現できる。下町オヤジにとっては夢のような焼き鳥屋である。

台東区 鶯谷

そんな「ささのや」の脇から路地に入り込むとその先はおしなべてソッチ系のホテルが立ち並ぶクソ怪しい街並みが現れる。鶯谷駅周辺だけで40軒以上はその手のお宿が密集している都内屈指の「夜の街」だ。やはり特殊産業の集積地である上野や吉原に近い土地柄だけにこうなってしまったのか。

台東区 鶯谷

この路地は昼間っからでも外国人の怪しいオバサンが常駐していて男一人で歩いていると必ずお声を掛けられてしまうデンジャラスな地雷原となっている。でも警察の見回りも頻繁にあるみたいで最近は割と彼女達を見かける事も無くなった。今じゃ新大久保駅前の路地裏の方がヤバイかもな。

台東区 鶯谷

これまで首都圏各所の至る街を巡ってきた我々でも、これほどまでに街中にこの手の警告看板を置きまくっている場所は鶯谷と町田駅南口くらいしか知らない。

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東京DEEP案内の管理人です。2008年の開設以来、首都圏一都三県の街歩き情報を淡々と記録し続けております。いわゆる日陰者的物件、観光地にもならない場所、ちょっとアレな地域を見物・考察する事を趣味としております。2017年6月15日、単行本「『東京DEEP案内』が選ぶ 首都圏住みたくない街」(駒草出版)を発売。

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